Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90221-01 |
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複数の問合せを使用するレポートを作成する場合、最初にすべての問合せをデータ・ウィザードで作成して、次にレポート・ウィザードを使用してレイアウトを作成する方が簡単です。
問合せを作成するには:
データ・モデル・ビューで、「挿入」→「問合せ」を選択してデータ・ウィザードを表示します。
「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。
「問合せ」ページで、「問合せ名」にQ_Salesrep
と入力し、「次へ」をクリックします。
「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「データ」ページの「データ・ソース定義」フィールドに次のSELECT
文を入力します。
SELECT ENAME, EMPNO FROM EMP WHERE JOB = 'SALESMAN'
注意: この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
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「次へ」をクリックします。
注意: データベースにまだ接続していない場合は、「クエリー・ビルダー」または「次へ」をクリックしたときに、データベースに接続するよう求められます。この例に該当するスキーマが含まれるデータベースに接続してください。第11.1項「この例の前提条件」に、この例のサンプル・スキーマの要件に関する説明があります。 |
「グループ」ページで「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックして、レポートのデータ・モデルをデータ・モデル・ビューに表示します。
前述の手順を2番目の問合せにも繰り返しますが、この場合、問合せ名は
Q_Product
とし、次のSELECT
文を使用します。
SELECT REPID, PRODNAME, AMOUNT, CUSTNAME FROM SALES ORDER BY REPID, CUSTNAME
データ・リンクを追加するには:
データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「データ・リンク」ツールをクリックします。
G_ENAMEグループの「EMPNO」列をクリックし、G_REPIDグループの「REPID」列までドラッグします。G_ENAMEグループの下からQ_Product問合せに線が描かれるのがわかります。EMPNOとREPIDのラベルがこの線の両端に作成され、これらが、Q_ProductにG_ENAMEをリンクさせる列であることが示されます。
新しいデータ・リンクの線をダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、プロパティの設定を調べます。
G_ENAMEは親として識別され、Q_Productは子として示されます。データに関しては、販売員名と従業員番号でマスター・レコードが構成され、Q_Product問合せで取得された関連製品情報に対して1度出力されます。
「SQL句」プロパティにWHEREがすでに表示されています。WHEREは、マスター/ディテール・リレーションシップで使用されるデフォルトの句です。WHEREは、HAVINGやSTART WITHなど、他のSQL句に置換できますが、このレポートではWHEREが正しいデフォルトです。
また、等号(=)が「条件」プロパティに表示されていることにも注意してください。等式(つまりtable1.columnname = table2.columnname)は、データ・リンクによって定義されたマスター/ディテール・リレーションシップのデフォルトの条件です。等号はサポートされている他の条件演算子に置換できます。サポートされている条件演算子を確認するには、このフィールドをクリックしてください。ただし、このレポートではデフォルトの条件が適切です。
EMPNO列およびREPID列によって、グループG_ENAMEと問合せQ_Productにリンクを作成する作業は、次に示すように、両方の問合せを1つの問合せとして作成する作業に類似しています。
SELECT ENAME, EMPNO, REPID, PRODNAME, AMOUNT, CUSTNAME FROM EMP, SALES WHERE JOB = 'SALESMAN' AND EMPNO = REPID (+) ORDER BY REPID, CUSTNAME