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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E90228-01
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3 ドキュメント・プロパティ

この章では、ドキュメントのプロパティについて説明します。

この項の内容は、次のとおりです。

3.1 ドキュメント・プロパティについて

ドキュメント・プロパティの追加ページを使用すると、ドキュメント・プロパティを追加または削除できます。ドキュメント・プロパティには、定義済とカスタムの2つのタイプがあります。

  • 「定義済」プロパティは、多数のファイル形式で格納されているメタデータ・フィールドです。たとえば、入力ドキュメントの作成者を意味するプライマリ作成者などです。実際、どのプロパティを使用できるのかは入力ファイル形式に大きく左右され、ほとんどの場合、作成者がこの情報を提供しているかどうかによっても決まります。

  • カスタム・プロパティは、作成者により定義されます。これらのプロパティを使用して、任意のテキストおよびHTMLマークアップを出力ファイルに挿入できます。

テンプレートの作成者は、ドキュメントからメタデータとして、または出力のコンテンツとして出力される定義済プロパティを選択できます。また、出力ファイルのヘッダーまたは本文(あるいはその両方)に挿入するためのカスタム・プロパティも作成できます。プロパティごとに、テンプレートの作成者は、ドキュメントまたはランタイムAPIから、値がない場合にドキュメントに挿入するデフォルト値を指定できます。メタ・タグ名は、ドキュメントのヘッダーに<meta>タグを配置した場合に、プロパティを識別する名前です。プロパティがドキュメントの本文に出力される場合は、指定した出力書式を使用してテキストを書式設定できます。

デフォルトで、ドキュメント・プロパティは何も定義されていません。変換による出力にドキュメント・プロパティを含めるには、必要なドキュメント・プロパティを最初にここで定義する必要があります。その後、出力ページ・レイアウト・ページで定義されているページ・レイアウトにドキュメント・プロパティを挿入することにより、変換による出力に追加します。

3.2 ドキュメント・プロパティの定義

次の手順を行うと、ドキュメント・プロパティを定義できます。

  1. ドキュメント・プロパティの追加ページで、「追加」をクリックします。「ドキュメント・プロパティ」ページが表示されます。
  2. 最初のフィールドには、「定義済」と「カスタム」の2つのオプションがあります。
    • 「定義済」ドロップダウン・ボックスでは、各種ファイル形式で格納されているメタデータ・フィールドのリストから選択します。

    • 「カスタム」テキスト・ボックスには、「定義済」ドロップダウン・リストに含まれていないプロパティを追加できます。そのためには、「カスタム」ボタンをクリックして、ソース・ドキュメントに表示されているプロパティ名、または新たに作成するプロパティ名を入力します。プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。

  3. 「デフォルト値」テキスト・ボックスに、変換中の入力ドキュメントにプロパティが見つからない場合に使用するデフォルト値を入力します。この値は、カスタム・プロパティの値としても使用されます。デフォルト値の指定はオプションです。
  4. 「メタ・タグ名」テキスト・ボックスでは、プロパティをHTMLメタ・タグで表示する場合、これが、メタ・タグで使用するname属性の値となります。content属性の値は、ソース・ドキュメントから取得されるか、または必要に応じて前述の「デフォルト値」オプションの設定から取得されます。

    入力ドキュメントに作成者が指定されていない場合、生成されるメタ・タグは、次のようになります。

    <meta name="author" content="Unknown">

    メタ・タグ名の指定はオプションですが、出力ファイルの<head>に残りのメタ・タグとともにプロパティを挿入する場合、メタ・タグ名を指定する必要があります。定義されたメタ・タグ名を含むプロパティは、自動的に<head>に追加されます。プロパティを「ヘッダー」レイアウト・セクションから追加することはできません。

  5. 「出力書式」ドロップダウン・ボックスで、以前に定義した段落の出力書式の名前を選択します。これは、参照可能なテキストとしてプロパティの値を出力に含める際に、プロパティの書式設定に使用されます。段落の出力書式は、出力ページ→「出力テキスト書式」で定義されます。