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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Governanceの管理
12c (12.2.1.3.3)
E88285-04
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26 Enterprise Managerを使用したOracle Identity Governanceの管理

Oracle Enterprise Managerを使用して、Oracle Identity Manager構成を管理し、OrchestrationEngine Mbeanを使用し、ロギング・サービスを構成できます。

この章では、Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Identity Managerを構成する行う方法について説明します。内容は次のとおりです。

26.1 Oracle Identity Governance構成の管理

Oracle Identity Managerは構成ファイルをMDSに格納します。ほとんどの構成はMBeanとして公開されます。そのため、Oracle Enterprise Managerを使用して構成値を制御できます。場合によっては、ファイル一式をファイル・システムにエクスポートし、必要な変更を行い、それからリポジトリにインポートして戻す必要があります。

26.1.1 MBeanを使用した構成変更

構成ファイルはMBeanとして格納され、構成設定を変更する際にMBeanを変更できます。

Mbeanを使用して構成設定を変更するには:

  1. 管理サーバーと少なくとも1つのOracle Identity Manager管理対象サーバーが稼動している場合は、次の形式のURLを使用してOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。

    http://ADMINSTRATION_SERVER:PORT/em

  2. 「アイデンティティ」→「アクセス」「OIM」に移動します。右クリックして「システムMBeanブラウザ」に移動します。
  3. 「アプリケーション定義のMBeans」で、「oracle.iam」「アプリケーション:OIM」「XMLConfig」構成に移動します。

    すべての構成ファイルはこの場所に格納されています。

26.1.2 構成ファイルのエクスポートおよびインポート

構成ファイルを変更するには、既存の構成ファイルを外部ファイル・システムにエクスポートし、必要な変更を加えるためにファイルを編集し、新たに編集したファイルをリポジトリにインポートして戻します。

構成ファイルをエクスポートまたはインポートするには:

  1. 管理サーバーと少なくとも1つのOracle Identity Manager管理対象サーバーが稼動している場合は、次の形式のURLを使用してOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。

    http://ADMINSTRATION_SERVER:PORT/em

  2. 「アイデンティティ」→「アクセス」「OIM」に移動します。右クリックして「システムMBeanブラウザ」に移動します。

  3. 「アプリケーション定義のMBeans」で、「oracle.mds.lcm」「サーバー:oim_server1」「アプリケーション:OIMMetadata」「MDSAppRuntime」に移動します。

  4. 構成ファイルをエクスポートするには:

    1. 「操作」タブをクリックし、次にexportMetaDataをクリックします。

    2. toLocationフィールドに、 /tmpまたは別のディレクトリの名前を入力します。

    3. createSubDirにfalseを選択します。

    4. docsフィールドに、完全なファイルの場所を要素として入力します。

    5. excludeAllCust、excludeBaseDocs、excludeExtendedMetadataに対してもfalseを選択します。次に「起動」をクリックします。

      これで、docsフィールドで指定されたファイルがtoLocationフィールドで指定されたディレクトリにエクスポートされます。

  5. 構成ファイルをインポートするには:

    1. 「importMetaData」をクリックします。

    2. fromLocationフィールドに、/tmpまたは構成ファイルを含むディレクトリの名前を入力します。

    3. createSubDirにfalseを選択します。

    4. docsフィールドに、完全なファイルの場所を要素として入力します。たとえば/db/oim-config.xmlのようにします。

    5. excludeAllCust、excludeBaseDocs、excludeExtendedMetadataに対してもfalseを選択します。次に「起動」をクリックします。

      これで、docsフィールドで指定されたファイルがtoLocation フィールドで指定されたMDSにインポートされます。

26.2 OrchestrationEngine MBeanの使用

OrchestrationEngine MBeanの使用には、OrchestrationEngine Mbeanへのアクセス、MBeanによってサポートされる操作、および操作失敗の診断が含まれます。

Oracle Enterprise Managerに用意されているOrchestrationEngine MBeanを使用して、編成エンジンを管理できます。この項では、MBeanとその様々な操作およびパラメータについて説明します。次の項目が含まれます。

26.2.1 OrchestrationEngine MBeanへのアクセス

Oracle Enterprise Managerにログインし、システムMBeanブラウザを開き、「アプリケーション定義のMBean」の下にOrchestrationEngine MBeanのMBean情報を表示します。

OrchestrationEngine MBeanにアクセスするには:

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。
  2. 上部の「WebLogicドメイン」をクリックし、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
  3. 「アプリケーション定義のMBean」「oracle.iam」「サーバー:SERVER_INSTANCE_NAME「アプリケーション:oim」「カーネル」を展開し、「OrchestrationEngine」をクリックします。

    「アプリケーション定義のMBean: カーネル: OrchestrationEngine」ページの「操作」タブが表示されます。

  4. 「MBean情報の表示」を展開すると、OrchestrationEngine MBeanの詳細(特に、完全なMBeanの名前と説明)を表示できます。

    「操作」タブには、OrchestrationEngine MBeanを使用して起動できる操作の操作名、説明、パラメータ、および戻りタイプが表形式で表示されます。

  5. 操作名をクリックし、操作の詳細を開きます。「操作の詳細」ページには、完全なMBean名、操作名、操作の説明、および戻りタイプが表示されます。また、パラメータもリストされ、パラメータの値を入力できます。

26.2.2 MBeanによってサポートされる操作について

OrchestrationEngine MBeanでは、dump、findEventHandlers、findEventsForProcess、findOperationsなど、様々な操作がサポートされます。

表26-1に、OrchestrationEngine MBeanによってサポートされる操作をリストします。

表26-1 OrchestrationEngineによってサポートされる操作

操作 説明

dump

この操作は、完全な編成をコンソールまたはファイルにダンプします。コンソールでは、サイズ制限のために3から5を超える編成を出力できないため、ファイル・システムを使用する必要があります。

ダンプするプロセスの数が多い場合、サーバーに負荷がかかる可能性があるため、チャンク内のデータをダンプするためにページングを使用する必要があります。ページングを使用してデータを単一のファイルにダンプする場合は、appendFileパラメータをtrueに設定し、ページ・ダンプがファイルに追加されるようにします。それ以外の場合、ページ・ダンプごとに個別のファイルを使用します。

familyTree

この操作は、IDがパラメータとして提供されるプロセスのファミリ・ツリー全体を戻します。ファミリには、子、兄弟、および親がnレベルまで含まれます。

detailedパラメータの値をtrueに設定すると、プロセスの完全な詳細が戻されますが、これはサーバーに対して負荷が大きいコールであるため、慎重に使用する必要があります。

findEventHandlers

この操作は、エンティティ・タイプと操作の特定の組合せに対してサポートされているイベント・ハンドラのリストを戻します。

この操作のパラメータでは大文字と小文字が区別されます。このため、いくつかのカスタム・ハンドラを定義する場合、これらの値は大文字と小文字を区別して使用されるため、その区別が正しければデバッグがしやすくなります。

すべてのハンドラは実行の順序で戻されます。

findEventsForProcess

この操作は、IDまたは名前(あるいはその両方)が提供されているプロセスのコンテキスト/フローで適用できるイベントの実際のリストを戻します。

ハンドラは実行の順序で戻されます。

ハンドラのリストは、エンティティ・タイプおよび操作の完全なハンドラ・リストではありません。

findOperations

この操作は、1つのエンティティ・タイプに対して構成されているすべての操作のリストを戻します。

パラメータが指定されていない場合は、すべてのエンティティ操作にわたる操作の完全なリストを戻します。

findProcess

この操作は、渡されたパスワードに基づいて基準を満たすプロセスのリストを戻します。

検索がIDベースでない場合、コールの負荷が大きいため、pageSizeおよびpageNumberを使用してデータのチャンクを処理する必要があります。

detailedパラメータをtrueに設定すると、編成オブジェクトの完全な詳細が戻されます。このため、サーバーに余計な負荷がかからないように、このパラメータを慎重に使用する必要があります。

パラメータ値が指定されていない場合、データベースに保存されているすべてのプロセスが戻されますが、この数は大きくなる可能性があります。

listEntityTypes

この操作は、Oracle Identity Managerのエンティティ・タイプのリストを戻します。

26.2.3 編成エンジンを使用した操作失敗の診断について

Oracle Identity Managerの様々なエンティティに対して行われる操作のほとんどは、編成エンジンを介して行われます。編成エンジンを基礎として使用するエンティティ・タイプのリストは、OrchestrationEngine Mbeanに対するlistEntityTypes操作を介して取得できます。

ログ・ファイルには、すべての操作のエンドツーエンドの詳細なフローが記録されます。デバッグを目的として、oracle.iam.platform.kernelロガーのロギング・レベルをINFOまたはFINEに設定することにより、より精度の高い詳細を取得できます。

編成がデータベース内でシリアル化されるのは、これらが完了ステータスになっていない場合のみです。このようなステータスになる可能性があるのは、障害が発生した場合や、別のスレッドが処理を再開するのを待機している場合などです。

編成プロセスの処理が不完全になる原因(これには様々な理由が考えられます)を把握するには、ログを参照するか、ログから取得できる編成プロセスIDを使用して、OrchestrationEngine Mbeanの詳細を取得します。

注意:

編成プロセスIDは、LONG型のIDと文字列型のNameという2つのフィールドの一意の組合せです。これら2つのいずれかをMbean操作に指定して結果を取得できます。これら両方を指定して正確に一致するレコードを取得できます。

編成プロセスIDは、次の方法で取得できます。

  • ログ・ファイルから

  • リコンシリエーション・フローのEventDiagnostic Mbean (oracle.iam:Location=oim_server1,name=EventDiagnostic,type=Reconciliation,Application=oim)のgetOrchestrationIds操作から

  • リクエストIDを指定してRequestDiagnostic MBean (oracle.iam:Location=oim_server1,name=RequestDiagnosticMXBean,type=IAMAppRuntimeMBean,Application=oim)のprocessInfo操作から、またはリクエスト・フローのリクエスト表のorchestration_process_id列から

  • 指定した基準に基づいて不完全な編成のデータベース内を検索するOrchestrationEngine MBeanのfindProcess操作を使用して

    注意:

    特定のプロセスIDを検索するためのMBeanのfindProcess操作で何も戻されない場合、指定したIDが正しくないか、特定のプロセスが正常に完了してデータベース内に存在しないことを意味します。このようなプロセスIDに関する情報はログ・ファイル内でのみ参照できます。

26.2.4 編成エンジンを使用した操作の失敗の診断

編成エンジンを使用して操作の失敗を診断するには、プロセスの内部詳細を有効化し、findEventsForProcess操作の後にdump操作を呼び出し、親と子の編成のためにfamilyTree操作を呼び出します。

プロセスIDが見つかったら、次の手順を実行し、操作の失敗を診断します。

  1. MBeanのfindProcessを起動し、プロセスIDを渡し、detailedパラメータをtrueとして設定します。これにより、プロセスの内部詳細がすべて示されます。

  2. MBeanのfindEventsForProcess操作を起動し、関連するハンドラの詳細を実行順に取得します。

  3. MBeanのdump操作を起動し、完全なプロセスをコンソールまたはファイルにダンプします。プロセスIDおよびファイル名をファイルにダンプする必要がある場合は、これらを渡します。

  4. OrchestrationEngine MBeanのfamilyTree操作を起動すると、nレベルまでの親と子の編成が関連する複雑な事例を完全に追跡できます。

プロセスIDが見つからない場合は、MBeanに指定されているパラメータに基づいて、MBeanのダンプ操作を使用して複数の編成を1つのファイルにダンプできます。このダンプ・ファイルとともにログ・ファイルを使用することにより、様々な問題の原因を理解しやすくなります。これらのファイルは、サービス・リクエストの一環としてOracleサポートに提供することもできます。

26.3 Oracle Identity Governanceのログ・サービスの構成

Oracle Identity Managerでは、2つのロギング・サービス、大多数のOracle Fusion Middlewareアプリケーションで使用されるロギング・サービスOracle Diagnostic Logging (ODL)とApache log4jが使用されます。

Oracle Identity Managerのロギングは、主としてODLを使用して行われます。Apache log4jは、デプロイメント・マネージャやワークフロー・デザイナでのNexaweb、キャッシングでのOSCacheなど、サードパーティ・アプリケーションでのみ使用されます。

この項の内容は次のとおりです。

26.3.1 ODLを使用したOracle Identity Governanceのロギング

ODLを使用してロギングするには、メッセージのタイプとレベル、ログ・ハンドラおよびロギング構成を理解し、ロガーとログ・ハンドらを構成し、ジョブを起動して停止します。

この項では、ODLを使用してOracle Identity Managerで生成されるログについて説明します。内容は次のとおりです。

26.3.1.1 Oracle Diagnostic Loggingについて

Oracle Diagnostic Logging (ODL)は、Oracle Identity Managerが使用する主要なロギング・サービスです。ODLロギングを動作させるには、ロガーとログ・ハンドラの両方を構成する必要があります。ロガーはハンドラにメッセージを送信し、ハンドラはメッセージを受け入れてログ・ファイルに出力します。

「ログ・ハンドラとロガーの構成」で説明しているように、ロギング構成はlogging.xmlファイルによって制御されます。このファイルは、直接編集することも、Enterprise Managerを介して編集することもできます。Enterprise Managerでは、OIMサーバー・リンクをクリックして上部のWebLogic Serverドロップダウンを選択し、「ログ」→「ログ構成」をクリックしてロギング構成にアクセスできます。

Enterprise Managerでロギング構成にアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. OIMサーバー・リンクをクリックします。

  2. WebLogic Serverのリストから、「ログ」→「ログ構成」を選択します。ログ構成画面に、ロギングに利用できるすべてのパッケージが表示されます。

Enterprise Managerで利用できない追加パッケージ(コネクタのためのパッケージなど)のロギングは、次の指示に従ってlogging.xmlファイルを手動で編集します。Oracle Identity Manager固有のパッケージには、oracle.iamからアクセスできます。Oracle Diagnostic Loggingレベル列で、各ログ・レベルを選択できます。特定のログ・レベルを選択し、「適用」をクリックして変更を適用します。また、「ログ・ファイル」タブをクリックして、新しいログ・ハンドラを作成して構成することもできます。

Oracle Identity Managerの各モジュールには、個別に構成できる独自のロガーがあり、それぞれ異なる情報量を1つ以上のログ・ハンドラに送信できます。表26-3に、ログ・ハンドラへのメッセージ送信を構成できるOracle Identity Managerの20種類以上のロガーを示します。

ログに出力する情報量は、各ロガーのレベル属性を調整して制御できます。ロギング・レベルを選択するには、5つのメッセージ・タイプ(INCIDENT_ERROR、ERROR、WARNING、NOTIFICATION、TRACE)からいずれか1つを選びます。各メッセージ・タイプで1(最高重大度) - 32(最低重大度)の数値を使用して、ロガーで出力されるメッセージ量をさらに制限することもできます。2ページの表1に、最もよく使用されるメッセージ・タイプとレベルの組合せを示します。

ログ・ハンドラは、ログ・メッセージを表示するターゲットを指定します。たとえば、コンソール、各種ログ・ファイルおよび追加の出力にメッセージを書き込むことができます。

26.3.1.2 Oracle Identity Governanceのメッセージのタイプとレベル

ODLでは、INCIDENT_ERROR、ERROR、WARNING、NOTIFICATION、TRACEの5つのメッセージ・タイプを認識します。各メッセージ・タイプで1(最高重大度) - 32(最低重大度)の数値を使用して、メッセージ出力をさらに制限することもできます。

メッセージ・タイプを指定すると、ODLではそのタイプのすべてのメッセージと、指定したタイプ以上の重大度のメッセージが返されます。たとえば、メッセージ・タイプをWARNINGに設定した場合、ODLではINCIDENT_ERRORとERRORのタイプのメッセージも返されます。

メッセージのタイプとレベルの詳細は、管理者ガイドのログ・ファイルに書き込まれる情報レベルの設定に関する項を参照してください。表26-2に、Oracle Identity Managerで最もよく使用される診断メッセージのタイプを示します。

表26-2 Oracle Identity Managerの診断メッセージのタイプ

メッセージ・タイプおよび数値 説明

INCIDENT_ERROR:1

製品のbugが原因の可能性があり、Oracleサポートに報告する必要がある重大な問題。

この例として、回復不能なエラーがあります。

ERROR:1

管理者がただちに対処する必要があり、製品のbug以外が原因の重大な問題。

この例として、Oracle Fusion Middlewareがログ・ファイルを処理できないものの、ドキュメントに対する権限の調整によって問題の修正が可能な場合などがあります。

WARNING:1

管理者による確認を要する、潜在的な問題。

この例としては、パラメータ値が無効な場合や指定したファイルが存在しない場合などがあります。

NOTIFICATION:1

プライマリ・サブコンポーネントや機能のアクティブ化や非アクティブ化などの主要なライフサイクル・イベント。

これはNOTIFICATIONのデフォルト・レベルです。

NOTIFICATION:16

通常のイベントをレポートする粒度の詳細なレベル。

TRACE:1

パブリックAPIエントリや終了ポイントなど、管理者に重要なイベントに関するトレースまたはデバッグ情報。

TRACE:16

詳細なトレースまたはデバッグ情報で、Oracleサポートによる特定のサブシステムの問題診断に有益なもの。

TRACE:32

非常に詳細なトレースまたはデバッグ情報で、Oracleサポートによる特定のサブシステムの問題診断に有益なもの。

26.3.1.3 ログ・ハンドラとロガーの構成

ログ・ハンドラとロガーはどちらもlogging.xmlを編集して構成できます。このファイルは次の場所に格納されています。

DOMAIN_NAME/config/fmwconfig/servers/SERVER_NAME/logging.xml

ここで、DOMAIN_NAMESERVER_NAMEは、それぞれOracle Identity Managerのインストール時に指定されたドメイン名とサーバー名です。

logging.xmlファイルには<log_handlers>構成セクションがあり、その下に<loggers>構成セクションが続きます。各ログ・ハンドラを、<log_handlers>セクションで定義し、各ロガーを<loggers>セクションで定義します。

ファイルの基本構造は次のとおりです。

<logging configuration>
  <log_handlers>
    <log_handler name='console-handler' level="NOTIFICATION:16"></log_handler>
    <log_handler name='odl-handler'></log_handler>
    <!--Additional log_handler elements defined here....-->
  </log_handlers>
  <loggers>
    <logger name="example.logger.one" level="NOTIFICATION:16">
      <handler name="console-handler"/>
    </logger>
    <logger name="example.logger.two" />
    <logger name="example.logger.three" />
    <!--Additional logger elements defined here....-->
  </loggers>
</logging_configuration>

メッセージをコンソールかファイルのどちらかに書き込むようにロガーを構成する場合は、ロガーとハンドラの両方の構成変更を行います。ロガーでのレベル属性の設定は、ロガーがハンドラに送信する詳細の量(つまりメッセージ量)を構成します。同様に、ハンドラでのレベル属性の設定は、ハンドラがロガーから受け入れる詳細の量を構成します。

注意:

ログに期待する量のメッセージが出力されない場合は、ロガーとログ・ハンドラのレベル属性が適切に設定されているか確認してください。たとえば、ロガーがTRACEに設定され、ログ・ハンドラがWARNに設定されている場合、ハンドラはWARNより詳細なメッセージは生成しません。

26.3.1.4 ログ・ハンドラの構成

個々のログ・ハンドラは、logging.xmlファイルの<log_handlers>セクションで構成されます。ハンドラのレベル属性を構成して、ハンドラがロガーから受け入れる詳細の量を設定します。

ログ・ハンドラのレベル属性を構成するには:

注意:

logging.xmlファイルを修正するには、XML構文の基本を理解している必要があります。

  1. DOMAIN_NAME/config/fmwconfig/servers/SERVER_NAME/logging.xmlファイルを開きます。
  2. レベル属性を次の例に示すように変更します。

    このXMLコード例では、console-handlerのレベル属性はWARNING:32に設定されています。

    <log_handler name='console-handler' class='oracle.core.ojdl.logging.ConsoleHandler' formatter='oracle.core.ojdl.weblogic.ConsoleFormatter' level='WARNING:32'/>
    

    console-handlerがコンソールにTRACEレベルのメッセージを書き込めるようにするには、レベル属性を次のように変更します。

    <log_handler name='console-handler' class='oracle.core.ojdl.logging.ConsoleHandler' formatter='oracle.core.ojdl.weblogic.ConsoleFormatter' level='TRACE:1'/>
    
  3. 変更を保存して、アプリケーション・サーバーを再起動します。

26.3.1.5 ログ・ハンドラの構成ツール

ファイルに書き込むログ・ハンドラには、構成可能な追加プロパティがあります。たとえば、次に示すlogging.xmlからの抜粋では、odl-handlerが構成されています。

<log_handler name='odl-handler' class='oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory'     filter='oracle.dfw.incident.IncidentDetectionLogFilter'>
    <property name='path'     value='${domain.home}/servers/${weblogic.Name}/logs/${weblogic.Name}-diagnostic.log'/>
    <property name='maxFileSize' value='10485760'/>
    <property name='maxLogSize' value='104857600'/>
    <property name='encoding' value='UTF-8'/>
    <property name='useThreadName' value='true'/>
    <property name='supplementalAttributes' value='J2EE_APP.name,J2EE_MODULE.name,     WEBSERVICE.name,WEBSERVICE_PORT.name,composite_instance_id,component_instance_id,     composite_name,component_name'/>
</log_handler>

ログ・ハンドラのプロパティは、Fusion Middleware ControlツールまたはWLSTコマンド行ツールを使用して変更できます。

関連項目:

  • Fusion Middleware ControlツールおよびWLSTコマンド行ツールの詳細は、管理者ガイドのログ・ファイルの設定の構成に関する項を参照してください。

  • WLSTコマンド行ツールの詳細は、WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンスのカスタムWLSTコマンドのロギングに関する項を参照してください。

26.3.1.6 ロガーの構成について

各ログ・ハンドラは、logging.xmlファイルの<loggers>セクションで構成されます。ログ・ハンドラにメッセージを送信するために構成できる、20種類を超えるOracle Identity Managerのロガーがあります。Oracle Identity Managerのロガーについては、7ページの表2で説明されています。ロガーのレベル属性の設定で、ロガーがハンドラに送信する詳細の量(つまりメッセージ量)が構成されます。1つ以上の<handler>要素を<logger>要素内にネストすると、ロガーにハンドラが割り当てられます。OIMCP.PSFTCOMMONと呼ばれるロガーを次の抜粋に示します。level属性にはWARNING:32が設定され、ロガーによって3つのハンドラにメッセージが送信されます。

<logger name="OIMCP.PSFTCOMMON" level="WARNING:32" useParentHandlers="false">
<handler name="odl-handler"/>
<handler name="wls-domain"/>
<handler name="console-handler"/>
</logger>

ロガーは、親のレベル設定やその他の属性、親のロガーのハンドラなど、親のロガーの設定を継承します。継承を無効にするには、前述の抜粋に示すように、useParentHandlers属性を「false」に設定します。

ロガーの継承ツリーの最上部にあるのがルート・ロガーです。ルート・ロガーは、次の例に示すように、名前属性が空のロガーです。

<loggers>
    <logger name="" level="WARNING:1">
      <handler name="odl-handler"/>
      <handler name="wls-domain"/>
      <handler name="console-handler"/>
    </logger>

    <!-- Additional loggers listed here -->
</loggers>

次の例に示すように、ロガーを名前属性のみで構成すると、ロガーは残りの属性をルート・ロガーから継承します。

<loggers>
    <logger name="oracle.iam.identity.rolemgmt"/>
    <!-- Additional loggers listed here -->
</loggers>

26.3.1.7 Oracle Identity Governanceでのロガーの構成

ロガーを構成するには:

  1. DOMAIN_NAME/config/fmwconfig/servers/SERVER_NAME/logging.xmlファイルを開きます。
  2. 構成するロガーに移動します。表26-3に、Oracle Identity Managerのロガーのリストを示します。

    表26-3 Oracle Identity Managerのロガー

    ロガー 説明
    oracle.iam.request
    oracle.iam.requestdatasetgeneration
    oracle.iam.requestactions
    oracle.iam.platform.workflowservice
    

    リクエストおよびリクエスト・データセット管理に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.selfservice
    

    認証済および未認証のセルフサービス操作に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.ChangePasswordtaskflow
    

    パスワード変更機能のUIのイベントを記録します。

    oracle.iam.forgotpasswordtaskflow
    

    パスワード忘れ機能のUIのイベントを記録します。

    oracle.iam.identitytaskflow

    管理UIのアイデンティティ操作のイベントを記録します。

    oracle.iam.identity.orgmgmt
    

    組織マネージャのサービス操作に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.identity.rolemgmt
    

    ロール・マネージャのサービス操作に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.identity.usermgmt

    ユーザー・マネージャのサービス操作に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.identity.scheduledtasks
    

    アイデンティティ機能のスケジュールされたタスクに関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.platform.utils

    プラットフォームで提供されるユーティリティ(主に他の機能で使用される)に関連するイベントを記録します。メッセージ・リソース処理、ロギング処理、国際化、キャッシングなどのユーティリティが含まれます。

    oracle.iam.platformservice
    

    主にクライアント側から実行されるユーティリティに関連するイベントを記録します。たとえば、プラグイン登録ユーティリティやキャッシュの消去ユーティリティなどがあります。日付と時間ユーティリティや例外処理ユーティリティなどの一部のサーバー側ユーティリティでも、このロガーが使用されます。

    oracle.iam.platform.canonic

    UIフレームワークの実行に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.consoles.faces
    oracle.iam.consoles.common
    

    UIフレームワークから生成されるメッセージを記録します。

    oracle.iam.platform.kernel
    

    カーネルに関連するイベントを記録します。これには、プラットフォームによって編成の処理中に生成されるログを含みます。各機能内の編成で実行されるイベント・ハンドラには、その機能独自のロガーが使用されます。

    oracle.iam.platform.context
    

    コンテキスト管理機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.platform.entitymgr
    

    エンティティ・マネージャ機能に関連するイベントを記録します。この機能は、ユーザー、ロールなど、各種エンティティ・タイプの一般的な処理と、それらに対する個別操作への適切なルーティングを提供します。

    oracle.iam.scheduler
    oracle.iam.platform.scheduler
    Xellerate.Scheduler
    Xellerate.Scheduler.Task
    

    スケジューラに関連するイベントを記録します。スケジュール済タスクのなかには、別のロガーも使用する場合があることに注意してください。

    oracle.iam.reconciliation
    

    リコンシリエーション機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.accesspolicy
    

    アクセス・ポリシー機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.autoroles
    

    ロール・メンバーシップの自動割当て機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.callbacks
    

    コールバック機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.configservice
    

    エンティティ属性の構成に使用される構成サービスAPIに関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.ldap-sync
    

    Oracle Identity ManagerおよびLDAP同期化機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.notification
    

    電子メール・テンプレートおよび通知処理機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.passwdmgnt
    

    パスワード管理機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.platform.pluginframework
    

    プラグインの管理を処理するプラグイン・フレームワーク機能からのイベントを記録します。

    oracle.iam.platform.async
    

    非同期操作を処理するプラットフォームからのイベントを記録します。

    oracle.iam.spmlws
    oracle.iam.wsschema
    

    各種操作のリクエストを生成するFusionアプリケーションで使用されるWebサービスに関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.diagnostic
    

    診断チェックを実行するために使用される診断サービスAPIからのメッセージを記録します。

    oracle.iam.oimdataproviders
    

    Oracle Identity Managerのデータ・プロバイダに関連するイベントを記録します。Oracle Identity Managerのデータ・プロバイダは、Oracle Identity Managerデータベースのデータの更新や取得のためのコードを提供します。

    Xellerate.Database
    

    データベース操作を記録します。

    Xellerate.PreparedStatement
    

    Xellerate.Databaseと同じですが、PreparedStatementの詳細のみを記録します。

    Xellerate.Performance
    

    文(問合せ)を実行する時間、またはデータやメタデータを取得するために結果セットを繰り返す時間など、データベースのパフォーマンスを記録します。

    oracle.iam.platform.auth
    

    認証処理機能のイベントを記録します。

    oracle.iam.platform.authz
    oracle.iam.authzpolicydefn
    

    認可ポリシーを処理する機能のイベントを記録します。

    oracle.iam.sod
    Xellerate.SoD
    

    SoD(職務の分離)に関連するイベントを記録します。

    oracle.jps
    

    組込みのOracle Entitlements Server MicroSMエンジン用のロガーです。ログ・ファイルは、管理対象サーバー名-microsm.log(例: OIMServer1-microsm.log)という名前でOIM_ORACLE_HOMEフォルダに作成されることに注意してください。

    Xellerate.Entitlement
    

    プロビジョニング権限に使用される権限操作のロギングを提供します。

    oracle.iam.conf
    

    システム・プロパティの処理を含むシステム構成サービス機能に関連するイベントを記録します。

    oracle.iam.transUI
    

    11gコードからのレガシーAPIの初期化を処理するトランザクションUI機能に関連するイベントを記録します。これには、ユーザー作成時のプロビジョニングの初期化などの操作が含まれます。

    Xellerate.AccountManagement
    

    レガシーのユーザー操作APIでのロギングを提供します。

    Xellerate.Server
    

    データ・オブジェクトでのロギングを提供します。

    Xellerate.ResourceManagement
    Xellerate.ObjectManagement
    

    リソース・オブジェクト操作のロギングを提供します。

    Xellerate.Workflow
    

    プロビジョニング・プロセス操作のロギングを提供します。

    Xellerate.WebApp
    

    移行のUI操作のロギングを提供します。

    Xellerate.Adapters
    

    アダプタ・ファクトリのロギングを提供します。

    Xellerate.JavaClient
    

    クライアント側データ・オブジェクトのロギングを提供します。

    Xellerate.Policies
    

    アクセス・ポリシーに関連するデータ・オブジェクトのロギングを提供します。

    Xellerate.Rules
    

    ルールに関連するデータ・オブジェクトのロギングを提供します。

    Xellerate.APIs
    

    レガシーのパブリックAPIのロギングを提供します。

    Xellerate.JMS
    

    メッセージを生成するJMS操作のロギングを提供します。

    Xellerate.RemoteManager
    

    Remote Managerでのロギングを提供します。

    Xellerate.Auditor
    

    監査フレームワークでのロギングを提供します。

    Xellerate.Attestation
    

    アテステーションのUIおよび操作でのロギングを提供します。

    Xellerate.GC.StartUp
    Xellerate.GC.ProviderRegistration
    Xellerate.GC.ImageGeneration
    Xellerate.GC.FrameworkProvisioning
    Xellerate.GC.Provider.ProvisioningFormat
    Xellerate.GC.Provider.ProvisioningTransport 
    Xellerate.GC.FrameworkReconciliation Xellerate.GC.Provider.Reconciliation
    Format
    Xellerate.GC.Provider.Validation
    Xellerate.GC.Provider.Transformation
    Xellerate.GC.Model 
    Xellerate.GC.Server
    

    汎用テクノロジ・コネクタ(GTC)のロギングを提供します。

    oracle.iam.connectors.icfcommon
    

    コネクタ・フレームワークのロギングを提供します。

  3. <logger>要素のレベル属性を定義します。この項の先頭の例を参照してください。
  4. 1つ以上の<handler>要素を<logger>要素に追加します。
  5. logging.xmlの<loggers>と<log_handlers>の両方のセクションの編集が終了したら、ファイルを保存します。
  6. アプリケーション・サーバーを再起動して変更を有効にします。

26.3.1.8 ODLログ出力のサンプル

次のODLログの抜粋は、想定される出力例を示しています。

<Jun 15, 2010 2:01:20 AM IST> <Error> <oracle.iam.platform.authz.impl>
<IAM-1010032> 
<No OES Policy found for the given Action.>
<Jun 15, 2010 2:02:02 AM IST> <Warning> <oracle.iam.platform.canonic.agentry>
<IAM-0091108> <readme.txt is not a valid connector resource file.>
<Jun 15, 2010 2:02:52 AM IST> <Error> <oracle.iam.configservice.impl>
<IAM-3020003> <The attribute User Type does not exist!>

ログ出力の管理および解釈の詳細は、管理者ガイドのログ・ファイルと診断データの管理に関する項を参照してください。

26.3.2 log4jを使用したOracle Identity Governanceのロギング

Apachelog4jは、Nexawebやキャッシング用のOSCacheなどのサードパーティ製アプリケーションで使用されます。

log4j構成ファイルは次の場所に格納されています。

OIM_HOME/config/log.properties

log4jを使用したOracle Identity Managerでのロギングについて、次の各項で説明します。

26.3.2.1 log4jのログ・レベル

表26-4に、log4jのログ・レベルのリストを示します。

表26-4 log4jのログ・レベル

ログ・レベル 説明

DEBUG

DEBUGレベルは、アプリケーションのデバッグに役立つ詳細な情報イベントを示します。

INFO

INFOレベルは、アプリケーションの進捗状況を大まかなレベルで強調表示する情報メッセージを示します。

WARN

WARNレベルは、危険な状況になる可能性のあることを示します。

ERROR

ERRORレベルは、アプリケーションの続行が可能なエラー・イベントを示します。

ALL

ALLレベルは下限ランクで、すべてのロギングが有効化されます。

OFF

OFFレベルは上限ランクで、ロギングは無効化されます。

26.3.2.2 サードパーティ・アプリケーションのロガー

サードパーティのアプリケーションには、次のロガーが使用されます。

  • Nexawebの場合: com.nexaweb.server

  • OSCacheの場合: com.opensymphony.oscache

26.3.2.3 ロギングの構成と有効化

サードパーティ・アプリケーションのOIM_HOME/config/log.propertiesファイルでは、次のように任意のログ・レベルを使用できます。

log4j.logger.com.nexaweb.server=WARN
log4j.logger.com.opensymphony.oscache=ERROR

26.3.3 警告状態の設定

Oracle Identity Managerサーバーの警告状態を設定するには、すべてのOIM JMSキューの再配信制限を1に設定し、すべての不正なメッセージをパージして、サーバーを再起動します。

Oracle Identity Managerサーバーの警告状態を設定するには:

  1. すべてのOIM JMSキューで再配信の制限を1に設定します。これを行うには、次のようにします。

    1. WebLogic管理コンソールに管理ユーザーとしてログインします。

    2. 「JMSモジュール」をホーム・ページでクリックします。

    3. 「OIMJMSModule」をクリックします。

    4. 「ロックして編集」をクリックします。

    5. 各キューで、キューをクリックしてから、「配信の失敗」タブをクリックします。「再配信の制限」値を-1から1に変更してから、「保存」をクリックします。

    6. OIMJMSModuleにあるすべてのキューで手順1.dと手順1.eを実行したことを確認します。

    7. 構成をリリースしてから、Oracle Identity Managerを再起動します。

      この再配信は既存のメッセージに適用されません。サーバーが再起動した際、すべての良好なメッセージが処理されるのを待機します。その後で、すべての不正なメッセージを消去する必要があります。

  2. すべての不正なメッセージを消去するには:

    1. WebLogic管理コンソールに管理ユーザーとしてログインします。

    2. 「JMSサーバー」をホーム・ページでクリックします。

    3. OIMJMSServer「モニタリング」「アクティブな宛先」に移動します。

    4. メッセージを含むキューを選択します。「消費」「休止」をクリックします。

    5. 次のURLに示すように、メッセージを削除します。

      http://docs.oracle.com/cd/E12840_01/wls/docs103/ConsoleHelp/taskhelp/jms_modules/queues/ManageQueues.html

    6. メッセージが削除されたら、手順2.dで休止している消費を再開します。

  3. Oracle Identity Managerを再起動します。

26.3.4 ログ・レベルを下げる

ロギング・レベルを下げることで、ログ・ファイル・エントリの量を減らすことができます。

デフォルトでは、oracle.*パッケージのロギング・レベルはNOTIFICATION/INFOとして定義されています。この結果、ログ・ファイル・エントリの量が多くなります。これを回避するには、ロギング・レベルを下げることをお薦めします。これを行うには、次のようにします。

  1. テキスト・エディタで、/domains/DOMAIN_NAME/config/fmwconfig/servers/OIM_SERVER_NAME/logging.xmlファイルを開きます。
  2. 次の行を検索します。
    <logger name='oracle' level='NOTIFICATION:1'/>
    
  3. 次に示すように、ログ・レベルをNOTIFICATIONからWARNINGに変更します。
    <logger name='oracle' level='WARNING:1'/>
    
  4. logging.xmlファイルを保存します。