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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansの開発
12c (12.2.1.3.0)
E90322-03
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1 概要とロードマップ

この章では、このガイド『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansの開発』の内容と構成について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントは、WebLogic Server Enterprise JavaBeans (EJB)を利用したアプリケーションを開発するソフトウェア開発者を対象としています。このドキュメントは、Java EEおよび基本的なEJBプログラミングの概念に精通している読者を対象としています。

このドキュメントの大部分は、EJB 3.2プログラミング・モデルの解説に割かれています。具体的には、メタデータ・アノテーションを使用して開発を簡略化する方法について説明します。このドキュメントでは、バージョン2.xと3.xで異なっているEJBに関するトピック(設計上の考慮事項、コンテナ・アーキテクチャ、エンティティBean、デプロイメント記述子の使用など)は取扱いません。また、プロダクション段階における管理、モニター、パフォーマンス・チューニングなどについても説明しません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。

2.1 EJBのプログラミングおよびパッケージ化の詳細は、『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansバージョン2.1の開発』を参照してください。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

このドキュメントでは、EJB 3.2固有の開発に関する情報を取扱います。また、セッションBeanとメッセージドリブンBeanに関する情報のみ提供します。EJBの設計とアーキテクチャ、EJB 3.xでも完全にサポートされているEJB 2.xのプログラミング・モデルに関する一般情報は、次のドキュメントを参照してください。

WebLogic Serverに関するEJBドキュメント

WebLogic Serverを使用したEJBの開発およびデプロイの詳細は、次を参照してください。

  • 『Oracle WebLogic Serverの理解』のEnterprise Java Beans (EJB)に関する項。

  • 分割ディレクトリ環境でWebLogic Server EJBを配置してビルドする方法については、Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発の分割開発ディレクトリ環境の作成を参照してください。

  • 2.x EJBのプログラミングおよびパッケージ化の詳細は、『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansバージョン2.1の開発』を参照してください。

  • 『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』は、開発および本番環境でのWebLogic Serverアプリケーションのデプロイメントについての主要な情報源です。

EJBに関するその他の情報

この章は、Java EE のプログラミングおよびEJB の概念と機能に精通している読者を対象としています。エンタープライズBeanの利点、エンタープライズBeanの種類、ライフサイクルなどの基本的なEJBの概念を学習するには、次のWebサイトを参照してください。

EJB開発者向けの包括的なサンプル

WebLogic Serverの配布キットには、このドキュメント、および「Enterprise JavaBeansの単純なサンプル」で説明する基本的なサンプルに加え、開発者向けの包括的なサンプルも含まれています。

サンプル付きのWebLogic Server完全版をインストールした場合、サンプル・ソース・コードはEXAMPLES_HOMEディレクトリにあります。デフォルト・パスは、ORACLE_HOME\wlserver\samples\serverです。このディレクトリからサンプルのソース・コードおよびインストラクション・ファイルにアクセスでき、サンプル・ドメインを設定する必要がありません。『Oracle WebLogic Serverの理解』の「サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コード」を参照してください。

EJBを使用して独自のアプリケーションをプログラミングする前に、このサンプルを実行することをお薦めします。

EJB 3.2のサンプル

次のようなJava EE 7のサンプル(EJB 3.2の新機能のデモ)が用意されています。

詳細は、WebLogic Server配布キットのEJB 3.2サンプルEXAMPLES_HOME/examples/src/examples/javaee7/ejbを参照してください。EXAMPLES_HOMEは、WebLogic Serverのサンプル・コードが構成されているディレクトリを表します。『Oracle WebLogic Serverの理解』の「サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コード」を参照してください。

EJB 3.1のサンプル

次のようなJava EE 6のサンプル(EJB 3.1の新機能のデモ)が用意されています。

詳細は、WebLogic Server配布キットのサンプルEXAMPLES_HOME/examples/src/examples/javaee6/ejbを参照してください。EXAMPLES_HOMEは、WebLogic Serverのサンプル・コードが構成されているディレクトリを表します。『Oracle WebLogic Serverの理解』の「サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コード」を参照してください。

EJB 3.0のサンプル

EJB 3.0永続性サービスのサンプル「EJB 3.1: Java SEで組込み可能なEJBコンテナを使用するサンプル」もあります。ここには、実際のビジネス・コードが含まれ、主要なEJB 3.0の開発タスクの実際の実行方法を説明しています。具体的には、EJB 3.xで以下を使用する方法が例示されています。

  • Java Persistence API

  • ステートレス・セッションBean

  • メッセージドリブンBean

  • JavaScriptベースの非同期のブラウザ・アプリケーション

このサンプルでは、エンティティEJB用の永続ドメイン・モデルが使用されています。詳細は、WebLogic Server配布キットのサンプルEXAMPLES_HOME/examples/src/examples/ejb/ejb30を参照してください。EXAMPLES_HOMEは、WebLogic Serverのサンプル・コードが構成されているディレクトリを表します。『Oracle WebLogic Serverの理解』の「サンプル・アプリケーションおよびサンプル・コード」を参照してください。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースのWebLogic Serverで導入されたEJB 3.1の新機能の一覧は、「EJB 3.2の新機能と変更された機能」を参照してください。