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第2章「レポートへのデータの追加」では、Webページにデータ・モデルを追加しました。ここでは、ウィザードで入力したエントリと作成したデータ・モデルの関係、JSPおよびXMLコードを示します。
また、Reports BuilderでJSPに挿入されたカスタムJSPタグも調べます。このカスタムJSPタグを使用すると、データ・ウィザードで選択したデータを、JSPベースのWebレポートに追加できます。
Reports BuilderでレポートのWebソースを表示するには
Reports Builderで、レポートemprev_
自分のイニシャル
.jsp
がオープンしていることを確認します。
オブジェクト・ナビゲータで、「データ・モデル」ノードをダブルクリックし、このレポートのデータ・モデルを表示します。データ・モデルが次のように表示されます。
データ・モデル・ビューで、ツールバーの「Webソース」アイコンをクリックします。
注意: オブジェクト・ナビゲータのレポート名の下にある「Webソース」アイコンをダブルクリックすることもできます。 |
Webソース・ビューにソース・コードが表示されます。このコードをスクロールし、次の内容を確認します。
@ taglib
行は、rw
で始まるすべてのタグのレポートJSPライブラリを参照します。<%...%>
タグはJSP対応タグをマークし、JSPカスタム・タグ・ライブラリを示します。
開始のrw:report
タグと、開始および終了のrw:objects
タグを確認します。
rw:report
タグは、ライブラリ・コールの後に記述されています。レポートでは、すべてのReports Builder JSPタグが開始および終了のrw:report
タグの間に記述されている必要があります。終了のrw:report
タグが、使用するデータの前にあると、レポートは空白になります。
rw:objects
タグは、Webソースに表示されます。開始および終了タグの間には、テキストが何も表示されません。ファイル・システムにレポートを保存すると、Reports Builderでデータ・モデルや他の要素がXML言語にエンコードされ、これらのタグの間にデータ・モデルが配置されます。Reports Builderでは、XMLの整合性を維持するため、これらのタグ間のXMLコードは表示されません。
注意: XMLやJSPの使用に慣れているユーザー以外は、このビューの(rw:objects) タグ間に何も入力しないでください。 |
この章を終了し、JSPが正しいことを確認する場合は、emprev.jsp
ファイルをオープンしてください。このファイルは、作成したチュートリアル・サンプル・ディレクトリにあります。
おめでとうございます。これで、第2章「レポートへのデータの追加」でWebレポートに追加したデータを確認できました。Reports BuilderのWebソース・ビューでソース・コードを表示する方法と、次のカスタムJSPタグについて学習しました。
rw:report
rw:object
レポート・ブロックを追加し、Webレポートを完成するには、第5章「Webレポートのレポート・ブロックの作成」に進みます。
Oracle ReportsのJSPタグの詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。