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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90114-02
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10 レポート処理および出力文書のプロパティの設定

この章では、BI Publisherでレポート処理および出力ドキュメントのプロパティを構成する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

概要

「レポート・プロパティ」ダイアログの「書式設定」タブを使用して、ランタイム・フォーマットのプロパティをレポート・レベルで設定できます。

これらのプロパティは、システム・レベルでも設定できます。各レベルのプロパティで競合する値が設定されている場合、レポート・レベルが優先されます。

レポート・レベルでプロパティを設定するには:

  1. レポート・エディタでレポートを開きます。
  2. 「プロパティ」をクリックして「レポート・プロパティ」ダイアログを表示します。
  3. フォーマット」タブをクリックして、フォーマット・プロパティを表示します。

各プロパティの「レポート値」は更新可能ですが、「サーバー値」は参照用として表示されています。

次の図に、「レポート・プロパティ」ダイアログの「書式設定」タブを示します。

PDF出力のプロパティ

次の表に、PDF出力に使用可能なプロパティの説明を示します。

プロパティ名 説明 デフォルト 内部名
圧縮PDF出力

TrueまたはFalseを指定して、出力PDFファイルの圧縮を制御します。

True pdf-compression
PDFビューア・メニュー・バーの非表示

Trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューア・アプリケーションのメニュー・バーが非表示になります。ブラウザの外部にあるスタンドアロンAcrobat Readerアプリケーションで出力を表示する「エクスポート」ボタンを使用するときのみ、メニュー・バー・オプションは有効になります。

False pdf-hide-menubar
PDFビューア・ツール・バーの非表示

Trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューワ・アプリケーションのツールバーが非表示になります。

False pdf-hide-toolbar
スマート引用符の置換

PDF出力でスマート引用符を直線の引用符と置き換えない場合は、Falseに設定します。

True pdf-replace-smartquotes
すべてのページで1つの共有リソース・オブジェクトのみを使用

BI Publisherのデフォルト・モードでは、PDFファイルのすべてのページで共有されるリソース・オブジェクトが1つ作成されます。このモードには全体的なファイル・サイズをより小さくできる利点があります。ただし、次のような欠点があります。

  • 多くのSVGオブジェクトが使用されている大きなファイルでは、表示に時間がかかる場合がある

  • Adobe Acrobatを使用してファイルを部分的に抽出または削除して分割すると、抽出された部分ごとに単一の共有リソース・オブジェクトが組み込まれるため(ファイル全体のすべてのSVGオブジェクトを含む)、編集後のPDFファイルはサイズが大きくなる

このプロパティをFalseに設定すると、ページごとにリソース・オブジェクトが作成されます。ファイル・サイズは大きくなりますが、PDFの表示は速くなり、PDFをより小さいファイルへ分割することもより簡単になります。

True pdf-use-one-resources
PDFナビゲーション・パネルの初期表示

ユーザーがPDFレポートを最初に開いたときのナビゲーション・パネルの表示を制御します。次のオプションがサポートされています。

  • パネル縮小 - ナビゲーション・パネルが縮小された状態でPDF文書を表示します。

  • ブックマークを開く(デフォルト) - 移動を容易にするブックマーク・リンクを表示します。

  • ページを開く - PDFの各ページのクリック可能なサムネイル・ビューを表示します。

ブックマークを開く pdf-pagemode

PDFセキュリティのプロパティ

次の表で説明するプロパティを使用して、出力PDF文書のセキュリティ設定を制御します。

プロパティ名 説明 デフォルト 内部名
PDFセキュリティ有効化

Trueを指定した場合、出力PDFファイルは暗号化されます。次のプロパティも指定できます。

  • ドキュメント・パスワードを開く

  • 権限パスワードの変更

  • 暗号化レベル

False pdf-security
ドキュメント・パスワードを開く

このパスワードは、文書を開くために必要です。ユーザーは文書を開くことのみ可能になります。このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」がTrueに設定されている場合のみ使用できます。BI Publisherは、Adobeのパスワード制限に従うことに注意してください。パスワードに含められるのはLatin 1の文字のみで、長さは32バイトまでです。

該当なし pdf-open-password
権限パスワードの変更

このパスワードを使用して、ユーザーはセキュリティ設定を上書きできます。このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」にLatin 1の文字のみが含まれている場合にのみ有効であり、長さは32バイト以下である必要があります。

該当なし pdf-permissions-password
暗号化レベル

出力PDFファイルの暗号化レベルを指定します。有効な値は、次のとおりです。

  • 0: 低(40-bit RC4、Acrobat 3.0以上)

  • 1: 中(128-bit RC4、Acrobat 5.0以上)

  • 2: 高(128-bit AES、Acrobat 7.0以上)

このプロパティは、「PDFセキュリティ有効化」がTrueに設定されている場合にのみ有効です。「暗号化レベル」が0に設定されている場合、次のプロパティも設定できます。

  • 印刷無効化

  • ドキュメント変更無効化

  • コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化

  • コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合、次のプロパティが使用可能です。

  • スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化

  • テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化

  • 許可された変更レベル

  • 許可された印刷レベル

pdf-encryption-level

ドキュメント変更無効化

「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、PDFファイルを編集できません。

False pdf-no-changing-the-document
印刷無効化

「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、PDFファイルを印刷できません。

False pdf-no-printing
コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化

「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、コメントおよびフォーム・フィールドの追加または変更機能を使用できません。

False pdf-no-accff
コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化

「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ機能を使用できません。

False pdf-no-cceda
スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、スクリーン・リーダー・デバイスのテキスト・アクセス機能が使用可能になります。

True pdf-enable-accessibility
テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。Trueに設定すると、テキスト、イメージおよびその他のコンテンツのコピー機能が使用可能になります。

False pdf-enable-copying
許可された変更レベル

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。

  • 0: なし

  • 1: ページの挿入、削除および回転が許可されます。

  • 2: フォーム・フィールドへの入力および署名が許可されます。

  • 3: コメント、フォーム・フィールドへの入力および署名が許可されます。

  • 4: ページの抽出以外のすべての変更が許可されます。

なし pdf-changes-allowed
許可された印刷レベル

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。

  • 0: なし

  • 1: 低解像度(150 dpi)

  • 2: 高解像度

なし pdf-printing-allowed

「PDFデジタル署名」プロパティ

次の表で説明するプロパティは、レポート・レベルでのみ設定する必要があります。これにより、レポートのデジタル署名を有効にし、出力PDF文書の署名場所を定義できます。

出力PDFドキュメントのデジタル署名を有効にする方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』のデジタル署名の実装に関する項を参照してください。

注意:

PDFレイアウト・テンプレートまたはRTFレイアウト・テンプレートに基づいてレポートのデジタル署名を実装するには、レポートの「デジタル署名の有効化」プロパティをTrueに設定する必要があります。

出力レポートの必要な場所にデジタル署名を配置するには、プロパティを適切に設定することも必要です。デジタル署名の配置場所の選択肢は、テンプレート・タイプによって異なります。選択肢は次のようになります。

  • (PDFのみ)「既存の署名フィールド名」プロパティを設定し、特定のフィールドにデジタル署名を配置します。

  • (RTFとPDF)「署名フィールドの場所」プロパティを設定し、ページの一般的な場所(左上、上部中央または右上)にデジタル署名を配置します。

  • (RTFとPDF)「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティを設定し、特定の場所をX座標とY座標で指定してデジタル署名を配置します。

    このオプションを選択すると、「署名フィールドの幅」「署名フィールドの高さ」を設定して、文書におけるフィールドのサイズも定義できます。

プロパティ名 説明 デフォルト 内部名
デジタル署名の有効化

レポートのデジタル署名を有効にするには、Trueに設定します。

False signature-enable
既存の署名フィールド名

このプロパティは、PDFレイアウト・テンプレートにのみ適用されます。レポートがPDFテンプレートに基づく場合、デジタル署名の配置先であるPDFテンプレートのフィールドを入力できます。

「デジタル署名用フィールドの追加または指定」を参照してください。

該当なし signature-field-name
署名フィールドの場所

このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。このプロパティには、「左上」、「上部中央」、「右上」で構成されるリストがあります。これらの一般的な場所のいずれかを選択すると、BI Publisherによって、デジタル署名が適切なサイズと位置に調整され出力文書に挿入されます。このプロパティを設定する場合、X座標とY座標のプロパティまたは幅と高さのプロパティは入力しないでください。

該当なし signature-field-location
署名フィールドのX座標

このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の左端をX軸の原点として使用し、その左端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において水平方向にデジタル署名を配置する場合は、306と入力します。

0 signature-field-pos-x
署名フィールドのY座標

このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の下端をY軸の原点として使用し、その下端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において垂直方向にデジタル署名を配置する場合は、396と入力します。

0 signature-field-pos-y
署名フィールドの幅

挿入するデジタル署名フィールドに必要な幅をポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。

0 signature-field-width
署名フィールドの高さ

挿入するデジタル署名フィールドに必要な高さをポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。

0 signature-field-height

PDF/A出力のプロパティ

PDF/A出力を構成するためのプロパティを設定します。

次の表に、PDF/A出力のプロパティを示します。「PDF/A出力の生成」を参照してください。

プロパティ名 説明 デフォルト 内部名
PDF/Aバージョン

PDF/A標準のいずれか1つを選択します。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:Versionフィールドに設定されています。PDF/A-1Bでは、文書の視覚的外観と構造が保持されます。PDF/A-2Bは、PDF/A-1Bの機能をサポートし、透過性を保持し、圧縮されたオブジェクトとXRefストリームを使用してPDFファイルのサイズを小さくします。

PDF/A-1B pdfa-version
PDF/A ICCプロファイル・データ

ICCプロファイル・データ・ファイルの名前(例: CoatedFOGRA27.icc)

ICC (International Color Consortium)プロファイルは、このPDF/Aファイルを表示する環境の色特性を記述したバイナリ・ファイルです。選択するICCプロファイルのメジャー・バージョンは4未満である必要があります。

JVMでデフォルト設定以外の特定のプロファイル・データ・ファイルを使用するには、そのファイルを取得して<bi publisher repository>/Admin/Configurationの下に置きます。このプロパティを設定する場合、「PDF/A ICCプロファイル情報」の値(pdfa-icc-profile-info)も設定する必要があります。

JVMで指定されるデフォルトのプロファイル・データ pdfa-icc-profile-data
PDF/A ICCプロファイル情報

ICCプロファイル情報(pdfa-icc-profile-dataが指定されている場合に必須)

sRGB IEC61966-2.1 pdfa-icc-profile-info
PDF/Aファイル識別子

メタデータ・ディクショナリのxmpMM:Identifierフィールドに設定されている、1つ以上の有効なファイル識別子。複数の識別子を指定するには、値をカンマ(,)で区切ります。

自動的に生成されるファイル識別子 pdfa-file-identifier
PDF/AドキュメントID

有効なドキュメントID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:DocumentIDフィールドに設定されています。

なし pdfa-document-id
PDF/AバージョンID

有効なバージョンID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:VersionIDフィールドに設定されています。

なし pdfa-version-id
PDF/Aレンディション・クラス

有効なレンディション・クラス。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:RenditionClassフィールドに設定されています。

なし pdfa-rendition-class

PDF/X出力プロパティ

PDF/X出力を構成するためのプロパティを設定します。

次の表に、PDF/X出力のプロパティを示します。これらのプロパティに設定する値は、印刷デバイスによって異なります。他のプロパティに対する次の制限事項に注意してください。

  • pdf-version - PDF/X-1a出力には、1.4を超える値は許容されません。

  • pdf-security - Falseに設定する必要があります。

  • pdf-encryption-level - 0に設定する必要があります。

  • pdf-font-embedding - Trueに設定する必要があります。

「PDF/X出力の生成」を参照してください。

プロパティ名 説明

PDF/X ICCプロファイル・データ

デフォルト: なし

説明: (必須) ICCプロファイル・データ・ファイルの名前。例: CoatedFOGRA27.icc.

ICC (International Color Consortium)プロファイルは、想定される出力デバイスの色特性を記述したバイナリ・ファイルです本番環境では、カラー・プロファイルは、生成されたPDF/Xファイルを印刷する印刷会社により提供されます。このファイルは<bi publisher repository>/Admin/Configurationにある必要があります。

プロファイルはAdobe(http://www.adobe.com/support)またはcolormanagement.org (http://www.colormanagement.org/)から入手することもできます。

内部名: pdfx-dest-output-profile-data

PDF/X出力条件識別子

デフォルト: なし

説明: (必須) ICC (International Color Consortium)に登録された標準の印刷条件のいずれかの名前。PDF/X-1aで使用する標準のCMYK印刷条件のリストは、次のICC Webサイトで提供されています: http://www.color.org/chardata/drsection1.xalter。このプロパティに入力する値は有効な参照名(FOGRA43など)です。

想定される印刷環境に適した値を選択します。この名前は、PDF/Xドキュメントの使用者により、ファイルの自動処理をガイドするのに使用されたり、対話型のアプリケーションでデフォルトの設定を通知するのに使用される場合が多くあります。

内部名: pdfx-output-condition-identifier

PDF/X出力条件

デフォルト: なし

説明: 交換ファイルを受信するサイトで人間のオペレータが意味を把握できる形式で、目的の印刷条件を記述する文字列。この値は、OutputIntentsディクショナリのOutputConditionフィールドで設定されています。

内部名: pdfx-output-condition

PDF/Xレジストリ名

デフォルト: http://www.color.org

説明: レジストリ名。このプロパティは、pdfx-output-condition-identifierがICCレジストリ以外のレジストリに登録されている特徴描写名に設定されている場合に設定します。

内部名: pdfx-registry-name

PDF/Xバージョン

デフォルト: PDF/X-1a:2003

説明: InfoディクショナリのGTS_PDFXVersionフィールドおよびGTS_PDFXConformanceフィールドに設定されているPDF/Xバージョン。現在サポートされている値はPDF/X-1a:2003のみです。

内部名: pdfx-version

RTF出力のプロパティ

いくつかの事前定義済のプロパティを使用して、RTF出力を構成できます。

次の表で説明するプロパティを使用して、RTF出力を構成します。

プロパティ名 説明

変更トラッキング有効化

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、出力RTFドキュメントでの変更トラッキングを有効化します。

内部名: rtf-track-changes

追跡済変更のためのドキュメントの保護

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、ドキュメントの追跡済変更が保護されます。

内部名: rtf-protect-document-for-tracked-changes

デフォルト・フォント

デフォルト: Arial:12

説明: 他のフォントが定義されていない場合に、このプロパティを使用してRTF出力のフォント・スタイルとサイズを定義します。これは、生成されたレポートにおいて空の表セルのサイズを制御する場合に特に便利です。<FontName>:<size>の書式でフォント名とサイズを入力します。例: Arial:12。選択するフォントは、実行時にBI Publisher処理エンジンで使用可能である必要があります。BI Publisherサーバー用のフォントのインストール方法およびBI Publisher用に事前定義されているフォントのリストは、「フォント・マッピングの定義」を参照してください。

内部名: rtf-output-default-font

HTML出力のプロパティ

次の表で説明するプロパティを設定して、HTML出力ファイルを制御できます。

プロパティ名 説明

ヘッダーの表示

デフォルト: true

説明: HTML出力でテンプレート・ヘッダーを非表示にするには、falseに設定します。

内部名: html-show-header

フッターの表示

デフォルト: true

説明: HTML出力でテンプレート・フッターを非表示にするには、falseに設定します。

内部名: html-show-footer

スマート引用符の置換

デフォルト: true

説明: HTML出力でスマート引用符がストレート引用符に置換されないようにするには、falseに設定します。

内部名: html-replace-smartquotes

文字セット

デフォルト: UTF-8

説明: 出力HTMLのキャラクタ・セットを指定します。

内部名: html-output-charset

HTML出力のアクセス可能化

デフォルト: false

説明: HTML出力へのアクセスを可能にするには、trueを指定します。

内部名: make-accessible

表の列への幅の割合の使用

デフォルト: true

説明: ポイント単位の値ではなく表の全幅におけるパーセンテージ値に応じて表の列をレンダリングするには、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティは、ブラウザで列幅が非常に広い表がレンダリングされる場合に特に便利です。このプロパティをtrueに設定すると、表が見やすくなります。

内部名: html-output-width-in-percentage

ページ区切りで表示

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、レポート・ビューアでは、HTML出力がページが区切られた状態でレンダリングされます。次の機能が含まれます。

  • 目次の生成

  • ページの上部および下部のナビゲーション・リンク

  • HTMLドキュメント内の特定のページにスキップする機能

  • ブラウザの検索機能を使用した、HTMLドキュメント内の文字列検索

  • ブラウザのズーム機能を使用した、HTMLドキュメントの拡大/縮小

注意:

これらの機能はレポート・ビューアからのオンライン表示の場合にのみサポートされます。

FO処理のプロパティ

次の表で説明するプロパティを設定して、FO処理を制御できます。

プロパティ名 説明

BI PublisherのXSLTプロセッサの使用

デフォルト: true

説明: BI Publisherのパーサーの使用を制御します。falseに設定すると、XSLTは解析されません。

内部名: xslt-xdoparser

XSLTプロセッサのスケーラブル機能有効化

デフォルト: false

説明: XDOパーサーのスケーラブル機能を制御します。このプロパティを有効にするには、「BI PublisherのXSLTプロセッサの使用」プロパティをtrueに設定する必要があります。

内部名: xslt-scalable

XSLTランタイム最適化の有効化

デフォルト: true

説明: trueに設定すると、FOプロセッサのパフォーマンス全体が向上し、一時ディレクトリに生成される一時FOファイルのサイズは大幅に減少します。レポートが小さい場合(1から2ページ程度)、パフォーマンスの向上は顕著ではありません。このプロパティをtrueに設定した場合のパフォーマンスをさらに向上させるために、「属性セットの抽出」プロパティをfalseに設定することをお薦めします。詳細は、「「RTFテンプレート」プロパティ」を参照してください。

内部名: xslt-runtime-optimization

XPATH最適化の有効化

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、XMLデータ・ファイルで要素の頻度が解析されます。この情報はXSLでのXPathの最適化に使用されます。

内部名: xslt-xpath-optimization

処理中にキャッシュされたページ

デフォルト: 50

説明: このプロパティは、「一般」プロパティで「一時ディレクトリ」を指定した場合のみ有効になります。目次の生成に、FOプロセッサでは、ページ数がこのプロパティで指定した値を超えるまでページをキャッシュします。その後、キャッシュしたページを一時ディレクトリ内のファイルに書き込みます。

内部名: system-cache-page-size

Bidi言語の桁代替タイプ

デフォルト: 国別

説明: 有効な値は、「なし」「国別」です。「なし」に設定すると、東ヨーロッパの数字が使用されます。「国別」に設定すると、ヒンディー形式(アラビア・インド数字)が使用されます。この設定は、ロケールがアラビア語の場合のみ有効です。それ以外の場合は無視されます。

内部名: digit-substitution

変数ヘッダー・サポート無効化

デフォルト: false

説明: trueの場合は、変数ヘッダーのサポートが無効になります。変数ヘッダーをサポートすると、ヘッダーのサイズがコンテンツに応じて自動的に拡張されます。

内部名: fo-prevent-variable-header

FOのマージ時にプリフィクスをIDに追加

デフォルト: false

説明: 複数のXSL-FO入力をマージする際、IDの競合を解決するため、FOプロセッサがランダムな接頭辞を自動的に追加します。このプロパティをtrueにすると、この機能が無効になります。

内部名: fo-merge-conflict-resolution

マルチスレッド有効化

デフォルト: false

説明: マルチプロセッサ・マシンまたはデュアルコア・シングル・プロセッサを備えたマシンを使用している場合、このオプションをTrueにすると、ドキュメントの生成速度が上がります。

内部名: fo-multi-threads

外部参照無効化

デフォルト: true

説明: true (デフォルト)に設定されていると、XSL処理とXML解析の実行中、セカンダリ・ファイル(サブテンプレートや他のXMLドキュメントなど)のインポートが許可されません。これによって、システムのセキュリティが向上します。レポートやテンプレートで外部ファイルがコールされる場合は、falseに設定します。

内部名: xdk-secure-io-mode

FO解析バッファ・サイズ

デフォルト: 1000000

説明: FOプロセッサのバッファ・サイズを設定します。バッファがフルになると、バッファの要素はレポートでレンダリングされます。大きな表やピボット・テーブルのあるレポートでは複雑なフォーマット処理や計算処理が必要になりますが、これらのオブジェクトをレポートにおいて適切にレンダリングするには、大きなバッファが必要になる場合があります。このようなレポートの場合は、レポート・レベルでバッファのサイズを大きくします。この値を大きくすると、システムのメモリー使用量に影響します。

内部名: fo-chunk-size

サブ・テンプレートのXSLTランタイム最適化の有効化

デフォルト: true

注意:

BI Publisherサーバーでのデフォルトはtrueです。FOProcessorを直接コールする場合、デフォルトはfalseです。

説明: XSLを1つのみXDKに渡して後続処理を行う前に、FOProcessorでXSLインポートを実行するオプションを提供します。これにより、サブ・テンプレートがすでに含まれているメインXSLテンプレート全体にxslt-optimizationを適用できます。

内部名: xslt-do-import

PPTXネイティブ・チャート・サポートの有効化

デフォルト: false

説明: このプロパティはPowerPoint 2007出力に適用されます。trueに設定すると、PowerPoint 2007出力のチャートはネイティブPowerPoint (PPTX)チャートとしてレンダリングされます。falseに設定すると、チャートは埋込みPNGイメージとしてレンダリングされます。

内部名: pptx-native-chart

レポート・タイムゾーン

デフォルト: ユーザー

説明: 有効な値: ユーザーまたはJVM。

「ユーザー」に設定されている場合、BI Publisherはレポートにユーザー・レベルのレポート・タイムゾーンを使用します。ユーザーのレポート・タイムゾーンはアカウント設定で設定されます。

「JVM」に設定されている場合、BI Publisherはすべてのユーザーのレポートに、サーバーのJVMタイムゾーン設定を使用します。したがって、個々のユーザー設定にかかわらず、すべてのレポートで同じ時間が表示されます。この設定は、レポート・レベルで上書きできます。

内部名: fo-report-timezone

DOCX出力

次の表で説明するプロパティを使用して、Microsoft Word出力を構成できます。

プロパティ名 説明

変更トラッキング有効化

デフォルト: False

説明: このプロパティをTrueに設定すると、BI Publisherで生成したMicrosoft Wordドキュメントの変更追跡が可能です。

追跡済変更のためのドキュメントの保護

デフォルト: False

説明: このプロパティをTrueにすると、追跡済変更以外の変更からドキュメントが保護されます。すべての編集は追跡され、他のユーザーは追跡済変更を承認できず、元のドキュメントは変更されません。

デフォルト・フォント

デフォルト: Arial:12

説明: テンプレートで使用したフォントがMicrosoft Wordで使用可能な場合、テンプレートのフォントが使用されます。テンプレートで使用したフォントがMicrosoft Wordで使用不可な場合、ここで指定するデフォルトのフォントが使用されます。次のようにして、デフォルト・フォントを入力します。

フォント名:フォント・サイズ

例: Courier:10

RTFテンプレートのプロパティ

いくつかの設定を行って、RTFテンプレートを構成できます。

次の表で説明するプロパティを設定して、RTFテンプレートを制御できます。

プロパティ名 説明

属性セットの抽出

デフォルト:: 自動

説明: RTFプロセッサによって、生成されたXSL-FO内の属性セットが自動的に抽出されます。抽出されたセットは追加FOブロックに配置され、参照できます。これにより、処理パフォーマンスが向上し、ファイル・サイズが縮小されます。有効な値は次のとおりです。

  • 「有効化」 - すべてのテンプレートおよびサブ・テンプレートの属性セットを抽出します。

  • 「自動」 - テンプレートの属性セットは抽出しますが、サブ・テンプレートの属性セットは抽出しません。

  • 「無効化」 - 属性セットは抽出しません。

内部名: rtf-extract-attribute-sets

XPathリライト有効化

デフォルト: true

説明: RTFテンプレートをXSL-FOへ変換する際に、RTFプロセッサはXMLタグ名を自動的に書き換え、フルXPath表記が示されるようにします。この機能を無効にするには、このプロパティをfalseに設定します。

内部名: rtf-rewrite-path

チェックボックスに使用する文字

デフォルト: Albany WT J;9746;9747/A

説明: BI PublisherのデフォルトのPDF出力フォントには、チェック・ボックスを表す絵文字が含まれていません。テンプレートにチェック・ボックスが含まれている場合は、このプロパティを使用してPDF出力のチェック・ボックス表記するUnicodeフォントを定義します。次の構文を使用して、選択された状態と選択解除の状態を表すUnicodeフォント番号を定義する必要があります。fontname;<trueの値の絵文字のUnicodeフォント番号 >;<falseの値の絵文字のUnicodeフォント番号>

例: Albany WT J;9746;9747/A、指定するフォントは、実行時にBI Publisherで使用可能である必要があります。

内部名: rtf-checkbox-glyph

PDFテンプレートのプロパティ

次の表で説明するプロパティを設定して、PDFテンプレートを制御できます。

プロパティ名 説明

出力からPDFフィールドを削除

デフォルト: false

説明: 出力からPDFフィールドを削除する場合はtrueを指定します。PDFフィールドを削除した場合、フィールドに入力されたデータは抽出できません。

繰返しフィールドについては、このプロパティの値はデフォルトではtrueに設定され、falseには変更できません。

「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: remove-pdf-fields

出力ですべてのフィールドを読取専用に設定

デフォルト: true

説明: BI Publisherのデフォルトでは、PDFテンプレートの出力PDFの全フィールドが読取り専用に設定されます。すべてのフィールドを更新可能に設定する場合は、このプロパティをfalseに設定します。

詳細は、「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: all-field-readonly

各フィールドの読取専用設定を保持

デフォルト: false

説明: 各フィールドの読取り専用設定をPDFテンプレートの定義どおりに保持する場合は、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティは「出力ですべてのフィールドを読取専用に設定」の設定よりも優先されます。

詳細は、「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: all-fields-readonly-asis

Flashテンプレートのプロパティ

次の表で説明するプロパティを設定して、Flashテンプレートを制御できます。

プロパティ名 説明

ラッパー・ドキュメントのページ幅

デフォルト: 792

説明: 出力PDF文書の幅をポイント単位で指定します。デフォルトは792(11インチ)です。

内部名: flash-page-width

ラッパー・ドキュメントのページの高さ

デフォルト: 612

説明: 出力PDF文書の高さをポイント単位で指定します。デフォルトは612(8.5インチ)です。

内部名: flash-page-height

PDFのフラッシュ領域の開始X位置

デフォルト: 18

説明: 文書の左端を軸の原点として使用し、PDF文書におけるFlashオブジェクトの横方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。

内部名: flash-startx

PDFのフラッシュ領域の開始Y位置

デフォルト: 18

説明: 文書の左上隅を軸の原点として使用し、PDF文書におけるFlashオブジェクトの縦方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。

内部名: flash-starty

フラッシュ領域の幅

デフォルト: SWFにおけるポイント単位のフラッシュの幅と同じ

説明: 文書におけるFlashオブジェクトの占有領域の幅をポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの幅です。

内部名: flash-width

フラッシュ領域の高さ

デフォルト: SWFにおけるポイント単位のフラッシュの高さと同じ

説明: 文書におけるFlashオブジェクトの占有領域の高さをポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの高さです。

内部名: flash-height

CSV出力のプロパティ

次の表で説明するプロパティを使用して、カンマ区切り値の出力を制御します。

プロパティ名 説明

CSVデリミタ

デフォルト: ,

説明: カンマで区切られた値の出力でデータの区切りに使用する文字を指定します。他のオプションには、セミコロン(;)、タブ(\t)および縦線(|)があります。

先行/後続の空白の削除

デフォルト: false

説明: データ要素とデリミタの間で先行空白と後続空白を削除するには、Trueを指定します。

Excel 2007の出力のプロパティ

次の表で説明するプロパティを使用して、Excel 2007出力を制御します。

プロパティ名 説明

グリッド線の表示

デフォルト: false

説明: Excelの表のグリッド線をレポート出力に表示する場合はtrueに設定します。

新規シートとして改ページ

デフォルト: true

説明: Trueに設定すると、レポート・テンプレートで指定した改ページによって、Excelワークブックに新しいシートが生成されます。

最小列幅

デフォルト: 3(単位はポイント、0.04インチ)

説明: 列の幅が指定の最小値よりも狭く、データが含まれていない場合、この列は前の列とマージされます。値は、ポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は0.5から20ポイントです。

最小行高

デフォルト: 1(単位はポイント、0.01インチ)

説明: 行の高さが指定の最小値よりも低く、データが含まれていない場合、この行は削除されます。値は、ポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は.001から5ポイントです。

値を同一列に保持

デフォルト: False

説明: このプロパティをTrueに設定すると、列のマージが最小化されます。列幅は、「表の自動レイアウト」プロパティで指定された値を使用して、列のコンテンツに基づいて設定されます。元のレイアウト・アルゴリズムを使用した場合、出力のレイアウトは適切に表示されません。

表の自動レイアウト

デフォルト: N/A

有効な値: 変換比率および最大長を点で指定します(例: 6.5,150)。例を参照してください。

説明: このプロパティを有効化するには、「値を同一列に保持」をTrueに設定する必要があります。

このプロパティは、表の列幅をコンテンツに合せて拡大します。列幅は、文字数および変換率に基づき、指定された最大長まで拡大されます。

例: 2列のExcelデータのレポートの場合 -- 列1には18文字の文字列、列2には30文字列が含まれます。このプロパティの値を6.5,150に設定すると、次のように計算されます。

列1は18文字:

計算の適用: 18 * 6.5pts = 117pts

Excelの出力の列幅は、117ポイント。

列2は30文字:

計算の適用: 30 * 6.5pts = 195pts

195ポイントは指定された最大長150より大きいため、Excelでは、列2は150ポイントで出力されます。

ネストされた表の最大許容行数

デフォルト: 20,000

説明: ネストされた表の許容最大行数を指定します。指定できる値は15000から999,999です。

レポートの処理中、ネストされた内部表の行はXLSXの書込みにフラッシュされず、メモリー内にとどまるため、メモリー消費が増加します。この制限を設定すると、メモリー不足例外の発生を防ぐことができます。内部表のサイズが制限に達すると、生成が終了します。未完了のXLSX出力が返されます。

すべての出力

次の表に、すべての出力に適用されるプロパティを示します。

次の表に示されているプロパティは、すべての出力に適用されます。

プロパティ名 説明

出力のバージョン番号を非表示

デフォルト: false

説明: 一部のレポート出力ドキュメントでは、ドキュメント・プロパティにOracle BI Publisherが表示されます。たとえば、PDF文書は、文書のプロパティでOracle BI PublisherをPDF Producerとして識別します。文書を生成したBI Publisherのバージョン(Oracle BI Publisher 11.1.1.4.0など)を含めない場合は、このプロパティをtrueに設定します。

11.1.1.5互換モードの使用

予約済。オラクル社から指示された場合を除き、更新はしないでください。

フォント・マッピングの定義

BI Publisherのフォント・マッピング機能を使用すると、RTFテンプレートまたはPDFテンプレートのベース・フォントを、発行文書で使用されるターゲット・フォントにマップできます。フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで指定できます。フォント・マッピングはPDFおよびPowerPointの出力でのみ実行されます。

フォント・マッピングには次の2種類があります。

  • RTFテンプレート - RTFテンプレートおよびXSL-FOテンプレートからPDFおよびPowerPointの出力フォントにフォントをマッピングします。

  • PDFテンプレート - PDFテンプレートから別のPDF出力フォントにフォントをマッピングします。

BI Publisherでのフォントの有効化

BI PublisherではType1フォントおよびTrueTypeフォントのセットが用意されています。

これらのセットのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。事前定義済のフォントのリストについては、「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。

事前定義済のフォントは、Oracle Business Intelligence Oracleホームの<OBI_HOME>/common/fontsにあります。別のフォントへのマッピングが必要な場合、そのフォントをこのディレクトリに配置して、BI Publisherで実行時に使用できるようにします。環境がクラスタ化されている場合、そのフォントは各サーバー上に配置する必要があります。

サイト・レベルまたはレポート・レベルでのフォント・マッピングの設定

フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで定義できます。

フォント・マッピングを設定するには、次の設定を使用します。

  • マッピングをサイト・レベルで設定するには、「管理」ページから「フォント・マッピング」リンクを選択します。

  • マッピングをレポート・レベルで設定するには、レポートの「構成」リンクを選択してから、「フォント・マッピング」タブを選択します。この設定は、選択したレポートにのみ適用されます。

レポート・レベルの設定は、サイト・レベルの設定よりも優先されます。

フォント・マッピングの作成

管理」ページの「ランタイム構成」で、「フォント・マッピング」を選択します。

フォント・マッピングを作成するには:

  1. 「RTFテンプレート」または「PDFテンプレート」で、「フォント・マッピングの追加」を選択します。
  2. 「フォント・マッピングの追加」ページで、次を入力します。
    • ベース・フォント - 新しいフォントにマップするフォント・ファミリを入力します。たとえば、「Arial」と入力します

    • スタイル: 「標準」または「斜体」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。

    • 重み: 「標準」または「太字」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。

    • ターゲット・フォント・ファイル: 「Type 1」または「Truetype」を選択します。

    • 「ターゲット・フォント」を入力します

      「Truetype」を選択した場合、コレクション内の特定の番号付きフォントを入力できます。目的のフォントの「TrueTypeコレクション(TTC)番号」を入力します。

      事前定義済のフォントのリストについては、「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。

BI Publisherの事前定義済のフォント

これらのType1フォントはAdobe Acrobatに組み込まれており、BI Publisherには、デフォルトでこれらのフォントとのマッピングが用意されています。これらのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。

次の表に、Type1フォントを示します。

Number フォント・ファミリ スタイル 太さ フォント名

1

serif

標準

標準

Time-Roman

1

serif

標準

太字

Times-Bold

1

serif

イタリック体

標準

Times-Italic

1

serif

イタリック体

太字

Times-BoldItalic

2

sans-serif

標準

標準

Helvetica

2

sans-serif

標準

太字

Helvetica-Bold

2

sans-serif

イタリック体

標準

Helvetica-Oblique

2

sans-serif

イタリック体

太字

Helvetica-BoldOblique

3

monospace

標準

標準

Courier

3

monospace

標準

太字

Courier-Bold

3

monospace

イタリック体

標準

Courier-Oblique

3

monospace

イタリック体

太字

Courier-BoldOblique

4

Courier

標準

標準

Courier

4

Courier

標準

太字

Courier-Bold

4

Courier

イタリック体

標準

Courier-Oblique

4

Courier

イタリック体

太字

Courier-BoldOblique

5

Helvetica

標準

標準

Helvetica

5

Helvetica

標準

太字

Helvetica-Bold

5

Helvetica

イタリック体

標準

Helvetica-Oblique

5

Helvetica

イタリック体

太字

Helvetica-BoldOblique

6

Times

標準

標準

Times

6

Times

標準

太字

Times-Bold

6

Times

イタリック体

標準

Times-Italic

6

Times

イタリック体

太字

Times-BoldItalic

7

記号

標準

標準

記号

8

ZapfDingbats

標準

標準

ZapfDingbats

次の表に、TrueTypeフォントを示します。すべてのTrueTypeフォントはPDFに埋め込まれます。

Number フォント・ファミリ名 スタイル 太さ 実際のフォント 実際のフォント・タイプ

1

Albany WT

標準

標準

ALBANYWT.ttf

TrueType (Latin1のみ)

2

Albany WT J

標準

標準

ALBANWTJ.ttf

TrueType (日本語用)

3

Albany WT K

標準

標準

ALBANWTK.ttf

TrueType (韓国語用)

4

Albany WT SC

標準

標準

ALBANWTS.ttf

TrueType(簡体字中国語用)

5

Albany WT TC

標準

標準

ALBANWTT.ttf

TrueType(繁体字中国語用)

6

Andale Duospace WT

標準

標準

ADUO.ttf

TrueType(Latin1のみ、固定幅)

6

Andale Duospace WT

太字

太字

ADUOB.ttf

TrueType(Latin1のみ、固定幅)

7

Andale Duospace WT J

標準

標準

ADUOJ.ttf

TrueType(日本語用、固定幅)

7

Andale Duospace WT J

太字

太字

ADUOJB.ttf

TrueType(日本語用、固定幅)

8

Andale Duospace WT K

標準

標準

ADUOK.ttf

TrueType(韓国語用、固定幅)

8

Andale Duospace WT K

太字

太字

ADUOKB.ttf

TrueType(韓国語用、固定幅)

9

Andale Duospace WT SC

標準

標準

ADUOSC.ttf

TrueType(簡体字中国語用、固定幅)

9

Andale Duospace WT SC

太字

太字

ADUOSCB.ttf

TrueType(簡体字中国語用、固定幅)

10

Andale Duospace WT TC

標準

標準

ADUOTC.ttf

TrueType(繁体字中国語用、固定幅)

10

Andale Duospace WT TC

太字

太字

ADUOTCB.ttf

TrueType(繁体字中国語用、固定幅)

含まれているバーコード・フォント

この表は、BI Publisherにも含まれているバーコード・フォントを示しています。

フォント・ファイル サポートされているアルゴリズム

128R00.TTF

code128a、code128b、およびcode128c

B39R00.TTF

code39、code39mod43

UPCR00.TTF

upca、upce

RTFテンプレートでのバーコード・フォントの使用の詳細は、「BI Publisherに付属のバーコード・フォントの使用」を参照してください。