Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90221-01 |
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ペーパー・レポートと同様に表示されるJSPベースのWebレポートを作成したので、このレポートをさらに変更して、Webブラウザ内にMicrosoft Excelで表示されるようにします。
最初に、myexcelreport_
your_initials
.jsp
を、アプリケーション・サーバーの配布ディレクトリにコピーします。この例では、テスト用として、Oracle Developer Suite付属のOracle WebLogic Serverインスタンスを使用します。
JSPベースのWebレポートの配布の詳細は、『Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』のレポートのデプロイに関する項を参照してください。
Microsoft Excelで表示するようにレポートを変更するには:
レポート・エディタで、ツールバーの「Webソース」ボタンをクリックして、Webソース・ビューを表示します。
Webソース・ビューで、JSPディレクティブのcontentType
を使用してHTTPレスポンスのコンテンツ・タイプを変更して、ブラウザがMicrosoft Excelを起動してレポート出力を表示するようにします。
Webソース・ビューで、次のテキストを検索します。
<%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/reports_tld.jar" prefix="rw" %> <%@ page language="java" import="java.io.*" errorPage="/rwerror.jsp" session="false" %> <%@ page contentType="text/html;charset=ISO-8859-1" %> <rw:report id="report"> <rw:objects id="objects"> </rw:objects> ...... ...... <!-- </rw:report> -->
この箇所を次のように変更します。
<%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/reports_tld.jar" prefix="rw" %> <%@ page language="java" import="java.io.*" errorPage="/rwerror.jsp" session="false" %> <%@ page contentType="application/vnd.ms-excel;charset=ISO-8859-1" %> <rw:report id="report"> <rw:objects id="objects"> </rw:objects> ...... ...... <!-- </rw:report> -->
レポートを保存します。
Webレポート(myexcelreport_
your_initials
.jsp)
を次のディレクトリにコピーします。
$DOMAIN_HOME/servers/<managed_server_name>/tmp/_WL_user/reports_<version>/<dir_name>/web.war
Oracle WebLogic Serverインスタンスを起動して、レポートを配布可能にします。
Windowsの場合は、次のいずれかの操作を行います。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle Classic Instance」→「Reports Services」→「Start WebLogic Server - WLS_REPORTS」の順に選択します。
たとえば、「Oracle Classic Instance」は、「Oracle Classic Instance-asinst_1」などになります。
コマンドラインから、次のコマンドを実行します。
cd $DOMAIN_HOME\bin\startManagedServer.bat WLS_REPORTS
UNIXの場合は、コマンドラインから次のシェル・スクリプトを実行します。
$DOMAIN_HOME\bin\startManagedServer.sh WLS_REPORTS
ヒント: Oracle WebLogic Serverインスタンスは、Java EEのコンテナが初期化されると起動されます。 |
次のURLを入力して、WebブラウザにMicrosoft Excelでレポートを表示します。
http://your_computer:port/reports/yourexcelreportname.jsp?userid=hr/hr@db
この例では、次を使用します。
http://mycomputer-pc:8888/reports/my_excel_report.jsp?userid=hr/hr@orcl
注意: URLに入力する接続文字列は、第29.2項「問合せとレイアウトの作成」でデータ・モデルの作成に使用したデータベースを対象としたものです。この例の本来の目的に焦点を絞るため、接続文字列の受渡しには平文を使用しています。セキュリティを確保する方法の詳細は、『Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「Oracle Reports Servicesの保護」の章を参照してください。 |
レポートが実行され、レポートがブラウザにMicrosoft Excelで表示されます。
注意: Excelのレポートの色を、レポートに定義した色と同色にするには、Excelのカラー・パレットでサポートされている色を使用する必要があります。そうしない場合、できるかぎり近い色が使用されますが、期待した色にならない場合もあります。 |
最終的なレポート出力は次のようになります。