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Oracle® Fusion Middleware Oracle Coherenceリリース・ノート
12c (12.2.1.3.0)
E90208-03
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3 既知の問題と回避策

リリース時での既知の問題についての理解。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 SSLの制限によりクラスタで障害が発生

問題

Java 8 Update 151 (8u151)以上にアップグレードする際、アルゴリズム制約に対する厳格なセキュリティ・チェックにより、クラスタで障害が発生することがあります。次のエラーが発生します。

Error generating DH server key exchange; The security strength of SHA-1 digest algorithm is not sufficient for this key size

回避策

SSL証明書を再生成し、キー・アルゴリズムとキー・サイズを明示的に設定します。次に例を示します。

keytool -genkeypair -keyalg RSA -keysize 2048 -dname "cn=administrator, ou=Coherence, o=Oracle, c=US" -alias admin -keypass password -keystore /test/server.jks -storepass password -validity 180

3.2 アクティブ永続性を使用する場合のパーティション数の変更

問題

アクティブ永続性を使用している場合は、パーティション数を変更できません。サービスのパーティション数を変更すると、サービスの再起動時に、アクティブなすべてのデータが永続性のごみ箱に移動するため、元のパーティション数のリストア後にリカバリする必要があります。永続化されるデータは、同じパーティション数で実行されているサービスにのみリカバリできます。

アクティブ永続性が使用されている場合は、パーティション数が変更されていないことを確認します。パーティション数が変更されると、サービスの起動時に、次のようなメッセージが表示されます。

<Warning> (thread=DistributedCache:DistributedCachePersistence, member=1):
Failed to recover partition 0 from SafeBerkeleyDBStore(...); partition-count
mismatch 501(persisted) != 277(service); reinstate persistent store from
trash once validation errors have been resolved

このメッセージは、パーティション数の変更がサポートされておらず、現在アクティブなデータがごみ箱ディレクトリにコピーされたことを示しています。

回避策

データをリカバリするには、次の手順を実行します。

  1. クラスタ全体を停止します。

  2. 各クラスタ・メンバーで影響を受けたクラスタとサービスで現在アクティブなディレクトリの内容を削除します。

  3. アクティブなディレクトリへのサービスごとに、ごみ箱ディレクトリの内容を(再帰的に)コピーします。

  4. パーティション数を元の値にリストアします。

  5. クラスタを再起動します。

3.3 ジェネリクスの影響

ジェネリクスをフェデレーテッド・キャッシングおよび永続性で使用する場合、次の点に注意してください。

  • ランタイム・タイプ・チェックはフェデレーション内のクラスタ間で実行されないため、フェデレーションをまたがるフェデレーテッド・キャッシュは必ず同じタイプを使用するように構成します。

  • ランタイム・タイプ・チェックは実行されないため、リカバリ可能キャッシュは再起動時に同じタイプを使用するように構成します。

3.4 JVisualVMプラグインのサポート

Coherence JvisualVMプラグインは、Coherence 3.7.1.X以上でサポートされます。プラグインを使用した古いクラスタへの接続はサポートされません。