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データ・セットを作成したので、レポート用にデータをフォーマットし、従業員に関する最新情報を管理者に提供します。この場合、レポート・ブロックを作成し、それをレポートに追加できます。このレポート・ブロックは、レポートを実行するたびに、第1章で指定した問合せを使用してデータを動的に取り込み、レポートのデータをフォーマットします。
この章の手順では、図5-1に示すように、Webページにレポート・ブロックを追加する方法を説明します。
第3章「Webレポートのソース・コードの確認」の手順を完了している場合は、Reports Builderでソースがすでにオープンされているはずです。その場合は手順1を省略できます。この項では、第1章で指定したデータをレポート・ウィザードでフォーマットし、そのデータをレポートに動的に取り込む方法を説明します。
レポート・ブロックを追加するには
Reports Builderで、レポート(emprev_
自分のイニシャル
.jsp
)がオープンしていることを確認します。
オブジェクト・ナビゲータで、emprev_
自分のイニシャル
にある「Webソース」ノードをダブルクリックします。
Webソース・ビューで、「編集」→「検索と置換」をクリックし、次のテキストを見つけて削除します。このテキストは2箇所にあるので注意してください。
Replace this text with the Report block in Chapter 4 of the tutorial.
テキストを削除した場所にカーソルがあることを確認し、「挿入」→「レポート・ブロック」を選択して、レポート・ウィザードを表示します。
ウィザードの最初のページで、レポートに「My Team's Salaries」
というタイトルを付けます。
「グループ上」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」をクリックします。
次のように、データをフォーマットして従業員名が下の列に表示されるようにします。
「グループ」ページで、「G_EMPLOYEE_ID」をクリックし、「下」をクリックして、「表示グループ」リストにグループを移動します。
注意: 第2.2項「データ・ウィザードによる、サンプルWebページへのデータの追加」に記載されている正しい順番でフィールドを選択していなかった場合は、このグループが表示されないことがあります。その場合は、tutorial_sql.txt ファイルから「SQL問合せ文」ボックスにSQLテキストをコピーします。 |
「次へ」をクリックします。
「フィールド」ページで「>>」ボタンをクリックし、「使用可能フィールド」にあるすべてを「表示フィールド」リストに移動します。
「表示フィールド」リストで、「EMPLOYEE_ID1」フィールドをクリックし、「<」ボタンをクリックして「使用可能フィールド」リストに戻します。その後、「次へ」をクリックします。
「ラベル」ページで「次へ」をクリックします。
「テンプレート」ページで、「事前定義テンプレート」が選択されていることを確認します。
「Beige」テンプレートが選択されていることを確認し、「終了」をクリックします。
レポート・ウィザードでは、フォーマットしたデータがWebページで表示されるように、カスタムJSPタグを含むHTMLが生成されます。
「ファイル」→「別名保存」を選択します。
「保存」ダイアログ・ボックスで、名前をemprev_
自分のイニシャル
.jsp
に変更し、「保存」をクリックします。
ツールバーの「Webレイアウトを実行」ボタンをクリックして、Webブラウザでレポートを実行し、表示します。
注意: デフォルトのブラウザとしてNetscape 7.0を使用し、ブラウザにレポートが表示されない場合は、レジストリキーHKEY_CURRENT_USERS\Software\Oracle\Toolkit\Tkbrowser をブラウザのデフォルトの場所に設定します。BrowserName およびBrowserPath のキーに正しい値が指定されていることを確認してください。たとえば、BrowserName=Netscape 7 、BrowserPath=C:\Program Files\Netscape\Netscape\Netscp.exe になります。 |
レポートは、次のように表示されます。
注意: Reports BuilderでJSPをオープンして、Webに対して実行しても、empreva.jsp ファイルを実行できます。 |
おめでとうございます。これで、Webレポートにレポート・ブロックが追加されました。この章では、次の手順を学習しました。
レポート・ブロックを作成する。
JSPベースのWebレポートのHTMLページにレポート・ブロックを追加する。
結果を確認するには、第4章「レポート・ブロックのソース・コードの確認」を参照してください。あるいは、第6章「Webレポートのグラフの作成」に進み、レポートにグラフを追加します。