Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Governanceのためのアプリケーションの開発とカスタマイズ 12c (12.2.1.3.3) E91981-03 |
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スタンドアロンBI Publisherがデプロイされている場合は、レポートを構成および使用できます。
この章では、Oracle Identity Managerレポートの構成方法を説明します。次の項目が含まれます。
Oracle Identity Governanceレポートにより、Oracle BI PublisherをOracle Identity Management製品のレポート・ソリューションとして使用できます。
注意:
アクセス・ポリシー・レポート、リクエストおよび承認レポート、パスワード・ポリシー・レポートなど、Oracle Identity Governanceレポートは機能領域に基づいて分類されます。「操作レポート」や「履歴レポート」という名前は使用しなくなりました。
Oracle Identity Governanceレポートにより、Oracle BI Publisherの制限付き使用ライセンス、および複数のOracle Identity Management製品用の簡単に使用できるレポート・パッケージが提供されます。
図26-1に示すように、Oracle Identity Governanceレポートは、Oracle BI Publisherを使用して、Oracle Identity Management製品データベースの情報について問合せおよびレポートを行います。Oracle Identity Governanceレポートでは、設定を最小限に抑えつつ、一般的な方法でOracle Identity Governanceレポートを作成、管理および配信できます。
Oracle Identity Governanceレポートに含まれているレポート・テンプレートは、標準のOracle BI Publisherテンプレートです。ただし、各テンプレートをカスタマイズしてそのルック・アンド・フィールを変更できます。Oracle Identity Management製品のスキーマ定義を利用できる場合は、その情報を使用して独自のカスタム・レポートを作成できます。
注意:
テンプレートをカスタマイズする前に、元のデフォルト・レポート・テンプレートのバックアップ・コピーを作成することをお薦めします。
Oracle BI Publisherはオラクル社のエンタープライズ・レポート・ソリューションの1つで、すべてのレポートおよびビジネス文書を作成、管理および配信するための、単一のレポート環境を提供します。
Microsoft Word、Microsoft ExcelまたはAdobe Acrobatなどの、一般的な一連のデスクトップ・ツールを利用して、Oracle Identity Management製品を含む様々なソースのデータに基づいてレポート・レイアウトを作成および管理できます。
注意:
Oracle BI Publisherの機能の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメントを参照してください。
Oracle Identity Managerのライセンスを別途取得した場合は、次のようなBI Publisherが含まれます。
Oracle Identity Managerは、Oracle Application ServerまたはWebLogic版から独立して、別途ライセンスを取得できます。Oracle Identity Managerのライセンスを別途取得した場合は、次のようなBI Publisherが含まれます。
付属のBI Publisherレポート。レイアウトの変更は許可されます。
付属の、または新規作成されたBI Publisherレポート(カスタマイズされていない既存のアイデンティティ管理スキーマからデータにアクセスするように変更されているもの)。
Oracle BIソフトウェアをインストールし、Business Intelligence Publisherを新規スキーマ・オプションで構成します。
スタンドアロンBusiness Intelligenceをインストールして構成した後、それをOracle Identity Governanceと統合すると、Oracle Identity Governanceレポートを実行および表示できるようになります。
スタンドアロンBI PublisherをOracle Identity Governanceと統合した後、それらの使用に関する事前定義済レポートをデプロイできます。
BI Publisherを使用してOracle Identity Governanceレポートを実行および表示するには、Oracle Identity Governance JDBC接続およびBPELベースのJDBC接続が必要です。
この項では、Oracle Identity Governanceレポートを実行するためにデータ・ソースを構成する方法について説明します。次の項目が含まれます。
BPELベースのレポート用にセカンダリ・ソースを構成できます。
この項では、BPELベースのJDBC接続の構成方法について説明します。次の項目が含まれます。
BI Publisherでは、1つのレポートに1つのデータソースのみを割り当てることができます。最初のデータソースは、Oracle Identity Managerデータソースです。次のレポートには、BPELデータベースに接続してBPELデータを取得するセカンダリ・データソースがあります。
タスク割当て履歴
リクエストの詳細
リクエスト・サマリー
承認アクティビティ
サンプルのデータソース、Oracle Identity Governance JDBCデータソースまたはBPELベースのJDBCデータソースに対してOracle Identity Governanceレポートを生成できます。
この項では、Oracle Identity Governanceレポートを生成する方法について説明します。次の項目が含まれます。
注意:
Identity Self Serviceを介してBI Publisherにアクセスして、証明レポートを表示できます。ただし、それ以外のレポートの場合、BI Publisherを明示的に開いて、Oracle Identity Governance 12cのレポートにアクセスする必要があります。
サンプル・データソースに対してレポートを生成するには、まずサンプル・データソースを作成する必要があります。
この項では、サンプル・データソースを作成し、そのサンプル・データソースに対してサンプル・レポートを生成する方法について説明します。次の項目が含まれます。
本番JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してサンプル・レポートを生成します。サンプル・レポートを生成するには、まずサンプル・データソースを作成する必要があります。
OIG JDBCデータソースに対してレポートを生成するには、Oracle BI PublisherにログインしてOracle Identity Governanceレポートに移動し、生成するレポートの出力形式を選択します。
Oracle Identity Governance JDBCデータソースに対してレポートを生成するには、次の手順を実行します。
Oracle BI Publisherにログインします。
Oracle Identity Governanceレポートに移動します。これを行うには、次のようにします。
BI Publisherのホーム・ページの「参照/管理」の下で、「カタログ・フォルダ」をクリックします。または、ページの上部で「カタログ」をクリックすることもできます。
「カタログ」ページでは、ページの左側にはツリー構造が、右側には詳細が表示されます。
左側のペインで「共有フォルダ」を展開し、Oracle Identity Governanceに移動します。Oracle Identity Governanceフォルダのすべてのオブジェクトが表示されます。
BI Publisher 12cに移動して、Oracle Identity Governance BI Publisherレポートを使用できます。
生成するレポートについて「表示」をクリックします。
レポートの出力フォーマットを選択して「表示」をクリックします。
レポートが生成されます。
注意:
Oracle BI Publisherの詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメントを参照してください。
一部のレポートには、セカンダリ・データ・ソース(BPELベースのJDBCデータソース)があります。
この項では、BPELベースのJDBCデータソースに対してレポートを生成する方法について説明します。次の項目が含まれます。
次の4つのレポートには、BPELデータベースに接続してBPELデータを取得するセカンダリ・データソースがあります。
タスク割当て履歴
リクエストの詳細
リクエスト・サマリー
承認アクティビティ
これらのレポートには、BPELベースのJDBCデータソースでBPEL JDBC
と呼ばれるセカンダリ・データソースがあります。
BPELベースのJDBCデータソースに対してレポートを生成するには、次の手順を実行します。
BPELデータソースがBI Publisherに存在することを確認します。このBPELデータソースはBPELデータベースを示す必要があります。BPELデータソースの作成の詳細は、BPELベースのJDBC接続の構成を参照してください。
Oracle BI Publisherにログインします。
Oracle Identity Managerレポートに移動します。これを行うには、次のようにします。
BI Publisherのホーム・ページの「参照/管理」の下で、「カタログ・フォルダ」をクリックします。または、ページの上部で「カタログ」をクリックすることもできます。
「カタログ」ページでは、ページの左側にはツリー構造が、右側には詳細が表示されます。
左側のペインで「共有フォルダ」を展開し、Oracle Identity Managerに移動します。Oracle Identity Managerフォルダのすべてのオブジェクトが表示されます。
BI Publisher 12cに移動して、Oracle Identity Manager BI Publisherレポートを使用できます。
生成するレポートについて「開く」をクリックします。
レポートの出力フォーマットを選択して「適用」をクリックします。
BPELベースのJDBCデータソースに基づいてレポートが生成されます。
Oracle BI Publisherには証明レポートが実装されています。BI Publisherのスタンドアロン・デプロイメントを使用する場合は、Oracle Identity ManagerレポートをBI Publisherにデプロイする必要があります。
この項では、証明レポートを構成する方法について説明します。次の項目が含まれます。
注意:
BI Publisherには、Oracle Identity Managerのレポートをデプロイする必要があります。デフォルトの証明レポートおよび証明レポートの生成については、Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行の証明レポートの生成を参照してください。
BI Publisherの資格証明とURLがOracle Identity Managerに構成されていない場合は、ダッシュボードの「レポート」タブも、「証明」ページの「PDFにエクスポート」オプションも「Excelにエクスポート」オプションも使用できません。
BIPublisherURL属性の値をOracle Enterprise ManagerのDiscoveryConfig.Discovery MbeanのBI Publisher URLで更新します。
BI PublisherのURLを構成する手順は次のとおりです。
「証明レポートの有効化」オプションを選択または選択を解除して、証明レポートを有効または無効にします。
証明レポートの生成を有効にするには、BI Publisherの資格証明およびURLを構成した後、Identity System Administrationの証明構成画面に移動し、「証明レポートの有効化」オプションを選択します。
「レポート」タブは、ダッシュボードの「詳細情報」セクションに表示できます。
ダッシュボードの「詳細情報」セクションにある「レポート」タブの表示を構成するには: