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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90221-01
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21.3 式列とサマリー列の作成

この項の手順では、前の項で作成したQ_EMP(ディテール)問合せに、ディテール・レコードが返されるたびに値を返す式列を追加する方法について説明します。次に、Q_DEPT(マスター)問合せに、この式列が値を返す回数をカウントするサマリー列を追加します。

これらの列を作成する前に、グループのサイズを拡張して見やすくしておきます。このためには、黄色のグループ・ボックスを選択します。下枠をクリックし、約0.25インチ(0.5センチメートル)下へドラッグします。両方のグループでこの操作を行うと、新しい列を追加するための領域を確保できます。

21.3.1 ディテール問合せ内の式列の作成

この項では、値を1つ返す式列を作成する方法について説明します。

式列を作成するには:

  1. データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「式列」ツールをクリックします。

  2. Q_EMP問合せの「JOB」列の下をクリックし、式列を作成します。

  3. 新しい式列オブジェクト(CF_1)をダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、次のプロパティを設定します。

    • 「一般情報」で、「名前」プロパティを「DETAIL_VAL」に設定します。

    • プレースホルダ/式」で、「PL/SQL式」プロパティ・フィールドをクリックしてPL/SQLエディタを表示します。

  4. PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。

    function DETAIL_VALFormula return Number is
    begin
         return(1);
    end;
    
  5. 「コンパイル」をクリックします。


    ヒント:

    コンパイル時にエラーが発生した場合は、入力したコードと提供されているコードを比較してください。suppresslabels_code.txtからコードをコピーして貼り付けることもできます。

  6. コードがコンパイルされたら、「閉じる」をクリックします。

21.3.2 マスター問合せ内のサマリー列の作成

この項の手順では、式列から返される情報に依存するマスター問合せに、サマリー列を作成およびカスタマイズする方法について説明します。

サマリー列を作成するには:

  1. データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「サマリー列」ツールをクリックします。

  2. Q_DEPT問合せの「LOC」列の下をクリックし、式列を作成します。

  3. 新しいサマリー列オブジェクト(CS_1)をダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、次のプロパティを設定します。

    • 「一般情報」で、「名前」プロパティを「COUNT_DETAIL」に設定します。

    • 「サマリー」で、「ファンクション」プロパティを「カウント」、「ソース」プロパティを「DETAIL_VAL」、「リセット位置」プロパティを「G_DEPTNO」に設定します。

    これで、データ・モデルには式列とサマリー列の両方が含まれ、次のようになります。

    図21-3 式列とサマリー列作成後のデータ・モデル・ビュー

    図21-3の説明が続きます
    「図21-3 式列とサマリー列作成後のデータ・モデル・ビュー」の説明

  4. レポートをsuppresslabels_your_initials.rdfという名前で保存します。