Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90222-01 |
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表B-1では、すべてのOracle Reports環境変数をアルファベット順に要約したリストと、その有効値およびデフォルト値を示しています。
グローバリゼーション・サポートの環境変数の詳細は、第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。
イタリックで記載された環境変数は、Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、サポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
表B-1では、すべてのOracle Reports環境変数をアルファベット順に要約したリストと、その有効値およびデフォルト値を示しています。
表B-1 Oracle Reports環境変数
キーワード | 有効値 | デフォルト |
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任意のドライブのディレクトリ |
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任意のドライブのディレクトリ |
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任意のドライブのディレクトリ |
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第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。 |
第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。 |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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デフォルトのプリンタ名 |
定義されていません |
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任意の有効なSQL*Netドライバ接頭辞とパラメータ |
定義されていません |
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REPORTS_ALLOW_DB_CONNECT_STRING |
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定義されていません |
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定義されていません |
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WebページまたはHTMLファイルへの有効なURL |
デフォルトのヘルプ画面がブラウザに表示されます |
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キー・マップ・ファイルへの有効なパス(第18.14項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照)。 |
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デフォルト値は必須です。いずれかのエントリが削除されると、Oracle Reportsコンポーネントが正しく動作しなくなる場合があります。ユーザー定義ディレクトリまたはJavaクラスが含まれたJARファイルをパスに追加することができます。 |
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任意の分数 |
30 |
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特別な認証アクションが格納された任意のHTMLファイル。デフォルトの状態で使用することをお薦めします。 |
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72から200までの任意の値 |
Oracle Reportsによって決定される画面解像度 |
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任意の暗号化鍵 |
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任意のドライブのディレクトリ |
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72 |
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JVMコマンドライン構文のJVMオプションのリスト |
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セミコロンで区切ったマッピング・ペアのセット。最初の値には生成されるエンコードを指定し、2番目の値にはマッピング値を指定します。 old_name=new_name |
定義されていません |
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設定しません |
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任意のドライブのディレクトリ |
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任意のドライブのディレクトリ |
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任意のReports Serverサービス・エントリ名 |
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Solaris 2.9の場合は |
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設定しません |
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有効なポート番号 |
設定しません |
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特別な認証アクションが格納された任意のHTMLファイル。デフォルトの状態で使用することをお薦めします。 |
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Oracle Reportsタグ・ライブラリを参照する任意の"uri" |
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任意のドライブのディレクトリ |
Windows: UNIX: |
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任意のユーザー・イグジットDynamic Link Library(絶対パス) |
定義されていません |
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有効なディレクトリ名 |
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PRINTコマンドと使用しているUNIXに応じたすべての必要なキーワード。これには次の要素が含まれます。
この文字列は、 System V: Solaris: |
定義されていません |
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プリンタ名の この環境変数が設定されていない場合、Oracle Reportsでは、組込みのデフォルト値が使用されます。 System V: その他: |
定義されていません |
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デフォルトのプリンタ名 |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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任意のドライブのディレクトリ |
定義されていません |
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tnsnames.oraファイルが存在する任意のドライブのディレクトリ |
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有効なOracleユーザー名( |
定義されていません |
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説明: この環境変数は、グローバル設定ファイル、CAGPREFS.ORA
の位置を指定します。グローバル設定はネットワーク・ユーザー間で共有されます。また、CA_GPREFS
で指定されたディレクトリのみでなく、CAGPREFS.ORA
ファイルの現行ディレクトリも検索されます。
CAGPREFS.ORA
ファイルは、Oracle Installerによって自動的に作成されます。グローバル設定ファイルの内容を変更するには、メモ帳などのテキスト・エディタを使用して、ファイルを手動で編集します。このCAGPREFS.ORA
ファイルのグローバル設定よりも、CA_UPREFS
で定義されるローカル設定ファイル、CAUPREFS.ORA
が優先します。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト ORACLE_HOME
例: CA_GPREFS=C:\orawin
説明: この環境変数は、ユーザー設定ファイルCAUPREFS.ORA
の場所を指定します。CAUPREFS.ORA
ファイルでは、製品内で「ツール」→「ツール・オプション」を選択して設定したプリファレンスが保持されます。また、CA_UPREFS
で指定されたディレクトリのみでなく、CAUPREFS.ORA
ファイルの現行ディレクトリも検索されます。
Oracle製品の中には、その設定情報がCAUPREFS.ORA
ファイルに書き込まれるものもあります。ユーザー設定の内容を手動で変更するには、メモ帳などのテキスト・エディタを使用して、そのファイルを編集します。このCAUPREFS.ORA
ファイルのユーザー設定は、CA_GPREFS
で定義されるCAGPREFS.ORA
ファイルのグローバル設定よりも優先します。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト ORACLE_HOME
例: CA_UPREFS=C:\orawin
説明: この環境変数は、デリミタ付き出力の行末にデリミタ付き文字を出力するかどうかを指定します。
有効値 YES|NO
デフォルト YES
使用上の注意
この環境変数をNO
に設定すると、デリミタ付き文字が行末に出力されません。
説明: この環境変数は、オンライン・ヘルプを含むオンライン・ドキュメント・ファイルの位置を指定します。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト: ORACLE_HOME
\tools\doc
例: DOC=C:\myreports_1012\tools\doc
説明: この環境変数は、レポートの言語を指定します。この環境変数とその有効値の詳細は、第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。
説明: この環境変数は、次のような言語と設定を指定します。
「しばらくお待ちください」など、ユーザーに表示されるメッセージの言語
日付や数値に使用されるデフォルトの書式マスク
ソート基準
文字セットを構成する文字
この環境変数とその有効値の詳細は、第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。
構文: NLS_LANG=
language_territory
.
charset
有効値
language
は、メッセージおよび月と曜日の名前を表示する言語とその表記規則を指定します。
territory
は、週番号と曜日番号の計算に使用される地域とその表記規則を指定します。
charset
は、UPPER
、LOWER
およびINITCAP
関数に使用される文字セットと、ORDER BY
問合せによって使用されるソートのタイプを指定します。この引数は、メッセージの表示に使用する文字セットも制御します。
デフォルト AMERICAN_AMERICA.WE8ISO8859P1
使用上の注意
ロケールを変更するには、REPORTS_RESOURCE環境変数以外に、この環境変数も変更する必要があります。
UNIXでは、この変数を$DOMAIN_HOME/reports/bin/reports.sh
で設定する必要があります。Oracle Reportsが稼動している環境でこの変数が設定されていると、reports.shに設定されている値ではなく、この環境で設定されている値が使用されます。reports.shに設定されている値を使用するには、環境内で変数の値をリセットする必要があります。
例: アプリケーションをフランス語で実行するとします。まず、アプリケーションをフランスで使用し、データをWE8ISO8895P1
文字セットで表示するとします。この場合、NLS_LANG
を次のように設定します。
NLS_LANG=French_France.WE8ISO8859P1
今度は、アプリケーションを同じフランス語で実行しますが、スイスで使用するとします。この場合、NLS_LANG
を次のように設定します。
NLS_LANG=French_Switzerland.WE8ISO8859P1
その他の例:
NLS_LANG=Norwegian_Norway.NDK7DE
C
NLS_LANG=Norwegian_Norway.WE8ISO8859P1
NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16SJIS
NLS_LANG=Arabic_Egypt.AR8MSWIN1256
NLS_LANG=American_America.AR8MSWIN1256NLS_LANG=American_America.WE8ISO8859P1
説明 この環境変数は、AFMファイルの位置を指定します。TK_AFMの後で、ORACLE_AFM
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは、次のディレクトリのAFMファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/AFM
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: この環境変数は、Windows Oracle製品がインストールされるホーム・ディレクトリを指定します。このディレクトリは、Oracleディレクトリ階層の中の最上位ディレクトリです。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト C:\orawin
使用上の注意
Reports Runtime (rwrun
)を使用する場合、ORACLE_HOME
で指定した文字列とORACLE_PATHで指定した文字列を合せた文字列の長さが255文字を超えないようにしてください。
例: ORACLE_HOME=C:\orawin
説明 この環境変数は、HPDファイルの位置を指定します。TK_HPDの後で、ORACLE_HPD
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのHPDファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/HPD
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、Reports Runtimeで参照されるファイルの検索パスを指定します。ただし、ORACLE_PATH
で指定されたディレクトリは、REPORTS_PATHで指定されたディレクトリの後に検索されます。
ORACLE_PATH
では、複数のディレクトリを指定できます。パス・リスト内でディレクトリ名を区切るには、セミコロン(;)を使用します。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
Reports Runtime (rwrun
)を使用する場合、ORACLE_HOMEで指定した文字列とORACLE_PATH
で指定した文字列を合せた文字列の長さが255文字を超えないようにしてください。
例: ORACLE_PATH=C:\oracle\apps\forms;C:\oracle\apps\reports
説明 この環境変数は、PPDファイルの位置を指定します。TK_PPDの後で、ORACLE_PPD
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのPPDファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/PPD
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、TFMファイルの位置を指定します。TK_TFMの後で、ORACLE_TFM
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのTFMファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/TFM
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。UNIXでOracle Reportsを印刷する方法の詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: この環境変数では、オンライン・ドキュメントの目次と索引の位置を指定します。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
例: ORAINFONAV_DOCPATH=C:\orawin\oin
説明: この環境変数は、デフォルトのプリンタ名を指定します。
有効値: デフォルトのプリンタ名
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
TK_PRINTERはPRINTER
よりも優先します。つまり、両方の変数が設定されている場合は、TK_PRINTER
が最初に参照されます。PRINTER
が参照されるのは、有効なプリンタがTK_PRINTER
に指定されていない場合のみです。TK_PRINTER
とPRINTER
の両方に、有効なプリンタが設定されていないと、Oracle Reportsではuiprint.txt
ファイルの最初のエントリが使用されます。REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER
が設定されており、uiprint.txt
ファイルに有効なエントリが含まれていない場合は、uiscreenprint.txt
に指定されているscreenprinter.ppd
が使用されます。
注意: REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER はデフォルトで設定され、常に設定されている必要があります。これが設定されていない場合は(ユーザーが変更した結果)、REP-1800 エラー・メッセージが表示されます。 |
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: この環境変数は、ローカル・データベースに接続する際に使用するデフォルトのリモートSQL*Netドライバを指定します。パラメータには、デフォルトのSQL*Netパラメータ(完全なデータベース文字列)を設定できます。
ユーザーがログインし、REMOTE
の指定と一致するドライバ接頭辞を明示的に使用して接続を指定し、SQL*Netパラメータを指定しなかった場合は、REMOTE
で指定されているパラメータが使用されます。このパラメータによりDBAは、SQL*Netユーザーが接続パラメータを指定する必要のない標準のネットワーク接続を定義できます。このパラメータは、コマンドラインからいつでもリセットできます。
注意: Windows用DOS SQL*Netドライバを使用する場合、DOS Oracleホーム・ディレクトリにあるCONFIG.ORA ファイルにREMOTE パラメータが設定されているかどうかを確認してください。CONFIG.ORA にREMOTE が設定されている場合、同じ値をレジストリに設定する必要があります。 |
構文 REMOTE=
netPrefix
:
databaseName
有効値
netPrefix
には、任意の有効なSQL*Netドライバ接頭辞を指定します。
databaseName
には、ローカル・データベースの名前を指定します。
デフォルト 定義されていません。
例: REMOTE=P:PIPER
説明:
P
は、Named Pipesのネットワーク接頭辞です。
PIPER
は、データベース名です。
説明: (Windowsのみ)この環境変数は、プリンタのハードウェアベースの左マージンを設定するかどうかを指定します。デフォルトでは、このマージンは無視されます。印刷は印刷可能領域ではなく、実際の用紙の左上隅(0、0)を起点として開始されます。そのため、プリンタ・ハードウェアのマージンに依存しないレポートを容易に設計できます。これらのレポートは、様々なプリンタに配布できます。
それまではプリンタの印刷可能領域が使用されていたため、プリンタの機種によって、レポート出力の位置が異なっていました。
必要に応じて、以前の動作に戻すことができます。その場合は、レジストリ変数REPORTS_ADD_HWMARGIN
をYES
に設定します。
REPORTS_ADD_HWMARGIN
レジストリ変数を設定するには、次の手順を実行します。
レジストリ・エディタ(たとえば、regedit.exe
)を使用してWindowsのレジストリを編集します。
注意: レジストリを編集する前に、レジストリのバックアップを作成してください。 |
次に示すキーにナビゲートします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOMEn
nは、このインストールが格納されているORACLE_HOME
の数です。
REPORTS_ADD_HWMARGIN
という新しい文字列値を追加し、この値をYES
に設定します。
有効値 YES|NO
デフォルト NO
使用上の注意
Windowsでハードウェアベースの左マージンを入れずにレポートを印刷する際には、レポートのレイアウト時に、データが印刷可能領域に表示されるように十分なマージン・スペースを確保する必要があります。Oracle Reports Builderの「ページ設定」ダイアログ・ボックスの「マージン」フィールドは、Oracle Reports Servicesとの一貫性を保つために無効になっています。
説明: この環境変数は、アラビア語のPDF出力での数値の書式を指定します。この環境で有効な値は、ARABIC
(アラビア数字)、HINDI
(ヒンディー数字)またはCONTEXT
(コンテキストに応じてアラビア数字またはヒンディー数字)です。この環境変数では、大文字と小文字は区別されません。
有効値: ARABIC|HINDI|CONTEXT
デフォルト ARABIC
(Indo-Arabic)
注意: REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING の値をYES に設定した場合、REPORTS_ARABIC_NUMERAL 環境変数の有効値すべてがサポートされます。 |
説明: この環境変数により、useridパラメータにおいてDB接続文字列が使用できるようになります。
有効値: YesまたはNo
デフォルト No
使用上の注意
デフォルトでは、DB接続文字列は使用できません。ただし、tnsnamesは使用できます。tnsnamesのエイリアスは次のように指定できます。
userid=user/pwd@server_tns_alias
説明: この環境変数は、双方向(BiDi)言語(アラビア語やヘブライ語など)の双方向レイアウト・アルゴリズムを切り替えます。この環境変数では、大文字と小文字は区別されません。
有効値
ORACLE
: Oracle ReportsではOracle BiDiアルゴリズムに従います。
UNICODE
: Oracle ReportsではUnicode BiDiアルゴリズムに従います。
ENHANCED
: Oracle Reportsでは拡張BiDiアルゴリズムに従います。
UNICODE_VARIANT
: Oracle ReportsではXXX BiDiアルゴリズムに従います。
デフォルト ORACLE
注意: REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING の値をYES に設定した場合、REPORTS_BIDI_ALGORITHM 環境変数に対して次の値がサポートされます。
デフォルト値はUNICODEです。 |
関連項目: 付録B「REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING」
Unicode BiDiアルゴリズムの詳細は、http://www.unicode.org/reports/tr9/
を参照してください。
説明: この環境変数は、rwcgi
診断およびデバッグ出力の<BODY>
タグに追加するHTML属性を指定します。たとえば、この環境変数を使用して、テキストと背景色または背景イメージを設定できます。
この環境変数には下位互換性があります。
有効値: <BODY>
タグに対して有効なHTML属性
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例: REPORTS_CGIDIAGBODYTAGS="bgcolor="#CC3366""
説明: この環境変数は、rwcgi
診断およびデバッグ出力の<HEAD>
タグと</HEAD>
タグの間に挿入するHTMLタグを指定します。たとえば、この環境変数を使用して<TITLE>
または<META>
タグを設定できます。
有効値: <HEAD>
タグと</HEAD>
タグの間で有効なHTMLタグ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例: REPORTS_CGIDIAGHEADTAGS="<title>Employee List</title>"
説明: この環境変数は、rwcgi
が次に示す空のリクエストで起動された場合に表示されるrwcgi
ヘルプ・ファイルのURLおよびURIを指定します。
http://
your_webserver
/rwcgi?
有効値: WebページまたはHTMLファイルへの有効なURL
デフォルト: デフォルトのヘルプ画面がブラウザに表示されます。
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例
ブラウザにwww.yahoo.com
ページを表示するには、次のように指定します。
REPORTS_CGIHELP=http://www.yahoo.com
ブラウザにmyhelpfile.htm
というHTMLファイルを表示するには、次のように指定します。
REPORTS_CGIHELP=http://
your_webserver
/myhelpfile.htm
説明: この環境変数は、マップ・ファイル構成を使用する場合に、rwcgi
キー・マップ・ファイル(第18.14項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照)の完全修飾ファイル名と場所を指定します。
この環境変数には下位互換性があります。
有効値: マップ・ファイルへの有効なパス
デフォルト: $DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/<WLS_SERVER_NAME>/applications/reports_<version>/configuration/cgicmd.dat
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例: REPORTS_CGIMAP=c:\$DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\servers\<WLS_SERVER_NAME>\applications\reports_<version>\configuration\cgicmd.dat
説明: この環境変数は、help
やshowmap
などの、rwcgi
からのデバッグおよび診断出力をすべて無効にするかどうかを指定します。
この環境変数には下位互換性があります。
有効値 YES|NO
デフォルト NO
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例: REPORTS_CGINODIAG=YES
に設定されていると、次のリクエストが機能しなくなります。
http://
your_webserver
/rwcgi/help?
説明: この環境変数は、Oracle Reportsコンポーネントにより起動される場合に、Java Virtual Machine (JVM)用のJARファイルとディレクトリのリストを指定します。このリストを追加するのは通常、レポートの設計時に独自のクラスを追加する場合(たとえば、プラガブル・データ・ソース(PDS)を追加したり、PL/SQL-Javaブリッジを使用する場合など)です。
注意: REPORTS_CLASSPATH 環境変数(レジストリ)で指定された文字列値の長さが511文字を超えると、Oracle Reports Builderは正しく動作しません。この問題を解決するには、CLASSPATH 環境変数(システム)を使用して511文字を超える値を指定します。REPORTS_CLASSPATH環境変数の値は、プラットフォームに応じて異なります。たとえば、Windowsプラットフォームでの最大値は255文字です。 |
有効値: デフォルト値は必須です。いずれかのエントリが削除されると、Oracle Reportsコンポーネントが正しく動作しなくなる場合があります。ユーザー定義ディレクトリまたはJavaクラスが含まれたJARファイルをパスに追加することができます。
デフォルト: $ORACLE_HOME/reports/jlib/rwbuilder.jar:$ORACLE_HOME/reports/jlib/rwrun.jar:$ORACLE_HOME/jlib/zrclient.jar:$ORACLE_HOME/modules/oracle.jsp_11.1.1/ojsp.jar:$ORACLE_HOME/modules/oracle.javacache_11.1.1/cache.jar
使用上の注意
この環境変数のデフォルト値は、Oracle Reportsコンポーネントが正しく動作するために必要です。ユーザー・クラスを追加することはできますが、そのリストはプラットフォーム固有のJavaのCLASSPATH
定義に従っている必要があります。
例
REPORTS_CLASSPATH=$ORACLE_HOME/reports/jlib/rwbuilder.jar: $ORACLE_HOME/reports/jlib/rwrun.jar:$ORACLE_HOME/jlib/zrclient.jar:
REPORTS_CLASSPATH
環境変数(レジストリ)で指定された文字列値の長さが511文字を超えると、Oracle Reports Builderは正しく動作しません。この問題を解決するには、CLASSPATH
環境変数(システム)を使用して511文字を超える値を指定します。
説明 Reports Builderレイアウト・エディタのコピー/貼付け操作で使用されるクリップボートのサイズを指定するために使用されます。Reports Builderのレイアウト・エディタのオプジェクトが多い場合は、より高い値に指定します。
値
REPORTS_CLIPBOARD_SIZE
の値:
256KBクリップボード、デフォルト
1MBクリップボード
4MBクリップボード
説明: この環境変数は、すべてのサポート対象出力フォーマットに対してHTMLフォーマット・タグがOracle Reportsで解釈されるかどうかを指定します。
注意: インラインHTMLタグの解釈は、Oracle Reportsとブラウザで異なる場合があります。その結果、Oracle Reports 6i、Oracle9i ReportsまたはOracle Reports 10gリリース1 (9.0.4)でインラインHTMLタグを使用して設計されたレポートは、Oracle Reports 12c (12.2.1.3.0)で異なるHTMLまたはHTMLCSS出力を生成する場合があります。 |
有効値
YES
の場合、「HTMLタグを含む」プロパティが「はい」に設定されているオブジェクトに対して、Oracle ReportsではHTMLタグが解釈されます。
NO
の場合、Oracle Reportsでは、オブジェクトの「HTMLタグを含む」プロパティの設定に関係なく、そのレポートに対してHTMLタグは解釈されません。出力がHTMLおよびHTMLCSSの場合は、ブラウザによってHTMLフォーマット・タグが解釈されます。それ以外の出力フォーマットの場合は、HTMLタグ自体がそのままの形でレポート出力に表示されます。Oracle ReportsでHTMLフォーマット・タグが解釈されないように以前のリリースの動作を保持する場合は、この環境変数をNO
に設定します。
デフォルト YES
使用上の注意
コマンドライン・キーワードCONTAINSHTMLTAGS
は、この環境変数の値よりも優先されます。
説明: この環境変数は、指定されたReports Serverセッション内のCookieの存続期間を指定します。
Single Sign-Onを使用せずに、Reports Serverのセキュアなインスタンスにユーザーがアクセスする場合、Oracle Reports 6iの場合における動作と同様に、独自の認証メカニズムを使用してrwservlet
により識別情報を渡す必要があります。HTTP 1.0プロトコルはステートレスであるため(つまり、サーバーへの各コールは、事実上独立しているので)、Cookieが保持されていないかぎり、レポート・リクエストのたびにユーザーの認証が必要になる場合があります。
セッションごとに1度の認証で済むように、rwservlet
には独自のクライアント側のCookieであるauthid
Cookieが保存されます。ここには、現行セッションに必要な認証情報が格納されます。一度ユーザーが認証されると、暗号化されたCookieがブラウザで作成され、ユーザーはリクエストごとに認証を受けることなく、複数のレポート・ジョブを実行できます。ユーザーがブラウザ・セッションを終了するとauthid
Cookieも終了しますが、この方法だけでCookieを終了するのは十分とはいえません。REPORTS_COOKIE_EXPIRE
環境変数を使用して、セッション内のCookieの存続期間を制限する必要があります。たとえば、ユーザーがログインし、昼食のためにブラウザ・セッションを起動したまま席を外したとします。管理者がReports ServerでREPORTS_COOKIE_EXPIRE
環境変数を定義すると、そのような潜在的セキュリティ危険性を最小限に抑えることができます。rwservlet
でジョブ・リクエストが受信されると、Cookieに保存された時間と現在のシステム時間が比較されます。この時間が環境変数で定義された時間(たとえば、30分)を超えていると、Cookieは否定され、ユーザーには認証情報を提供する必要が生じます。
注意: 特定のレポートに対してユーザーに認証を要求する場合は、SHOWAUTH コマンドライン・キーワードを使用できます。または、キー・マップ・ファイル内の対応するレポート・エントリに%S を使用することもできます。このファイルは通常cgicmd.dat と呼ばれ、$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/<WLS_SERVER_NAME>/applications/reports_<version>/configuration/cgicmd.dat にあります。%S を使用すると、ユーザーはレポートをコールするたびに、ユーザー名とパスワードの入力が要求されます。第18.14項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照してください。 |
有効値: 任意の分数
デフォルト: 30
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例 REPORTS_COOKIE_EXPIRE=30
説明: この環境変数は、CUPSプリンタ・キューへのPDF形式(PostScript形式ではない)のレポートの送信を有効または無効にします。
有効値
YES
の場合、CUPSプリンタ・キューへのPDF形式のレポートの送信が有効になります。
NO
の場合、CUPSプリンタ・キューへのPDF形式のレポートの送信が無効になります。
デフォルト NO
使用上の注意
この環境変数をYES
に設定した後、次のコマンドライン・パラメータを使用して、PDF形式のレポートをプリンタ・キューに送信できます。
DESFORMAT=pdf DESTYPE=printer DESNAME=cups_printer_queue_name
注意: SRW.SET_PRINTER_TRAY()ビルトインはCUPS機能が使用されている場合は無視されます。 |
例 REPORTS_CUPS_PRINTING=YES
説明: この環境変数は、ログイン中にReportsからSSO IDをクライアントIDとしてデータベースに送信することを可能にします。この環境変数には下位互換性があります。
有効値
YES
の場合、SSO環境でSSO IDをクライアントIDとして送信できます。
NO
の場合、SSO IDのクライアントIDとしての送信が無効になります。
デフォルト No
説明: この環境変数は、データベースにログインするためのデータベース認証テンプレートを指定します。この環境変数には下位互換性があります。
有効値: 特別の認証アクションを含むHTMLファイル。デフォルトの状態で使用することをお薦めします。
デフォルト dbauth.htm
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例 REPORTS_DB_AUTH=dbauth.htm
説明: この環境変数で、次の機能を実装するかどうかを指定します。
DISPLAY
変数への依存性の排除(UNIXのみ)
イメージの画面解像度とフォント情報のためにScreenPrinter (screenprinter.ppd
)を使用する機能: これによって、Reports Runtimeに対して有効なプリンタを定義すること(PRINTER
およびTK_PRINTER
環境変数を有効なプリンタ(uiprint.txt
の有効なエントリ)に設定すること)への依存性が排除されます(UNIXのみ)。
拡張イメージングのサポート(すべてのプラットフォーム)
第10.8.2項「拡張イメージングのサポート」を参照してください。
有効値 YES|NO
デフォルト YES
使用上の注意
UIを非表示にするには、Reports Serverをバッチ・モードで起動する必要があります。
REPORTS_DEFAULT_DISPLAY=YES
に設定すると、REPORTS_OUTPUTIMAGEFORMAT環境変数とOUTPUTIMAGEFORMAT
コマンドライン・キーワードで導入される拡張イメージング・サポートが有効になります。画面解像度は、screenprinter.ppd
ファイルのエントリで制御できます。REPORTS_DEFAULT_DISPLAY=NO
に設定すると、イメージング・サポートは、GIF形式(PDF出力、HTML、HTMLCSSの場合)およびBMP形式(RTF出力の場合)に制限されます。
UNIXでは、REPORTS_DEFAULT_DISPLAY=YES
は、DISPLAY
変数で設定された値よりも優先されます。DISPLAY
変数が定義されている場合でもX-Windows表示画面はデフォルトでは使用されません。画面解像度は、screenprinter.ppd
のエントリで制御できます。Oracle Reports 10g (9.0.4)より前のリリースからアップグレードするユーザーの場合、この変更により、既存のレポートの外観、ページ数、出力ファイル・サイズまたはパフォーマンスが影響を受けることがあります。
DISPLAY
に依存するように戻し、スクリーン・フォント(従来のフォント検索アルゴリズム)を使用する手順は次のとおりです。
REPORTS_DEFAULT_DISPLAY=NO
を設定します
uiscreenprint.txt
ファイルのscreenprinter.ppd
エントリを削除します。
DISPLAY
変数をアクティブなX-Windows表示画面に設定します。
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: この環境変数は、レポートをHTML出力で生成する場合に、表示サーバーのデフォルトのピクセル・サイズより優先されるピクセル・サイズを指定します。通常、Oracle Reportsでは表示サーバーのピクセル・サイズが使用されます。以前のレポートで作業しており、そのレポートに表示サーバーと異なるピクセル・サイズ(たとえば、ピクセル・サイズ80)が使用されている場合、この変数を使用すれば以前のレポートと同じ動作を再現できます。
有効値: 72から200までの任意の値
デフォルト: Oracle Reportsによって決定される画面解像度
使用上の注意
Windowsの場合、REPORTS_DEFAULT_PIXEL_SIZE
はレジストリで設定されます。UNIXの場合、コマンド・プロンプトまたはシェル・スクリプトから設定されます。
REPORTS_DEFAULT_DISPLAY = YES
(デフォルト)の場合、Oracle ReportsではHTML出力には、REPORTS_DEFAULT_PIXEL_SIZE
で指定された値が使用されます。ただし、値がREPORTS_DEFAULT_PIXEL_SIZE
で明示的に設定されていないと、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」に記載されているとおり、画面解像度はscreenprinter.ppd
ファイルのエントリで制御できます。
この環境変数は、RTF出力で複数行テキストの切捨てを防止する機能を有効化するかどうかを指定します。この環境変数は、ほとんどの環境で必要ありませんが、RTF出力で複数行テキストの切捨てが表示された場合のみ、YES
を設定してください。
有効値
YES
の場合、RTF出力で複数行テキストの切捨てを防止する機能が有効になります。
NO
の場合、RTF出力で複数行テキストの切捨てを防止する機能が無効になります。切捨てが行われる可能性があります。
デフォルト NO
説明: この環境変数は、ユーザー名とパスワードの暗号化に使用する暗号化鍵を指定します。
有効値: 任意の暗号化鍵
デフォルト reports9i
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例 REPORTS_ENCRYPTION_KEY=oraclereports10g
説明: この環境変数は、BIDI形状変更メカニズムを使用するかどうかを指定します。拡張BiDi処理機能を使用する場合は、この環境変数の値をYES
に設定する必要があります。この環境変数の値を設定しない場合や、この環境変数の値をNO
に設定した場合は、従来のメカニズムが使用されます。
有効値
YES
: Oracle Reportsでは新しい拡張BiDiアルゴリズムに従います。
NO
: Oracle Reportsでは従来のメカニズムに従います。
デフォルト
NO
使用上の注意
REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING
の値をYES
に設定した場合は、次のようになります。
REPORTS_ARABIC_NUMERAL
環境変数の有効な値がすべてサポートされます。
REPORTS_BIDI_ALGORITHM
環境変数に対してサポートされる値は、次のとおりです。
UNICODE
ORACLE
UNICODE_VARIANT
デフォルト値はUNICODE
です。REPORTS_BIDI_ALGORITHM
環境変数が指定されてなく、REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING
がYES
に設定されている場合、デフォルト値はUNICODEです。
注意: REPORTS_ENHANCED_BIDIHANDLING 変数は、使用されるメカニズム(従来または新規)を示します。REPORTS_BIDI_ALGORITHM は、使用されるアルゴリズムを指定します。 |
第B.1.30項「REPORTS_BIDI_ALGORITHM」および第B.1.28項「REPORTS_ARABIC_NUMERAL」を参照してください。
説明: (UNIXのみ)この環境変数は、フォント・モデルを使用するか、以前のリリースのツールキット・フォント処理メカニズムに戻すかを指定します。
有効値
YES
の場合、フォント・モデルを使用してフォントを管理します。
NO
の場合、以前のリリースのツールキット・フォント処理メカニズムを使用してフォントを管理します。
デフォルト YES
説明: この環境変数は、レポートを生成するときに拡張TTFフォント・サブセット機能を含めるかどうかを指定します。この環境変数はデフォルトではYES
に設定されており、この設定で生成されるPDFファイルはアクセス可能で検索可能になります。
有効値 YES|NO
デフォルト YES
使用上の注意
Oracle Reportsでは、デフォルトでは拡張フォント・サブセットの実装が使用されます。REPORTS_ENHANCED_SUBSET=NO
を設定すると、Oracle Reportsでは、Oracle Reports 10g リリース2 (10.1.2)よりも前のリリースで使用されているType 3フォント・サブセットの実装に戻ります。
PDFフォント・サブセットの詳細は、第11.1.2.2項「フォント・サブセット」を参照してください。
説明: (UNIXのみ)この環境変数は、レポートで使用されているすべてのTTFフォントとTTCフォントのすべてのフォント・ファイルの場所を指定します。これにより、ディレクトリ・パスをハードコーティングしなくても、オペレーティング・システム間で容易に移動可能なレポートを作成できます。
REPORTS_FONT_DIRECTORY
で指定されたディレクトリはデフォルトでアクセスできません。このディレクトはファイルの検索のみに使用され、ターゲット・ファイルがこのディレクトリに配置されている場合は、Oracle Reportsによって関連のセキュリティ設定が個別に処理されます。
REPORTS_FONT_DIRECTORY
は、オペレーティング・システムの他の環境変数と同じ方法で定義し、パス長などのプラットフォーム固有ルールに従ってください。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト $DOMAIN_HOME/reports/fonts
使用上の注意
指定できるディレクトリは1つのみです。
フォント・ファイルはデータベースに格納できません。
REPORTS_FONT_DIRECTORY
の最大入力文字数は256文字です。
デフォルト・フォルダ$DOMAIN_HOME/reports/fonts
はデフォルトでは空です。
フォント・ファイルを$DOMAIN_HOME/reports/fonts
に保存するか、フォント・ファイルが保存されるフォルダを指定するようにREPORTS_FONT_DIRECTORY
を設定する必要があります。
説明: この環境変数は、PDFファイルまたはプリンタにグラフを出力する際のインチ当たりのドット数(DPI)を指定します。この環境変数のデフォルト値は、72 DPIに設定されています。これは、レポートのファイル・サイズを小さくするとともに、レポートの生成に要する時間を最小化するためです。
72 DPIより高い値を指定すると、PDFファイルやプリンタに出力されるグラフのイメージ解像度が向上します。ただし、これにより、ファイル・サイズが大きくなるだけでなく、レポート出力の生成に、より時間がかかります。
注意: REPORTS_GRAPH_IMAGE_DPI=250 の値の場合:
|
有効値: 72
から300
デフォルト 72
使用上の注意
Windowsでは、レジストリを使用して、値を指定します。UNIXまたはLinuxでは、reports.sh
で環境変数を設定します。
高いDPI値を設定する場合は、REPORTS_JVM_OPTIONSのJVMヒープ・サイズ値も変更し、JVMにエラー・メッセージ「Out Of Memory
」が表示されないようにすることもできます。
この環境変数は、PDF出力およびプリンタ出力専用になっているため、Oracle Reports配布機能ではサポートされていません。
説明: この環境変数は、レポートにイメージの物理サイズ(通常は解像度とピクセル・サイズ)を格納できる特定のイメージ形式が含まれている場合に役立ちます。イメージが物理サイズに拡大したり縮小されないようにするために、この環境変数をYES
に設定することで、Oracle Reportsでイメージ解像度情報が無視され、イメージのピクセル・サイズのみが使用されるようにできます。これによって、データベース列のこのタイプのイメージが、サムネイルで表示されるかわりに適切に表示されるようになります。
有効値
YES
の場合、Oracle Reportsではイメージ解像度情報が無視され、そのイメージのピクセル・サイズのみが使用されます。
NO
の場合、Oracle Reportsではそのイメージのイメージ解像度情報は無視されません。
デフォルト NO
説明: この環境変数は、JPEGイメージに適した画質のレベルを指定します。JPEGイメージの画質とイメージのサイズのトレードオフが制御されます。通常は、イメージの画質がよいほど、イメージ・ファイル・サイズが大きくなります。
有効値: 0
から100
デフォルト 100
(最高画質)
使用上の注意
Windowsでは、レジストリを使用して、値を指定します。UNIXまたはLinuxでは、reports.sh
で環境変数を設定します。
REPORTS_JPEG_QUALITY_FACTOR
が指定されていないか不適切な値(文字列や範囲外の値など)に設定されている場合、デフォルト値が使用されます。
75
の値を指定すると、イメージの画質もよく、圧縮率も適切になります。
説明: この環境変数は、Oracle Reports Builder、Reports RuntimeまたはReports ConverterによりJVMを起動するときのJVMオプションを指定します。たとえば、この環境変数を使用してJVMの開始ヒープ・サイズと最大ヒープ・サイズ、追加クラスパス・エントリを指定することや、ランダムで連続していないジョブIDを生成することなどができます。
有効値: JVMコマンドライン構文のJVMオプションのリスト
デフォルト -Xmx256M
使用上の注意
デフォルト値-Xmx256M
では、JVMヒープ・サイズが256MBに設定されており、大きなグラフ付きのレポートやサイズの大きいレポートを実行したときに、エラー・メッセージOut of memory
が表示されないように考慮されています。
Reports Engineの起動時に、rwserver
.conf
ファイルのengine
要素にあるjvmoptions
属性で指定されているJVMオプションがチェックされます。第7.2.1.8項「engine」を参照してください。rwserver
.conf
でJVMオプションが設定されている場合は、それがREPORTS_JVM_OPTIONS
環境変数の値よりも優先されます。rwserver
.conf
でJVMオプションが指定されていないと、Oracle Reportsでは、REPORTS_JVM_OPTIONS
環境変数で指定されたJVMオプションが使用されます。
Reports Builder、Reports RuntimeおよびReports Converterでレポートを実行する場合、コマンドラインでJVMOPTIONSコマンドライン・キーワードを使用して指定されたJVMオプションが、REPORTS_JVM_OPTIONS
環境変数で指定されたJVMオプションよりも優先されます。
ランダムで連続していないジョブIDを生成するには、REPORTS_JVM_OPTIONS
を-Djobid=random
に設定し、REPORTS_JVM_OPTIONS
をエクスポートします。
説明: この環境変数は、rwclient
、rwrqm
、rwcgi
またはOracle Forms Servicesで、カスタム・ネットワーク構成ファイルを使用する場合にのみ設定します。この環境変数が設定されていないと、これらのコンポーネントでは、デフォルトのネットワーク構成ファイル(rwnetwork.conf
)が使用されます。rwnetwork.conf
の詳細は、第7.5項「ネットワーク構成ファイル」を参照してください。
有効値 ${DOMAIN_HOME}/config/fmwconfig/components/ReportsServerComponent/<reports_server_name>/rwnetwork.conf
の有効なカスタム・ネットワーク構成ファイル
デフォルト rwnetwork.conf
説明: この環境変数により、レポートをXML形式で保存する場合に使用する文字セットのエンコードを優先的に定義するオプションが提供されます。この設定が必要になるのは、NLS_LANG
とXML IANA定義の文字セット間で使用される文字セット・マッピングで、思いどおりの結果が得られない場合のみです。
XMLパーサーがXMLファイル内の文字を認識できるようにするために、Oracle Reportsでは次のことが実行されます。
NLS_CHARACTERSET
(NLS_LANG
変数の文字セット部分)の値に基づき、XML宣言にエンコード属性が追加されます。
NLS_LANG
文字セットとして設定されている値(たとえば、JA16SJIS
)が、XML仕様で想定されている値(たとえば、Shift_JIS
)に変換されます。
このマッピングは、REPORTS_NLS_XML_CHARSET
にエントリを追加することによって無効にできます。
有効値: セミコロンで区切ったマッピング・ペアのセット。最初の値には生成されるエンコードを指定し、2番目の値にはマッピング値を指定します。
<old_name>=<new_name>[;<old_name>=<new_name>][;<old_name>=<new_name>]...
デフォルト 定義されていません。
例
WISO-8859-8=ISO-8859-8-1;CSEUCKR=EUC-KR;WINDOWS-949=EUC-KR;EUC-CN=GBK;WINDOWS-936=GBK
説明: この環境変数は、他のプリンタおよび表示環境変数および設定とともに、プリンタのかわりにシステムの画面とフォントを使用するかどうかを指定します。
有効値: TRUE|not set
デフォルト TRUE
使用上の注意
REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER
はデフォルトで設定され、常に設定されている必要があります。これが設定されていない場合は(ユーザーが変更した結果)、有効なプリンタが検出されず、REP-1800
エラー・メッセージが表示されます。代替として、有効なプリンタがない場合は、TK_PRINT_STATUSも使用できます。有効なプリンタからのレスポンスは、ファイルに出力している場合でも、Oracle Reportsが出力を生成するために必要です。
REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER
が設定されていても、uiprint.txt
ファイルに有効なエントリがない(つまり、有効なプリンタが定義されていない)場合、uiscreenprint.txt
に指定されているscreenprinter.ppd
が使用されます。この環境変数の設定を解除する必要があるのは、有効なプリンタが存在せず、Oracle Reportsでscreenprinter.ppd
ドライバを使用しない場合のみです。
この方法には制約があり、レポートが設計されたシステムとは異なるシステムからレポートを表示した場合、そのレポートのフォーマットが失われることがあります。また、このレポートを印刷した場合、フォントやメトリックが異なるため、正しくフォーマットされないこともあります。
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明
この環境変数は、HTMLまたはHTMLCSSの出力時に、空白を
で置き換えないかどうかを指定します。
Oracle Reportsでは、フィールドに取得したデータのHTMLメタデータ・キャラクタが適切なエンコードにマッピングされます。つまり、Oracle Reportsは、次のように自動的にマッピングします。
<
は<
"
は"
通常は、ブラウザで正しい結果が生成され、スペースも適切に処理されます。しかし、ブラウザのスペース処理で、思いどおりの結果が得られないこともあります。たとえば、ユーザーがデータの前にインデントを入れた場合などに起こります。ブラウザでは複数のスペースが1つのスペースとして処理されるため、インデントは失われます。
有効値: YES|
not set
デフォルト 設定されていません。
使用上の注意
値が設定されていない場合、スペースはすべて
に置換されます。これにより、スペースでの改行をブラウザが処理する出力で問題が発生する可能性があります。また、生成されるHTMLファイルのサイズも大きくなります。
フィールドの「HTMLタグを含む」プロパティが「はい」に設定されていると、Oracle Reportsではフィールドの値をそのまま出力に渡すため、エンコードは行われません。
例
REPORTS_NO_HTML_SPACE_REPLACE
がYES
に設定されている場合、[ Typical data output]
文の出力は次のようになります。
[ Typical data output]
そして、次のように表示されます(先頭のスペースは無視されます)。
[Typical data output]
この環境変数を設定しない場合は、次のように出力が変換されます。
[ Typical data output]
そして、次のように表示されます(先頭のスペースは維持されます)。
[ Typical data output]
注意: 前述の例にある括弧は先頭の空白を表示するために使用されており、文章の一部ではありません。 |
説明: この環境変数は、レポートで使用するデフォルトのイメージ形式を指定します。
有効値: GIF|JPEG|JPG|PNG|BMP
デフォルト JPEG
使用上の注意
指定した形式と出力タイプが一致することを確認する必要があります。たとえば、BMPはRTFおよびスプレッドシート出力に対してのみ機能します。HTML、HTMLCSSまたはPDF出力では機能しません。
この環境変数の設定よりも、OUTPUTIMAGEFORMATコマンドライン・キーワードの値が優先します。
詳細は、第10.8.2項「拡張イメージングのサポート」を参照してください。
説明 この環境変数は、Reports Runtimeで参照されるファイルの検索パスを指定します。REPORTS_PATH
で指定されたディレクトリが最初に検索され、その後でORACLE_PATH
で指定されたディレクトリが検索されます。この環境変数を使用することにより、レポートと、レポートに使用する外部オブジェクト(PL/SQLライブラリ、外部問合せ、外部ボイラープレートなど)を検索できます。これにより、ディレクトリ・パスをハードコーティングしなくても、オペレーティング・システム間で容易に移動可能なレポートを作成できます。
REPORTS_PATH
で指定されるディレクトリは、デフォルトではアクセスされません。使用されるのはファイルを検索する場合のみであり、ターゲット・ファイルが見つかった場合は、Oracle Reportsにより関連セキュリティ設定が個別に処理されます。
REPORTS_PATH
を定義する際には、ディレクトリ・パス以外にキーワードDB
も指定できます。これにより、Oracle Reportsに対して、現在接続しているデータベースを検索するように指示できます。
たとえば、UNIXプラットフォームで次のように指定したとします。
setenv REPORTS_PATH /home/tkostin/pay:/home/tkostin/receive
Oracle Reportsでは、最初に/home/tkostin/pay
ディレクトリが検索されます。そして、該当するファイルが見つからなかった場合は、/home/tkostin/receive
が検索されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト %ORACLE_HOME%\REPORT\DEMO; %ORACLE_HOME%\REPORT\DEMO\BITMAP; %ORACLE_HOME%\REPORT\DEMO\REQFILES
使用上の注意
REPORTS_PATH
は、オペレーティング・システムの他の環境変数を定義する場合と同様に定義し、パス長などのプラットフォーム固有のルールに従ってください。
REPORTS_PATH
値の許容される長さはオペレーティング・システムによって異なります。すべてのオペレーティング・システムで256文字までがサポートされますが、それより長い値がサポートされる場合もあります。
Reports Server構成ファイル(rwserver
.conf
)に含まれるengine
要素のsourceDir
属性にパスを指定すると、ここに設定した値よりもsourceDir
値が優先されます。
例
REPORTS_PATH=C:\oracle\apps\reports;C:\myfiles
この環境変数は、ディレクトリへの読取りアクセス権や書込みアクセス権を制限するかどうかを指定します。YES
に設定した場合、Oracle Reportsでは、REPORTS_PATH
に指定されているディレクトリに対する読取りアクセス権と書込みアクセス権のみを持ちます。
有効値 YES|NO
デフォルト NO
この環境変数は、レポートに必要なリソース・ファイルの位置を指定します。リソース・ファイルの位置を指定する際には、このパスにグローバリゼーション・サポート・ディレクトリの展開先を含む必要があります。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト: %ORACLE_HOME%\reports\res
使用上の注意
ロケールを変更するには、NLS_LANG以外に、この環境変数も変更する必要があります。
例: 米語ファイルの場合:
REPORTS_RESOURCE=%ORACLE_HOME%\reports\res\US\
日本語ファイルの場合:
REPORTS_RESOURCE=%ORACLE_HOME%\reports\res\JA\
説明: この環境変数は、Web CartridgeまたはWeb CGIリクエストに対するデフォルトReports Serverを指定します。この環境変数が設定されているときは、レポート・リクエストでSERVER
コマンドライン・キーワードを指定せず、デフォルトのReports Serverを使用してリクエストを処理できます。また、SERVER
コマンドライン・キーワードを使用してデフォルトより優先することもできます。
この環境変数には下位互換性があります。
有効値: 任意のReports Serverサービス・エントリ名
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。デフォルトのReports Server名は、第7.3.1.1.1項「server」の説明のように、Oracle Reports Servlet (rwservlet )構成ファイル(rwservlet.properties )で定義されます。 |
例: REPORTS_SERVER=my_rep_server
説明: この環境変数は、Solaris 2.9上のネイティブMotifライブラリとJDK UIパッケージとの間の同期の問題を解決します。REPORTS_SOLARIS_9=YES
を設定した場合、Reports Builderは想定されたとおりに応答します。Solaris 2.9環境でREPORTS_SOLARIS_9=NO
を設定した場合、レポート・ウィザードまたはデータ・ウィザードを起動したときにReports Builderが応答を停止することがあります。
有効値 YES|NO
デフォルト: Solaris 2.9の場合はYES
、他のプラットフォームの場合はNO
説明: この環境変数は、空白をデリミタとして処理するかどうかを指定します。Oracle Reportsでは、単語が1行に収まらない場合に、その行を適切に折り返すアルゴリズムが採用されています。このワード・ラップ・アルゴリズムでは、デフォルトで空白をデリミタとして処理します。
有効値 YES|NO
デフォルト YES
使用上の注意
この環境変数をNO
に設定するのは、中国語のようなマルチバイト文字セットを使用するアジア系言語の場合のみです。これにより、Oracle Reportsでは、空白がデリミタとして処理されず、マルチバイト文字セットの言語に必要なワード・ラップ機能が適切に実行できます。
説明
この環境変数は、SRW.RUN_REPORT
組込みプロシージャを使用してレポートを実行するときに、SERVER
またはUSERID
キーワードを許可するかどうかを指定します。
有効値: YES|
設定しない
デフォルト 設定されていません。
使用上の注意
キーワードのSERVER
およびUSERID
はSRW.RUN_REPORT
とともに使用することは非推奨です。これらのキーワードをSRW.RUN_REPORT
とともに使用するレポートを以前のリリースで作成した場合は、REPORTS_SRWRUN_TO_SERVER=YES
を設定して、これらのレポートを引き続き現在のリリースで実行できます。
以前のリリースで作成したレポートを、非同期で実行しようとすると問題が発生することがあります。このため、できるかぎり早くレポートを最新のOracle Reportsリリースに移行することが重要です。
注意: SRW.RUN_REPORT ビルトイン・プロシージャを含むSRW ビルトイン・パッケージの詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。 |
説明: この環境変数は、SSLを使用する場合のポート番号を指定します。
有効値: 有効なポート番号
デフォルト: 443
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例 REPORTS_SSLPORT=442
説明 Reports Converter (rwconverter)を使用するときにuseridを引数として渡すと、セキュリティ・リスクにつながることがあります。コンバータでは、すでに使用可能な対話式ダイアログ・モードおよびコマンドライン・モードに加えて、標準入力による接続文字列も受け入れられます。useridをセキュア・モードで渡すには、環境変数REPORTS_STDIN_PASSWORD
をYES
に設定します。
接続文字列を入力せずにReports Converterを実行します。コンバータが起動した後に接続文字列を入力します。リダイレクトを使用してコンバータにパスワードを渡してReports Converterを実行します。(これは特に、1スクリプトで複数のReportsをコンパイルする際に役立ちます。)例:
#!/bin/sh echo "Enter userid" read -s myuserid for i in 'ls *.rdf' do echo Compiling Report $i .... rwconverter.sh command_line_arguments> <<< "$myuserid" done
説明: この環境変数は、制限付きReports Serverに対してレポート・リクエストをユーザーが実行する場合に、ユーザー名とパスワードの認証に使用する認証テンプレートを指定します。
有効値: 特別の認証アクションを含むHTMLファイル。デフォルトの状態で使用することをお薦めします。
デフォルト sysauth.htm
使用上の注意
Common Gateway Interface (CGI)レポートの下位互換性のためや、Single Sign-Onが使用されていない場合のために、この環境変数はサポートされています。
注意: CGIのサポートにかわり、JavaServer Pages (JSP)またはサーブレットの機能が実装されています。 |
例 REPORTS_SYS_AUTH=sysauth.htm
説明: この環境変数は、JSPベースのレポートのWebソースに使用されるタグ接頭辞の位置を指定します。これにより、.jspファイルのタグ・ライブラリ(TAGLIB)宣言のReports URIが定義されます。これは、通常次のように定義されています。
<%@ taglib uri="/WEB-INF/lib/reports_tld.jar" prefix="rw" %>
Oracle Reportsが環境変数と一致するuriを見つけると、対応する接頭辞属性を使用して、.jspファイル内のOracle Reportsタグを識別します。
有効値: Oracle Reportsタグ・ライブラリを参照する任意の"uri"
デフォルト: /WEB-INF/lib/reports_tld.jar
使用上の注意
通常、デフォルト値は変更しません。これは、JDeveloperとOracle Reportsのどちらのレポート・ファイルでも同様です。接頭辞属性を変更して、"uri"属性に依存しないように、ネーミングの競合を回避できます。
説明: この環境変数は、Oracle Reports Builder一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。Oracle Reports Builderが一時ファイルの格納先として使用するディレクトリは1つのみです。複数のディレクトリを定義しないでください。
REPORTS_TMP
は、基本オペレーティング・システムの他の環境変数と同じ方法で定義し、パス長などのプラットフォーム固有のルールに従ってください。REPORTS_TMP
を定義しない場合は、デフォルトで現行の作業ディレクトリが使用されます。
FMW 11g/11gR2のインストール中にTMP/TEMP値をチェックすることをお薦めします。REPORTS_TMPはこれらの変数値を継承できるため、C:\TEMPなどの信頼性の高いディレクトリに設定してから、インストールを続行することをお薦めします。
信頼性の低いサブディレクトリとはC:\Users\xxxxx\AppData\Local\Temp\3のような番号の付いたサブディレクトリで、デフォルトでMicrosoft (mstsc)によって作成されます。これらのディレクトリはTMP/TEMP環境変数により使用されますが、一定の時点でオペレーティング・システムによって削除可能です。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
例: REPORTS_TMP=C:\tmp
説明: この環境変数は、Oracle Reportsが使用するライブラリを指定します。これらのライブラリは、ユーザーが作成したプログラム・モジュールで、Oracle Reportsによってコールされます。
REPORTS_USEREXITS
では、複数のライブラリを指定できます。Windowsでは、パス内でディレクトリを区切るには円記号(\)を使用し、パスを区切るにはセミコロン(;)を使用します。UNIXでは、パス内でディレクトリを区切るにはスラッシュ(/)を使用し、パスを区切るにはコロン(:)を使用します。
この値が明示的に設定されないと、Oracle Reportsではシステムのパス変数に従ってrwxtb.dll
が検索されます。
注意: ORA_JAVA ビルトイン・パッケージとJava Importerを使用してJavaメソッドをコールできます。これによってレポートでのユーザー・イグジットの必要性が軽減され、さらにオープンでポータブルな配置が可能になります。また、ダイナミック・ライブラリのC関数を呼び出すための外部関数インタフェースを提供する、ORA_FFI ビルトイン・パッケージを使用することもできます。これらの組込みパッケージが使用可能になったことにより、ユーザー・イグジットの使用はOracle Reportsでは非推奨になっています。ただし、makefileは、既存のユーザー・イグジットを引き続き使用できるようにするために提供されています。
下位互換性のために、この環境変数には以前の名前 |
有効値: 任意のユーザー・イグジット・ライブラリ(絶対パス)
デフォルト 定義されていません。
例
Windowsの場合:
REPORTS_USEREXITS=C:\mydll.dll;d:\mynew.dll;e:\bin\speed.dll
UNIXの場合:
REPORTS_USEREXITS=/usr/oracle/mylib.so:/usr/oracle/myfolder/speed.so
説明: この環境変数は、NLS_LANG
文字セットのかわりにUTF8
文字セットを使用するかどうかを指定します。この環境変数が有効になるのは、エンコード属性が「XML Prolog値」プロパティで指定されていない場合のみです(「XML Prolog値」プロパティの詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照)。
有効値
YES
の場合、UTF8
文字セットを割り当てます(「XML Prolog値」プロパティが設定されていない場合)。
NO
の場合、NLS_LANG
(またはIANA定義)の文字セットを割り当てます(「XML Prolog値」プロパティが設定されていない場合)。
デフォルト YES
この環境変数は、ORACLE_HOME
内のレポート固有のディレクトリを指定します。
有効値: 有効なディレクトリ名
デフォルト
%ORACLE_HOME%\reports(
Windows)
$ORACLE_HOME/reports (
UNIX)
説明 (UNIXのみ)この環境変数は、UNIX版のOracle Reports 6iで実行する印刷コマンドを指定します。以降のリリースでは、TK_PRINT
は廃止されています。印刷スクリプト・ファイル$DOMAIN_HOME/reports/bin/rwlpr.sh
を使用すると、同じ結果を得られます。このスクリプト・ファイルでは、デフォルトでlp
とlpr
コマンドがサポートされます。ご使用のマシンに他の印刷コマンドを使用している場合は、それに合せてこのファイルを変更する必要があります。
有効値: PRINTコマンドと使用しているUNIXに応じたすべての必要なキーワード。これには次の要素が含まれます。
%n
は、プリンタ名の文字列です。
%c
は、印刷部数です。
この文字列は、printf()
書式とほぼ同じです。この環境変数が設定されていない場合、Oracle Reports 6iは、プラットフォームの標準のデフォルト値を使用します。プラットフォームごとのデフォルト値の例を次に示します。
System V:
lp -s -d'%n' -n%c
Solaris:
lpr -P'%n' -#%c -s
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
デフォルトの印刷コマンドで通常のニーズに対応できます。この環境変数を設定するのは、デフォルト値を変更する特別な必要性がある場合のみにしてください。たとえば、出力を多重化する場合は、TK_PRINT
に設定する必要があります。
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: (UNIXのみ)この環境変数は、プリンタを有効化するために実行するコマンドを指定します。プリンタを有効化するには、このコマンドを実行し、その出力からunknown、non-existentまたはinvalidの文字列を検索します。このいずれかの文字列が出力に表示された場合、プリンタは無効で、選択できません。そうでない場合は、プリンタはOracle Reportsで使用できます。
有効値: プリンタ名の%n
を含める必要があります(「TK_PRINT」も参照)。
この環境変数が設定されていない場合、Oracle Reportsでは、組込みのデフォルト値が使用されます。
System V: /usr/bin/lpstat -p'%n' 2>&1
その他: /usr/etc/lpc status '%n' 2>&1
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
この環境変数を使用するのは、使用しているプラットフォームのプリンタのステータス・コマンドがデフォルト値と異なる場合や、有効なプリンタが存在しない場合のみにしてください。有効なプリンタが存在しない場合、TK_PRINT_STATUS=echo
を設定し、uiprint.txt
ファイルにダミー・エントリを指定できます。これにより、Oracle Reportsではプリンタの確認時に有効なレスポンスを取得できます。
REPORTS_NO_DUMMY_PRINTERが設定されており、uiprint.txt
ファイルに有効なエントリが含まれていない場合は、uiscreenprint.txt
に指定されているscreenprinter.ppd
が使用されます。
注意: REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER はデフォルトで設定され、常に設定されている必要があります。これが設定されていない場合は(ユーザーが変更した結果)、REP-1800 エラー・メッセージが表示されます。 |
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明: (UNIXのみ)この環境変数は、デフォルトのプリンタ名を指定します。
有効値: デフォルトのプリンタ名
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
TK_PRINTER
はPRINTERよりも優先します。つまり、両方の変数が設定されている場合は、TK_PRINTER
が最初に参照されます。PRINTER
が参照されるのは、有効なプリンタがTK_PRINTER
に指定されていない場合のみです。TK_PRINTER
とPRINTER
の両方に、有効なプリンタが設定されていないと、Oracle Reportsではuiprint.txt
ファイルの最初のエントリが使用されます。REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER
が設定されており、uiprint.txt
ファイルに有効なエントリが含まれていない場合は、uiscreenprint.txt
に指定されているscreenprinter.ppd
が使用されます。
注意: REPORTS_NO_DUMMY_PRINTER はデフォルトで設定され、常に設定されている必要があります。これが設定されていない場合は(ユーザーが変更した結果)、REP-1800 エラー・メッセージが表示されます。 |
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、AFMファイルの位置を指定します。TK_AFM
の後で、ORACLE_AFM
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは、次のディレクトリのAFMファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/AFM
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、HPDファイルの位置を指定します。TK_HPD
の後で、ORACLE_HPD
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのHPDファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/HPD
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、PPDファイルの位置を指定します。TK_PPD
の後で、ORACLE_PPD
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのPPDファイルが検索されます。
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/components/ReportsToolsComponent/<reports_tools_name>/guicommon/tk/admin/PPD
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明 この環境変数は、TFMファイルの位置を指定します。TK_TFM
の後で、ORACLE_TFM
が参照されます。
有効値: 任意のドライブのディレクトリ
デフォルト 定義されていません。
使用上の注意
いずれの変数にも値を指定しないと、Oracle Reportsでは次のディレクトリのTFMファイルが検索されます。
ORACLE_HOME/guicommon/tk/admin/TFM
UNIX上で印刷する場合、適切な印刷環境の作成には、いくつかの設定および構成が必要になります。UNIXでOracle Reportsを印刷する方法の詳細は、第10章「UNIXでのOracle Reportsによる印刷」を参照してください。
説明
この環境変数は、DB接続の詳細が記述されたtnsnames.oraが格納されているディレクトリの位置を指します。
有効値
tnsnames.ora
ファイルが存在するディレクトリまたはドライブ。
デフォルト値
デフォルトでは、環境変数TNS_ADMIN
の値は、インプロセス・サーバーとスタンドアロン・サーバーの両方に対して$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/
に設定されます。
使用上の注意
TNS_ADMIN
の値を変更する場合は、次のようにします。
スタンドアロン・サーバーの場合、$DOMAIN_HOME/system_components/ReportsServerComponent/<reports_server_name>/data/nodemanager/
にあるreports_process.xmlファイルを編集します
インプロセス・サーバーの場合、$DOMAIN_HOME/bin
にあるsetStartupEnv.sh
ファイルを編集します
説明: この環境変数は、デフォルトのログオン・アカウントを指定します。USERNAME
の設定の詳細は、ご使用のデータベースのドキュメントを参照してください。
有効値: 有効なOracleユーザー名(OPS$
接頭辞なし)
デフォルト 定義されていません。
例 USERNAME=dsanvita
説明: この環境変数は、Oracle Reports Runtimeコンポーネントの言語を指定します。この環境変数とその有効値の詳細は、第23章「グローバリゼーションと双方向のサポートの実装」を参照してください。