ハンドシェイク中に暗号を選択すると、通常、クライアントのプリファレンスが使用されます。このディレクティブが有効な場合、サーバーのプリファレンスがかわりに使用されます。
カテゴリ | 値 |
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構文 |
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例 |
SSLHonorCipherOrder ON |
デフォルト |
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サーバーのプリファレンス順序はSSLCipherSuiteディレクティブを使用して構成できます。SSLHonorCipherOrderがONに設定されている場合、SSLCipherSuiteの値は暗号値の順序付きリストとして扱われます。
このリストの最初に表示される暗号値は、リストのそれ以降に表示される暗号よりもサーバーで優先されます。
例:
SSLCipherSuite TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384,TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256 SSLHonorCipherOrder ON
この例では、サーバーはTLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
を、クライアントがサポートしている場合、リストで最初に表示され、SSL接続用にこの暗号を選択するので、SSLCipherSuiteディレクティブで構成されているその他のすべての暗号よりも優先します。