Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90222-01 |
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この項では、Oracle Reportsで使用できる各コマンドライン・キーワードについて説明します。
表A-2では、ACCESSIBLE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-2 ACCESSIBLEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: ACCESSIBLE
を使用してOracle Reportsのアクセシビリティ関連機能がPDF出力で有効化されるか(YES
)または無効化されるか(NO
)を指定します。
Oracle ReportsのPDFの詳細は、第11章「Oracle ReportsでのPDFの使用」を参照してください。
構文 ACCESSIBLE={YES|NO}
値
YES
の場合、アクセシビリティの機能がPDF出力で有効化されます。
NO
の場合、アクセシビリティの機能がPDF出力で無効化されます。
デフォルト NO
表A-3では、ARRAYSIZE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-3 ARRAYSIZEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: ARRAYSIZE
を使用して、Oracleの配列処理で使用するサイズ(KB)を指定します。通常、配列サイズが大きくなるに従って、レポートの実行速度も高まります。
構文 ARRAYSIZE=
n
値
n
には1
から9999
までの数字を使用します(位取りのカンマは使用しないでください)。Reports Runtimeでは、レポートでの問合せごとに、指定されたKB数のメモリーを使用できます。
デフォルト 10
使用上の注意: ARRAYSIZE
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-4では、AUTHID
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-4 AUTHIDを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver | rwbridge |
---|---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい |
はい |
説明
AUTHID
を使用して、制限付きのReports Serverのユーザーの認証に使用されるユーザー名とパスワードを指定します。ユーザー認証によって、レポート・リクエストを行っているユーザーがリクエストされたレポートを実行するアクセス権限を持っていることが保証されます。
rwbridge
の場合、AUTHID
を使用して、Oracle Reports Bridgeを停止する権限の付与先となるユーザーの名前とパスワードを指定します。(Oracle Enterprise Managerを使用して)Oracle Reports Bridge構成でidentifier
要素を管理者のユーザー名とパスワードに指定し、Oracle Reports Bridgeを保護できます。これにより、管理者のみがOracle Reports Bridgeを停止できるようになります。
構文: AUTHID=
username
/
password
値
username
/
password
には、Oracle Portalで生成した有効なユーザー名とパスワードを指定します。Oracle Portalに新しいユーザー・アカウントを生成するには、データベース管理者に問い合せてください。
rwbridge
の場合:
username
/
password
は、Oracle Reports Bridge構成ファイル(rwbridge_
bridgename
.conf
)のidentifier
要素で指定されたユーザー名とパスワードです。
デフォルト なし
使用上の注意
AUTHID
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
Single Sign-On環境では、Oracle Application Server Single Sign-Onサーバーが認証処理を実行し、AUTHID
のユーザー名のみをReports Serverに渡します。Single Sign-Onを使用することをお薦めします。
Single Sign-On環境で認証サーバーとしてOracle Access Manager 11g (OAM)を使用している場合に、Reports URLでAUTHID
が渡されると、OAM認証ページが表示されます。
表A-5では、AUTOCOMMIT
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-5 AUTOCOMMITを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: AUTOCOMMIT
を使用して、データベースへの変更(CREATE
など)をデータベースに自動的にコミットするかどうかを指定します。ある種の非Oracleデータベース(SQL Serverなど)では、AUTOCOMMIT=YES
とする必要があります。
構文: AUTOCOMMIT={YES|NO}
値
YES
の場合、データ変更が自動的にデータベースにコミットされます。
NO
の場合、COMMITコマンドが実行されるか、データをコミットするPL/SQLコマンドが実行されるまで、データ変更はデータベースにコミットされません。
デフォルト NO
使用上の注意: AUTOCOMMIT
は、URLからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-6では、BACKGROUND
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-6 BACKGROUNDを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
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はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: BACKGROUND
を使用して、サーバー上のレポートを同期で実行するか(NO
)非同期で実行するか(YES
)を指定できます。
注意: BACKGROUND システム・パラメータはOracle Reportsでは非推奨です。BACKGROUND は、コマンドラインのみで使用します。 |
構文: BACKGROUND={YES|NO}
値
YES
の場合、レポートを非同期で実行します。クライアントがコールをサーバーに送信すると、レポート・ジョブが完了するのを待たずに他のプロセスを続行します。クライアント・プロセスが中止されると、そのジョブは取り消されます。
NO
の場合、レポートを同期で実行します。クライアントは、レポートがキューに入れられ、ランタイム・エンジンに割り当てられ、実行されてから完了するまで待ちます。
デフォルト NO
使用上の注意: rwbuilder
にBACKGROUND=YES
を使用した場合、警告が出力され、キーワードは無視されます。
表A-7では、BATCH
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-7 BATCHを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
はい |
説明: BATCH
は、サーバーを非UIモードで実行する場合に使用します。BATCH=YES
を指定したコマンドラインから実行した場合、ユーザー・インタフェースは表示されません。たとえば、rwserver
でこのオプションを使用すると、サーバーをスクリプトおよびリモート・エージェントから実行でき、実行中にサーバー・ダイアログは表示されません。
rwconverter
でBATCH=YES
を使用すると、レポートまたはライブラリの変換にユーザーが介入しないように、すべての端末入力および出力を抑止します。rwserver
でBATCH
を使用すると、サーバー・ダイアログ・ボックスがオフ(YES
)またはオン(NO
)になり、プロセスのメッセージが表示または非表示になります。
構文: BATCH={YES|NO}
値
YES
の場合、すべての端末入力および出力を非表示にします(レポートはバックグラウンドで実行されます)。これは、rwrun
の場合、デフォルトです。
NO
の場合、特殊な端末入力および出力を許可します。rwconverter
の場合、「変換」ダイアログ・ボックスが表示され、そのダイアログ・ボックスを受け入れると、変換が実行されます。
デフォルト NO
使用上の注意
BATCH=YES
の場合、エラー・メッセージはSYSOUT
に送信されます。SYSOUT
の詳細は、DESTYPEを参照してください。
BATCH=YES
の場合、PARAMFORM=YES
は無効になります。これは、ランタイム・パラメータ・フォームをバッチ・モードで表示する意味がないためです。
表A-8では、BCC
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
説明: BCC
を使用して、電子メールのブラインド・コーテシー・コピー(指定された受信者名が他の受信者に見えない(公開されない)宛先)を指定します。
注意: ブラインド・コピーでは、指定された受信者名が他の受信者に見えません(公開されません)。 |
構文: BCC="
emailid
" | ("
emailid
","
emailid
",...)
値
emailid
には、someone
@foo
.com.
形式の有効な電子メール・アドレスを指定します
デフォルト なし
使用上の注意
表A-9では、BLANKPAGES
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-9 BLANKPAGESを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: BLANKPAGES
を使用して、レポートの印刷時に空白ページの印刷をするかどうか指定します。このキーワードは、レポート出力に印刷したくない空白ページがある場合に使用します。
構文: BLANKPAGES={YES|NO}
値
YES
の場合、すべての空白ページを印刷します。
NO
の場合、空白ページを印刷しません。
デフォルト YES
使用上の注意: BLANKPAGES
は、論理ページが複数の物理ページ(またはパネル)にわたっていて、すべての空白の物理ページの印刷をしないときに特に便利です。
表A-10では、BUFFERS
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-10 BUFFERSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: BUFFERS
を使用して、仮想メモリー・キャッシュのサイズをKBで指定します。レポートの実行に十分な領域を確保する一方で、システムのリソースを使い過ぎないように調整する必要があります。
構文: BUFFERS
=n
値
n
には1
から9999
までの数字を使用します(位取りのカンマや小数点などは使用しないでください)。オペレーティング・システムによっては、上限がこれより低い場合もあります。
デフォルト 640
使用上の注意
この設定がセッションの途中で変更されても、変更は次のレポートが実行されるまで有効になりません。
BUFFERS
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-11では、CACHELOB
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-11 CACHELOBキーワードを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: CACHELOB
を使用して、取り出したORACLEラージ・オブジェクトをReports Serverの一時ファイル・ディレクトリにキャッシュするかどうかを指定します。一時ファイル・ディレクトリは、REPORTS_TMP
環境変数、またはtempDir
プロパティ(Reports Server構成ファイルrwserver.
conf
のengine要素のプロパティ)で指定されます。tempDir
設定はREPORTS_TMP
設定をオーバーライドします。
構文: CACHELOB={YES|NO}
値
YES
の場合、LOBを一時ファイル・ディレクトリにキャッシュします。
NO
の場合、LOBを一時ファイル・ディレクトリにキャッシュしません。
デフォルト YES
使用上の注意
このオプションは、コマンドラインでのみ設定できます。
サーバー上の一時ファイル・ディレクトリの場所に、使用可能なディスク領域が十分にない場合は、この値をNO
に設定することをお薦めします。ただし、この値をNO
に設定すると、LOBをデータベースから複数回フェッチする必要がある場合があり、それによってパフォーマンスが低下することがあります。
CACHELOB
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-12では、CC
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
説明: CC
を使用して、電子メールのCC宛先を指定します。
構文: CC="
emailid
" | ("
emailid
","
emailid
",...)
値
emailid
には、someone
@foo
.com
形式の有効な電子メール・アドレスを指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-13では、CELLWRAPPER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-13 CELLWRAPPERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: CELLWRAPPER
を使用して、レポート出力のデリミタ付きセルの前後に表示される文字を指定します。
構文: CELLWRAPPER=
value
値
value
には、任意の英数字または英数字の文字列を使用します。
表A-15 予約済の有効値
値 | 説明 |
---|---|
|
セルの両側にタブが配置されます。 |
|
セルの両側にシングル・スペースが配置されます。 |
|
セルの両側に改行が配置されます。 |
|
セルの囲み文字は使用されません。 |
デフォルト なし
使用上の注意
このキーワードを使用できるのは、DESFORMAT=DELIMITED
またはDESFORMAT=DELIMITEDDATA
と指定しているときのみです。
セルの囲み文字は実際のデリミタとは異なります。セルの囲み文字は、デリミタ付きデータの周囲に表示される文字を指定します。デリミタは、2つのデータ間の境界または区切り位置を示します。
表A-17では、CMDFILE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-17 CMDFILEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
説明: CMDFILE
を使用して、レポートのコマンドライン・オプションを格納するファイルをコールします。コールするファイルは、.txt
またはその他のASCII形式ファイルである必要があります。
CMDFILE
とcgicmd.dat
キー・マップ・ファイル(第18.14項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照)との違いは、CMDFILE
には1つのレポートに対してコマンドラインを1つ指定できるのに対し、cgicmd.dat
ファイルには、複数のレポートに対して、キーによって識別されるコマンドを複数格納できる点です。また、CMDFILE
キーワードは、コマンドラインで他の引数とともに使用できますが、cgicmd.dat
に関連したキー引数を使用する場合、コマンドラインで使用するのはその引数のみです。
CMDFILE
キーワードを使用すると、実行コマンドを呼び出すたびに多くのオプションを指定しなくても、レポートを実行できます。
構文: CMDFILE=
filename
値
filename
には、任意の有効なコマンド・ファイル名を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
rwservlet
では、CMDFILE
キーワードを使用するのではなく、cgicmd.dat
ファイルのキーを参照するCMDKEY
キーワードを使用します。
コマンド・ファイルは、別のコマンド・ファイルを参照できます。
コマンド・ファイルで指定するコマンドライン構文は、コマンドラインで使用される構文と同じです。
コマンドラインに入力した値は、コマンド・ファイルで指定した値をオーバーライドします。たとえば、コマンドラインからrwclient
をCOPIES
=1およびCMDFILE
=RUNONE
(コマンド・ファイル)として指定するとします。一方RUNONE
ファイルにはCOPIES
の値として2が指定されています。この場合、コマンドラインで指定したCOPIES
の値(1)は、RUNONE
ファイルで指定したCOPIES
の値(2)よりも優先されます。この場合、生成されるレポートのコピーは1つのみです。
このキーワードの値は、オペレーティング・システムによって異なります。
表A-18では、CMDKEY
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-18 CMDKEYを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: CMDKEY
を使用して、cgicmd.dat
キー・マップ・ファイル内のキー識別コマンドラインをコールします。第18.14項「キー・マップ・ファイルの使用」を参照してください。例:
構文: CMDKEY=
key
値
key
には、cgicmd.dat
ファイルで指定されたコマンドラインに関連付けられたキーの名前を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
CMDKEY
をrwservlet
で使用する際、コマンドラインでは順不同で使用できます(URLの場合は、疑問符の後に使用します)。rwservlet
には、CMDKEY
とともに他のコマンドライン・キーワードも使用できます。
CMDKEY
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
例
http://your_webserver/reports/rwservlet?cmdkey=key& ...
表A-19では、COLLATE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-19 COLLATEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: COLLATE
を使用して、レポートをプリンタに出力するときに部単位で印刷する動作を制御します。
構文: COLLATE={YES|NO}
値
YES
の場合、プリンタへの出力時に部単位で印刷されます。
NO
の場合、プリンタへの出力時に部単位で印刷されません。
デフォルト YES
例
3ページの文書を3部印刷する場合、COLLATE
をYES
に設定すると、次のように出力されます。
1 2 3|1 2 3| 1 2 3
文書はこのページ番号の順序で印刷されます。この動作は、「印刷」ダイアログ・ボックスの「部単位で印刷」チェック・ボックスを選択した場合と同じ動作です。
3ページの文書を3部印刷する場合に、COLLATE
をNO
に設定すると、次のように出力されます。
1 1 1| 2 2 2| 3 3 3
表A-20では、COMPILE_ALL
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-20 COMPILE_ALLを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
説明: COMPILE_ALL
を使用して、rwconverter
によって変換されたレポート内のすべてのプログラム・ユニットを強制的にコンパイルします。ただし、次の場合を除きます。
宛先タイプ(DTYPE)がREXFILE
、XMLFILE
またはJSPFILE
の場合、プログラム・ユニットはrwconverter
によってコンパイルされません。Oracle Reports BuilderまたはReports ServerでREX、XMLまたはJSPのレポート定義を開くと、自動的にOracle Reportsによってコンパイルされます。
構文 COMPILE_ALL={YES|NO}
値
YES
の場合、DTYPEがREXFILE
、XMLFILE
またはJSPFILE
の場合を除いて、すべてのプログラム・ユニットがコンパイルされます。
NO
の場合、未コンパイルのプログラム・ユニットのみコンパイルされます。
デフォルト NO
使用上の注意: デフォルトでは、rwconverter
による変換操作の際に未コンパイルのプログラム・ユニットがすべてコンパイルされます。COMPILE_ALL=YES
の場合、レポート内のすべてのプログラム・ユニット(コンパイル済のプログラム・ユニットも含む)が強制的にrwconverter
によってコンパイルされます。レポートを別のクライアント・マシンに移動すると、このように指定することで、すべてのプログラム・ユニットが確実に再コンパイルされるので、潜在的な非互換が予防されます。
表A-23では、CONTAINSHTMLTAGS
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-21 CONTAINSHTMLTAGSを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: オブジェクトの「HTMLタグを含む」プロパティを「はい」に設定すると、HTMLフォーマット・タグの定義済セットを使用して、テキスト・スタイル(太字、イタリック、下線および取消し線)とテキスト属性(フォント名、フォントの色およびフォント・サイズ)をフォーマットし、Oracle Reportsでサポートされているすべてのビットマップ出力フォーマットで、フォーマット済テキスト・オブジェクトを生成できます。
CONTAINSHTMLTAGS
を使用して、サポートされているすべての出力フォーマットで、HTMLフォーマット・タグがOracle Reportsで解釈されるかどうかを指定します。
構文 CONTAINSHTMLTAGS=YES|NO
値
YES
の場合、Oracle Reportsでは、「HTMLタグを含む」プロパティが「はい」に設定されているすべてのオブジェクトで、HTMLフォーマット・タグが解釈されます。
NO
の場合、Oracle Reportsでは、オブジェクトの「HTMLタグを含む」プロパティの設定に関係なく、そのレポートに対してHTMLタグは解釈されません。出力がHTMLおよびHTMLCSSの場合は、ブラウザによってHTMLフォーマット・タグが解釈されます。それ以外の出力フォーマットの場合は、HTMLタグ自体がそのままの形でレポート出力に表示されます。
デフォルト YES
使用上の注意
サポートされている出力フォーマットは、PDF、RTF、HTML、HTMLCSS、スプレッドシートおよびPostScriptです。
HTMLタグの解釈は、Oracle Reportsとブラウザで異なる場合があります。したがって、Oracle Reports 10gリリース2 (10.1.2)より前のリリースでHTMLタグを使用して設計されたレポートは、それ以降のリリース(Oracle ReportsによってHTMLフォーマット・タグが解釈されていたリリース)では異なるHTMLやHTMLCSS出力が生成されることがあります。Oracle ReportsでHTMLフォーマット・タグが解釈されないようにして、以前のリリースの動作を維持する場合、REPORTS_CONTAINSHTMLTAGS環境変数をNO
に設定します。
REPORTS_CONTAINSHTMLTAGS環境変数をNO
に設定した場合でも、選択したレポートに対してコマンドラインでCONTAINSHTMLTAGS=YES
を指定して、サポートされているすべての出力フォーマットに対してOracle ReportsがHTMLフォーマット・タグを解釈するようにもできます。つまり、このコマンドライン・キーワードで指定する値は、REPORTS_CONTAINSHTMLTAGS環境変数よりも優先されます。
注意: Oracle Reportsでは、OLEのサポートは廃止されました(OLEは、Webベースの環境では適用できないクライアント/サーバー機能)。かわりに、MIMEタイプを、関連付けられたプラグインとハイパーリンクとともに使用します。 |
表A-23では、CONTAINSOLE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-22 CONTAINSOLEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: 下位互換性のために、CONTAINSOLE
を使用して、レポートのプログラム・ユニットまたは連結ライブラリにOLE (Object Linking and Embedding)コールが含まれているかどうかを指定します。CONTAINSOLE=YES
の場合、OLEシステムはレポート実行開始時に初期化され、レポート実行終了時に終了します。
構文 CONTAINSOLE=YES|NO
値
YES
の場合、レポートのプログラム・ユニットまたは連結ライブラリにOLEコールが含まれています。
NO
の場合、レポートのプログラム・ユニットまたは連結ライブラリにOLEコールは含まれていません。
デフォルト NO
表A-23では、CONTENTAREA
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-23 CONTENTAREAを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: CONTENTAREA
を使用して、レポート出力の配信先となるOracle9iAS Portalリリース1のコンテンツ領域を指定します。このキーワードは、Oracle9iAS Portalリリース1に対する下位互換性を確保するために維持されています。Oracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性の詳細は、「SITENAME」を参照してください。Oracle Portal 10g リリース1 (9.0.4)以降では、PAGEGROUPを使用してください。
構文: CONTENTAREA=
name
値
name
には、有効なOracle9iAS Portalリリース1対応コンテンツ領域の名前(内部名)を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
Oracle Reportsの出力をOracle9iAS Portalリリース1に送信するには、このキーワードの使用が必須です。
CONTENTAREA
の名前には、表示名ではなく内部名を指定する必要があります。内部名を使用すると、Oracle9iAS Portalリリース1のコンポーネント・インスタンスが一意に識別されます。
関連するキーワードは、CONTENTAREA*、EXPIREDAYS、ITEMTITLE、OUTPUTFOLDER*、OUTPUTPAGE、PAGEGROUP、SITENAME*、STATUSFOLDER*、STATUSPAGEです。
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。
表A-24では、COPIES
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-24 COPIESを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: COPIES
を使用して、印刷するレポート出力の部数を指定します。
構文: COPIES=
n
値
n
には、1から9999までの整数を使用します(位取りのカンマや小数点などは使用しないでください)。
デフォルト: COPIES
パラメータの初期値プロパティから取得します(初期値は、設計時にOracle Reports Builderで定義)。
使用上の注意
DESTYPE
がPRINTER
でない場合、このキーワードは無視されます。
ランタイム・パラメータ・フォーム上でCOPIES
が空白のままになっている場合は、デフォルトの1
が使用されます。
表A-25では、CUSTOMIZE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-25 CUSTOMIZEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
はい |
はい |
いいえ |
説明: CUSTOMIZE
を使用して、現在のレポートに対して実行するOracle Reports XMLファイルを指定します。XMLファイルには、レポート定義をなんらかの形で変更する、カスタマイズされた設定(レイアウトやデータ・モデルの変更など)が入っています。
構文: CUSTOMIZE=
filename
.xml | (
filename1
.xml,
filename2
.xml,...)
値
filenamen
.xml
には、有効なXMLレポート定義を含むファイル名またはファイル名のリストを指定します。必要に応じて、ファイル名の前にパス情報を付加します (REPORTS_PATH
レジストリまたはengine要素のSourceDir
プロパティで指定されているパスにファイルが置かれていない場合は、パスを付加する必要があります)。
デフォルト なし
使用上の注意
通常、XMLレポート定義のファイル拡張子には.xml
を付けますが、CUSTOMIZE
キーワードを使用するときは、その拡張子を付ける必要はありません。
CUSTOMIZE
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
Microsoft Internet Explorerでは、URLの戻りストリームのMIMEタイプが無視され、URLを参照しMIMEタイプが設定される場合があります。このため、URLでCUSTOMIZE
を最後のキーワードとして指定した場合に問題が発生することがあります。
...REPORT=emp.rdf CUSTOMIZE=c:\myreports\emp.xml
この場合、URLが拡張子.xml
で終わるため、Internet Explorerでは、URLの戻りストリームが実際はHTMLであったとしても、XMLとして処理されます。結果として、ブラウザ・エラーが発生します。この問題を回避するには、URLの最後に一般的なファイル拡張子を使用しないようにします。前述の例では、URLでREPORT
パラメータとCUSTOMIZE
パラメータの位置を入れ替えることができます。
表A-26では、DATEFORMATMASK
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-26 DATEFORMATMASKを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DATEFORMATMASK
を使用して、日付の値がデリミタ付きのレポート出力でどのように表示されるかを指定します。
構文: DATEFORMATMASK=
mask
値
mask
には、任意の日付書式マスクを指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
このキーワードを使用できるのは、DESFORMAT=DELIMITED
またはDESFORMAT=DELIMITEDDATA
と指定しているときのみです。
注意: 有効なDATEFORMATMASK 値については、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプの日付および時間書式マスク構文に関するトピックを参照してください。 |
DATEFORMATMASK
は、コマンドラインからJSPベースのWebレポートを実行する場合に使用できます。
表A-26では、DBPROXYCONN
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-27 DBPROXYCONNを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DBPROXYCONN
を使用して、Oracle Internet Directoryからプロキシのユーザー名、パスワードおよびデータベース情報を取得するために使用するキーを指定します。このキーは、デフォルトのリソース・アクセス情報を指定するときにOracle Internet Directoryで作成されます。
構文 dbproxyconn=key
値
KEY
には、ユーザーRADまたはデフォルトRADのOracle Internet Directoryで構成されているリソース名を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
dbproxy接続キーをサーバー構成ファイルに追加できます。
表A-28では、DELAUTH
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-28 DELAUTHを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DELAUTH
を使用して、rwservlet
のユーザーID Cookieを削除します。
構文 http://
your_webserver
/reports/rwservlet/delauth[?]
[server=server_name
][&authid=
username
/
password
]
値 構文を参照してください。
デフォルト なし
使用上の注意
表A-29では、DELIMITED_HDR
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-29 DELIMITED_HDRを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DELIMITED_HDR
を使用して、DESFORMAT=DELIMITED
またはDESFORMAT=DELIMITEDDATA
によるレポート実行の際に、レポート・ヘッダーなどのボイラープレート・テキストをオフにします。
構文 DELIMITED_HDR={YES|NO}
値
YES
の場合、デリミタ付き出力ファイルのボイラープレート・テキストをそのまま残します。
NO
の場合、デリミタ付き出力ファイルのボイラープレート・テキストをすべてオフにします。
デフォルト YES
使用上の注意 このキーワードを使用できるのは、DESFORMAT=DELIMITED
またはDESFORMAT=DELIMITEDDATA
と指定しているときのみです。
表A-30では、DELIMITER
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-30 DELIMITERを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DELIMITER
を使用して、レポート出力のセルを区切るために使用する文字を指定します。
構文 DELIMITER=
value
値
value
には、次のような任意の英数字または英数字の文字列を使用します。
予約値には次のようなものがあります。
デフォルト: タブ
使用上の注意 このキーワードを使用できるのは、DESFORMAT=DELIMITED
またはDESFORMAT=DELIMITEDDATA
と指定しているときのみです。
表A-34では、DESFORMAT
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-34 DESFORMATを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DESFORMAT
を使用して、DESTYPE
=FILE
およびDESNAME=
filename
が指定されている場合にレポートのフォーマットに使用するレポートの出力フォーマットまたはプリンタ定義を指定します。
構文 DESFORMAT=
desformat
値: 長さが1Kを超えない任意の有効な宛先フォーマットです。このキーワードの有効値の例は、表A-35を参照してください。
表A-35 DESFORMATの有効値
値 | 説明 |
---|---|
|
レポート出力は、デフォルトのプリンタ・ドライバを使用してレポートをフォーマットするファイルに送信されます(たとえば、PostScriptドライバはPostScript出力フォーマットを生成します)。 |
|
このレポート出力は、標準のスプレッドシート・ユーティリティ(Microsoft Excelなど)で読み取ることのできるファイルに出力されます。 |
|
|
|
このレポート出力は、HTMLフォーマットのファイルに出力されます。「使用上の注意」を参照してください。 |
|
このレポート出力は、スタイル・シート拡張を含むファイルに出力されます。「使用上の注意」を参照してください。 |
|
このレポート出力は、PDF形式のファイルに出力され、Adobe AcrobatなどのPDFビューアで読み取ることができます。PDF出力は、現在システムに構成されているプリンタに基づきます。プリンタへの出力には、現在選択されているプリンタのドライバが使用されるため、レポートを実行しているマシンにプリンタを構成している必要があります。 |
|
MODE MODE |
|
このレポート出力は、ワード・プロセッサ(Microsoft Wordなど)で読み取ることのできるファイルに送信されます。Microsoft Wordでファイルを開き、レポート内のすべての図形およびオブジェクトを表示するには、「表示」→「ページ レイアウト」を選択する必要があります。「使用上の注意」を参照してください。 |
|
(コマンドラインのみ)レポート出力はHTMLファイルに送信され、それはMicrosoft Excel 2000で直接開くことができます。スプレッドシート出力は、どのフォーマット( |
|
(コマンドラインのみ) Oracle Reportsでは、レポート出力はMicrosoft Excelなどのスプレッドシート・アプリケーションと互換性があるHTMLファイルに送信されます。また、 |
|
このレポート出力は、XMLファイルとして保存されます。このレポートは、XMLをサポートしているブラウザ、あるいは任意のXML表示アプリケーションでオープンしたり読み取ることができます。 |
デフォルト: DESFORMAT
システム・パラメータの初期値プロパティ(Oracle Reports Builderで設計時に定義)から取得します。Oracle Reports Builderを使用してレポートを実行するときにDESFORMAT
が空白またはDFLT
である場合、現行のプリンタ・ドライバ(「ファイル」→「プリンタ」で指定)が使用されます。プリンタ名が選択されていないと、デフォルトでPostScript出力フォーマットが使用されます。
使用上の注意
このキーワードの値は、使用しているオペレーティング・システムによっては、大文字と小文字の区別が必要な場合があります。
DESFORMAT=HTML
またはDESFORMAT=HTMLCSS
の場合、スペースは
に置き換えられます。このデフォルト動作によって、右揃えの数値における整列の問題が解消されます。HTMLおよびHTMLCSS出力でスペースが
に置換されないようにするには、REPORTS_NO_HTML_SPACE_REPLACE
をYES
に設定する必要があります。これにより、HTMLおよびHTMLCSS出力のDELIMITER
コマンドライン・キーワードの機能が削除されます(DESFORMAT
=DELIMITED
の場合、DELIMITER
は引き続き有効です)。
DESFORMAT
=DELIMITED
は、DSTファイル(レポートを配布するためにコマンドラインのDESTINATION
キーワードで指定)ではサポートされません。その場合、Oracle Reportsでは、次のエラーが表示されます。
REP-34305: destid= 'DEST1'のキーワードの設定が無効です。
注意: DSTファイルがサポートされているのは、下位互換性を確保するためです。レポートを配布するには、第20章「拡張配布の作成」の説明に従ってReports Builderの「配布」ダイアログ・ボックスまたはXMLを使用することをお薦めします。 |
DELIMITED
機能では、DELIMITER、CELLWRAPPER、NUMBERFORMATMASKおよびDATEFORMATMASKのコマンドライン・キーワードも使用できます。
DESFORMAT
=DELIMITEDDATA
の場合、DelimitedDataドライバはレポート・データ・モデルで実行されず、XMLドライバとほぼ同じ動作をします。ドライバがデータ・モデルで実行されないため、レイアウトで定義されたフォーマットはDelimitedData出力に反映されません。
次の列プロパティを設定して列名を変更し、列をDelimitedData出力ファイルから除外できます。
「XMLタグ」プロパティを使用して列の別名を入力できます。
「XML出力から除外」プロパティを使用して列をDelimitedData出力から除外できます。
DELIMITEDDATA
機能では、DELIMITED
と同様に、DELIMITER、CELLWRAPPER、NUMBERFORMATMASKおよびDATEFORMATMASKのコマンドライン・キーワードも使用できます。
デリミタ付き出力の詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプの「デリミタ付き出力について」(およびOracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイドマニュアルの高度なコンセプトの章)を参照してください。
DESFORMAT=SPREADSHEET
の場合、レポート出力では、色、フォント、条件付き書式、グラフ、イメージなどのリッチ・レイアウト・フォーマットが保持されます。DESFORMAT=SPREADSHEET
で実行されるレポートで様々なレポート・オブジェクトが生成される方法の詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプの「スプレッドシート出力について」(およびOracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイドマニュアルの高度なコンセプトの章)を参照してください。
Oracle Reportsで生成されたRTF出力を日本語版Microsoft Word 95で開くと、ダッシュが正しく表示されないなどの出力問題が発生する場合があります。この問題はMicrosoft Word 95固有の問題であり、日本語版Microsoft Word 97では発生しません。
表A-36では、DESNAME
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-36 DESNAMEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DESNAME
を使用して、レポート出力の送信先のキャッシュ、ファイル、プリンタ、WebDAVサーバーまたは電子メールID(または配布リスト)を指定します。
構文 DESNAME
=desname
値
desname
には、1KBを超えない長さの任意の有効なキャッシュ宛先、ファイル名、プリンタ名、電子メールIDまたはWebDAVサーバーを指定します。プリンタ名には、オプションでポートを指定できます。例:
DESNAME=printer,LPT1:
DESNAME=printer,FILE:
デフォルト: DESNAME
パラメータの初期値プロパティから取得します(初期値はOracle Reports Builderで設計時に定義)。DESTYPE
=
FILE
で、かつDESNAME
が空の文字列である場合は、実行時にデフォルトでreportname.lis
になります。
使用上の注意
このキーワードの値は、使用しているオペレーティング・システムによっては、大文字と小文字の区別が必要な場合があります。
レポート出力を電子メールで送信するには、電子メールIDを通常の電子メール・アプリケーション(任意のSMTP互換アプリケーション)の場合と同様に指定します。複数のユーザー名を指定する際は、スペースを入れずにカンマで区切ります。例:
tsmith@companya.com,gjones@companyb.com,mroberts@companyc.com
場合によっては、このキーワードがオペレーティング・システムによって無効にされることもあります。
例
例1: レポート出力をファイルに送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=file desname=c:\mydir\test.pdf http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=pdf+destype=file+desname=c:\mydir\test.pdf rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=file desname=c:\mydir\test.
例2: レポート出力をプリンタに送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=printer desname=myprinter http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+destype=printer+desname=myprinter rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=printer desname=myprinter
例3: レポート出力を電子メールで送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=mail desname="emp1@comp.com, emp2@comp.com" cc="emp3@comp.com" bcc="mgr@comp.com" replyto="me@comp.com" from="me@comp.com" http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=pdf+destype=mail+desname="emp1@comp.com, emp2@comp.com"+cc="emp3@comp.com"+bcc="mgr@comp.com"+ replyto="me@comp.com"+from="me@comp.com" rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=mail desname="emp1@comp.com, emp2@comp.com" cc="emp3@comp.com" bcc="mgr@comp.com" replyto="me@comp.com" from="me@comp.com"
例4: レポート出力をWebDAV(いずれかのWebDAVサーバーまたはOracle Portal WebDAV)に送信
注意: 現在、Reports Builder環境からのFTPおよびWebDAV宛先へのサポートはありません。ただし、Reports RuntimeおよびReports Server環境からはサポートされています。 |
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=htmlcss destype=webdav desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.html" http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=htmlcss+destype=webdav+ desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.html" rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydbdesformat=htmlcss destype=webdav desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.htm"
表A-37では、DEST
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-37 DESTを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
説明: DEST
を使用して、変換後のレポートまたはライブラリの名前を指定します。
構文: DEST={
dest_name|(dest_name1, dest_name2,
…)|pathname
}
値
dest_name
には、有効なレポート名、ライブラリ名またはファイル名、あるいは名前をカンマで区切り、括弧で囲んだそれらのリスト((qanda,text,dmast)
など)を指定します。
デフォルト: DEST
キーワードを指定しない場合、rwconverter
は次のデフォルト名を使用します。
DTYPEがPLDFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.pld
です。
DTYPEがPLLFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.pll
です。
DTYPEがRDFFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.rdf
です。
DTYPEがREPFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.rep
です。
DTYPEがREXFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.rex
です。
DTYPEがTDFFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.tdf
です。
DTYPEがXMLFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.xml
です。
DTYPEがJSPFILE
のとき、DEST
のデフォルト名はsource.jsp
です。
DTYPEがREGISTER
のとき、DEST
のデフォルト名はSQL*Plusスクリプト出力ファイルの名前(output.sql
など)です。
使用上の注意
ファイル名のレポート/ライブラリ名のリストは、各エントリをカンマで区切り、括弧で囲む必要があります。例:
(qanda,test,dmast)または(qanda, test, dmast)
存在するソース名よりも指定した宛先名が多い場合、余分な宛先名は無視されます。存在するソース名よりも指定した宛先名が少ない場合、宛先名がなくなるとデフォルト名が使用されます。
DEST
キーワードの値は、オペレーティング・システムによって異なります。
DTYPE=REGISTER
のとき、複数の宛先は不要です。DEST
に複数のSQL*Plusスクリプト・ファイル名を指定しても、最初のファイル名しか認識されません。他のファイル名は無視されます。
表A-38では、DESTINATION
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-38 DESTINATIONを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DESTINATION
キーワードを使用すると、レポートの現行の実行処理に対応する配布を定義するXMLファイルの名前を指定できます。
注意: XMLベースの配布ファイルには.xml 拡張子が必要です。 |
構文: DESTINATION=
filename
.xml
値
filename
.xml
には、レポートあるいはレポートのある部分の配布を定義するXMLファイルの名前を指定します。
デフォルト なし
使用上の注意
DESTINATION
キーワードを使用可能にするには、コマンドラインでDISTRIBUTE=YES
と指定する必要があります。これら両方のキーワードを指定すると、DESTYPE、DESNAMEおよびDESFORMATは指定しても無視されます。
Microsoft Internet Explorerでは、URLの戻りストリームのMIMEタイプが無視され、URLを参照しMIMEタイプが設定される場合があります。これは、レポートの配布を定義するときに問題となる場合があります。それは、URLの最後がDESTINATION
キーワードになることがあるためです。例:
...DISTRIBUTE=yes DESTINATION=c:\oracle\reports\dist\mydist.xml
この場合、URLが拡張子.xml
で終わるため、Internet Explorerでは、URLの戻りストリームが実際はHTMLであったとしても、XMLとして処理されます。結果として、ブラウザ・エラーが発生します。この問題を回避するには、URLの最後に一般的なファイル拡張子を使用しないようにします。前述の例では、URLでDISTRIBUTE
パラメータとDESTINATION
パラメータの位置を入れ替えることができます。
表A-39では、DESTYPE
キーワードを使用できるコンポーネントを示します。
表A-39 DESTYPEを使用するコンポーネント
rwclient | rwrun | rwbuilder | rwconverter | rwservlet | rwserver |
---|---|---|---|---|---|
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
いいえ |
説明: DESTYPE
を使用して、ペーパーベースのレポートのレポート出力を受け取るデバイス・タイプを指定できます。Oracle ReportsのDestination APIで独自のプラガブル宛先を作成した場合、作成した宛先をこのようにしてコールします。
構文 DESTYPE={CACHE|LOCALFILE|FILE|PRINTER|MAIL|ORACLEPORTAL|FTP|
WEBDAV|name_of_pluggable_destination
}
値: 表A-40では、DESTYPE
キーワードの有効値が説明されています。
表A-40 DESTYPEの有効値
値 | 説明 |
---|---|
|
|
|
|
出力は |
|
出力はDESNAMEで指定したサーバー上のプリンタに送信されます。Oracle Reports Servicesが認識できるプリンタをインストールして稼動させる必要があります。次の「使用上の注意」を参照してください。 |
|
出力は 注意: 構成ファイルの |
|
* Oracle9iAS Portalリリース1およびOracle WebDBリリース2.2に対する下位互換性を確保するために維持されています。 次の「使用上の注意」を参照してください。 |
|
出力は指定されたFTPサーバーに送信されます。次の「使用上の注意」を参照してください。 |
|
レポートを直接公開できるように、出力は指定されたWebDAVサーバーに送信されます。次の「使用上の注意」を参照してください。 |
|
|
Oracle ReportsのDestination APIで独自のプラガブル宛先を作成した場合は、作成した宛先をこのようにしてコールします。 |
デフォルト: DESTYPE
システム・パラメータの初期値プロパティから取得します(設計時にOracle Reports Builderで定義)。
使用上の注意
DESTYPE
値のSCREEN
とPREVIEW
は無効になりました。Reports Runtime (rwrun
)ユーザー・インタフェースが廃止されたためです。Oracle Reports Builderでは、DESTYPE
システム・パラメータをSCREEN
に設定してレポートをフォーマットし、スクリーン・フォントをOracle Reports Builderユーザー・インタフェースのプレビューアに表示できます。
DESTYPE
=PRINTER
: Windowsでは、ハードウェアベースの左マージンはデフォルトで無視されます。印刷は印刷可能領域ではなく、実際の用紙の左上隅(0、0)を起点として開始されます。そのため、プリンタ・ハードウェアベースのマージンに依存しないで、レポートを容易に設計できます。Windowsでハードウェアベースの左マージンを入れずにレポートを印刷する際には、レポートのレイアウト時に、データが印刷可能領域に表示されるように十分なマージン・スペースを確保する必要があります。「ページ設定」ダイアログの「マージン」フィールドは、Oracle Reports Servicesとの一貫性を保つために無効になっています。ハードウェア・マージンを入れる従来の動作に戻すには、REPORTS_ADD_HWMARGIN
環境変数をYES
に設定します。
DESTYPE=ORACLEPORTAL:
Oracle Reports出力をOracle Portalに配信する前に、次が作成されていることを確認してください。
少なくとも1つのitem領域を含む有効なOUTPUTPAGE。
少なくとも1つのitem領域を含む有効なPAGEGROUP。
また、Reports Server構成ファイル(rwserver.conf
)を次のように編集する必要があります。
destype=oraclePortal
要素のコメントを外します。
<destination destype="oraclePortal" class="oracle.reports.server.DesOraclePortal"> <!--property name="portalUserid" value="%PORTAL_DB_USERNAME%/%PORTAL_DB_ PASSWORD%@%PORTAL_DB_TNSNAME%" encrypted="no"/--> </destination>
注意: デフォルトではportalUserid はコメント・アウトされています。Reports Serverによって接続文字列が判別され、レポートがOracle Portalに配信されます。このコメントを外す必要があるのは、異なるOracle Portalインスタンスを使用しているときのみです。 |
Oracle Reports出力をデフォルトのOracle Portalインスタンスに配信しない場合、portalUserid
プロパティの値をOracle Portal接続情報と置き換えます。
注意: 値を置き換えない、またはdestype エントリのコメントを外さない場合は、次のようなエラー・メッセージが表示されます。
|
リクエストの実行方法は他のデフォルトの宛先指定と同様です。例:
http://your_server:port/reports/rwservlet?report=test.rdf&userid=scott/tiger@repportal&authid=pushportal/trial&destype=oracleportal&desformat=PDF&pagegroup=PORTAL_REPORTS&outputpage=reports_output&itemtitle=pushtoportal&statuspage=result
DESTYPE=FTP
: リクエストの実行方法は他のデフォルトのプラガブル宛先指定と同様です。ファイル名とともに完全なFTPのURL位置を指定する必要があります。FTPサーバーに認証が必要な場合は、それも含めて次のようにURLで指定する必要があります。
http://your_server:port/reports/rwservlet?report=rep.jsp&destype=FTP&desname=ftp://user:pwd@ftpServer/dir/myreport.pdf&desformat=pdf
この例では、DESTYPE
はFTP
で、DESNAME
値は完全なFTPのURL位置で、レポート名はmyreport.pdf
です。
プロキシ情報を指定して、ファイアウォール経由で情報の送受信を行うには、第7.7項「プロキシ情報の入力」を参照してください。
注意: FTP宛先に指定されたプロキシ・サーバーでは、SOCKSプロトコルがサポートされている必要があります。この確認は、初期化中に実行されます。プロキシ・サーバーでSOCKSプロトコルがサポートされていない場合、サーバーで次のエラーが発生します。
|
DESTYPE=WEBDAV
: リクエストの実行方法は他のデフォルトのプラガブル宛先指定と同様です。ファイル名とともに完全なWebDAVのURL位置を指定する必要があります。WebDAVサーバーに認証が必要な場合は、それも含めて次のようにURLで指定する必要があります。
http://
your_server:port
/reports/rwservlet?report=rep.jsp&
destype=webdav&desname=http://user:pwd@webdavserver/myreport.pdf&desformat=pdf
この例では、DESTYPE
はWEBDAV
で、DESNAME
値は完全なWebDAVのURL位置で、レポート名はmyreport.pdf
です。
プロキシ情報を指定して、ファイアウォール経由で情報の送受信を行うには、第7.7項「プロキシ情報の入力」を参照してください。
例
例1: ペーパー・レポートをブラウザ(キャッシュ)で実行
http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=pdf+destype=cache rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=cache
例2: レポート出力をファイルに送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=file desname=c:\mydir\test.pdf http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=pdf+destype=file+desname=c:\mydir\test.pdf rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=file desname=c:\mydir\test.pdf
例3: レポート出力をプリンタに送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=printer desname=myprinter http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+destype=printer+desname=myprinter rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=printer desname=myprinter
例4: レポート出力を電子メールで送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=mail desname="emp1@comp.com, emp2@comp.com" cc="emp3@comp.com" bcc="mgr@comp.com" replyto=me@comp.com" from="me@comp.com" http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=pdf+destype=mail+ desname="emp1@comp.com,emp2@comp.com"+cc="emp3@comp.com"+bcc="mgr@comp.com"+ replyto="me@comp.com"+from="me@comp.com" rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=pdf destype=mail desname="emp1@comp.com, emp2@comp.com" cc="emp3@comp.com" bcc="mgr@comp.com" replyto="me@comp.com" from="me@comp.com"
例5: レポート出力をWebDAV(いずれかのWebDAVサーバーまたはOracle Portal WebDAV)に送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=htmlcss destype=webdav desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.html" http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+desformat=htmlcss+destype=webdav+ desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.html" rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb desformat=htmlcss destype=webdav desname="http://myusername:mypassword@mywebdavserv.com/mydir/test.html"
例6: レポート出力をOracle Portalに送信
rwrun report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=oracleportal desformat=PDF pagegroup=mypagegrp outputpage=reports_output itemtitle=pushtoportal statuspage=result http://myias.mycomp.com:7779/reports/rwservlet?server=myrepserv+report=test.rdf+ userid=scott/tiger@mydb+destype=oracleportal+desformat=PDF+pagegroup=mypagegrp+ outputpage=reports_output+itemtitle=pushtoportal+statuspage=result rwclient server=myrepserv report=test.rdf userid=scott/tiger@mydb destype=oracleportal desformat=PDF pagegroup=mypagegrp outputpage=reports_output itemtitle=pushtoportal statuspage=result