このドキュメントでは、WebLogic Server環境を設計、構成、管理する方法について説明します。インストールされたWebLogic Serverの実装に携わるシステム管理者およびオペレータを対象としています。このドキュメントのスコープは、開発からテストおよび本番まで、ソフトウェア・プロジェクトのすべての段階に関連しています。
Java EE技術、Web技術、オブジェクト指向プログラミング技術、およびJavaプログラミング言語について読者が精通していることを前提としています。
このドキュメントの構成は次のとおりです。
この章概要とロードマップでは、このガイドの構成および関連ドキュメントについて説明します。
ワーク・マネージャを使用したスケジューリング済作業の最適化では、WebLogic Serverの実行モデルについて解説し、実行キューへアプリケーションのアクセスを構成する手順について説明します。
過負荷の回避と管理では、過負荷状態の検知と回避、および過負荷状態からのリカバリについて説明します。
ネットワーク・リソースの構成では、使用中のネットワークに対するWebLogic Serverドメインの最適化について説明します。
Webサーバー機能の構成では、WebLogic ServerをWebサーバーとして使用する方法について説明します。
Oracle Virtual Assembly Builder用プラグインの使用では、Oracle Virtual Assembly Builder用のWebLogic Serverイントロスペクション・プラグインについて説明します。このプラグインを使用して、単一のWebLogicドメインおよびそのドメインが存在するMiddlewareホーム・ディレクトリを調べることができます。
同時管理対象オブジェクトの構成では、Concurrency Utilities for Java EE 1.0 (JSR 236)の定義および実装をサポートする目的でWebLogic Serverが実装する同時管理対象オブジェクト(CMO)について説明しています。
バッチ・ランタイムの使用では、Batch Applications for the Java Platform (JSR 352)のJava EE 7に定義されているように、バッチ・ジョブの定義、実装および実行をサポートする目的でWebLogic Serverが実装するバッチ・ランタイムについて説明しています。
本リリースのWebLogic Serverでは、次の機能を含むJava EE 7のサポートが追加されています。
Concurrency Utilities for Java EE 1.0 (JSR 236)。詳細は、「同時管理対象オブジェクトの構成」を参照してください。
Batch Applications for the Java Platform (JSR 352)。詳細は、「バッチ・ランタイムの使用」を参照してください。
このリリースで導入されたWebLogic Serverの総合的な新機能一覧は、「Oracle WebLogic Serverの新機能」 12.2.1.3.0を参照してください。