JDBCデータ・ソース: 構成: 診断
確認中の監視統計において、WebLogic Serverドメインになんらかの問題があることが示された場合、データ・ソースを構成して、原因究明の手がかりとなるプロファイル情報を収集することができます。収集されたプロファイル情報は、WLDFアーカイブのレコードに格納されます。
このページでは、このJDBCデータ・ソースの診断プロファイリング・オプションを定義します。
構成オプション
名前 説明 接続使用状況のプロファイル データ・ソースの接続プールの接続を現在使用しているスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
待機中の接続予約のプロファイル データ・ソースからの接続の予約を現在待機しているスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
接続リークのプロファイル データ・ソースからの接続を予約し、その接続がリークした(接続プールに正常に戻されなかった)スレッドに関するプロファイル情報を収集します。リークした接続が再び要求されるようにするには、「
非アクティブ接続タイムアウト
」機能を正の値に設定します。MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
失敗した接続予約のプロファイル データ・ソースからの接続を予約しようとして失敗したスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
文キャッシュ・エントリのプロファイル 文キャッシュに追加されたプリコンパイルされた文と呼出し可能文、およびキャッシュされた文から発生したスレッドのプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
文使用状況のプロファイル 文キャッシュのSQL文を現在実行しているスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
接続の最終使用状況のプロファイル 最後に接続を使用した直前のスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
この情報は、保留中のトランザクションによって後続のXA操作が失敗している場合など、接続の問題をデバッグする際に役立ちます。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
マルチスレッド接続使用状況のプロファイル 異なるスレッドによって以前に取得された接続を不正に使用しているスレッドに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
接続アンラップのプロファイル getVendorObject WebLogic拡張APIかJDBC 4.0のunwrapメソッドのいずれかを使用して、基になるJDBC接続にアクセスするアプリケーション・コンポーネントに関するプロファイル情報を収集します
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
ローカル・トランザクションの接続リークのプロファイル ローカル・トランザクションのリークが発生するアプリケーション・コンポーネント(起動するがトランザクションをコミットまたはロールバックしない)に関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
クローズ使用状況のプロファイル 接続、文または結果セットを閉じるアプリケーション・コンポーネントに関するプロファイル情報を収集します。
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileType
収集間隔のプロファイル プロファイル・データが収集される間隔(秒)。
0
に設定すると、データの収集は無効化されます。MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileHarvestFrequencySeconds
最小値:
0
最大値:
2147483647
接続リークのプロファイル・タイムアウト 接続リークの診断プロファイリング・レコードをトリガーするまでにアプリケーションでJDBC接続を保持する時間(秒数)。
0
に設定すると、タイムアウトは無効です。この属性は、接続リークの診断プロファイリング・オプションが有効な場合にのみ適用されます。MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない) :
JDBCConnectionPoolParamsBean.ProfileConnectionLeakTimeoutSeconds
最小値:
0
最大値:
2147483647
ドライバ・インターセプタ JDBCドライバに対するメソッド呼出しのインターセプトに使用されるアプリケーション・クラスの絶対名を指定します。指定するアプリケーションは、weblogic.jdbc.extensions.DriverInterceptorインタフェースを実装している必要があります。
Weblogic Serverは、JDBCドライバ内のメソッドを呼び出す前後に、登録されたアプリケーションのpreInvokeCallback()、postInvokeExceptionCallback()、およびpostInvokeCallback()メソッドを呼び出します。この機能を使用すると、JDBCドライバの使用状況のプロファイルや、次の監視を行うことができます。
実行中のメソッド
スローされた例外
メソッドを実行しているドライバ内部で経過した時間
MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
JDBCConnectionPoolParamsBean.DriverInterceptor