ohs_postUpgradeコマンドでは、ドメイン内のOracle HTTP Serverのすべてのインスタンスを解析し、それらのウォレットをKSSデータベースにインポートします。このコマンドでは、同じキーストア名のデータベースにエントリが存在しない場合のみ、ウォレットをインポートします。
WLSTでの使用: オンライン
説明
前のバージョンのOracle HTTP Serverからリリース12c (12.2.1.3.0)にアップグレードした後に、ohs_postUpgrade
コマンドを使用します。
リリース12c (12.2.1.3.0)以前は、Oracle HTTP Serverインスタンス/コンポーネントはウォレットをKSSと統合せずに使用していました。アップグレード・アシスタントを使用して12c (12.2.1.3.0)にアップグレードする場合、既存のウォレット・コンテンツは高度な管理のためにKSSデータベースにインポートされる必要があります。
ohs_postUpgrade
コマンドではドメイン内のすべてのOracle HTTP Serverインスタンス間で解析が行われ、同じキーストア名に対するエントリがデータベースに存在しない場合、そのウォレットがKSSデータベースにインポートされます。このコマンドは、WLSTが管理サーバーのインスタンスに接続している場合にのみ使用できます。「Oracle HTTP Serverの以前のリリースからのアップグレード」および「WLSTを使用したアップグレード後のウォレットのKSSデータベースへのインポート」を参照してください。
構文
ohs_postUpgrade()
このコマンドは引数を取りません。
例
ohs_postUpgrade()