WebLogic ServerのためのFusion Middleware Controlヘルプ

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マルチ・データ・ソース: 制御

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このページでは、このJDBCマルチ・データ・ソースに関係するJDBCデータ・ソースを手動で制御します。

ボタン

名前 説明
起動

ヘルス状態が「停止」のデータ・ソースを起動します。成功すると、ヘルス状態が「実行中」に設定されます。

停止

ヘルス状態が「実行中」のデータ・ソースを停止します。データ・ソースからの接続が現在使用中の場合は、操作が失敗し、ヘルス状態が「実行中」のままになります。成功すると、ヘルス状態が「停止」に設定されます。

強制停止

現在のすべての接続ユーザーの強制的な切断を含め、ヘルス状態が「実行中」のデータ・ソースを停止します。成功すると、ヘルス状態が「停止」に設定されます。

再開

ヘルス状態が「中断」のデータ・ソースに対するアクセスおよび操作をすべて復元します。成功すると、ヘルス状態が「実行中」に設定されます。

中断

ヘルス状態が「実行中」のデータ・ソースを中断し、既存の接続を無効にします。データ・ソースからの接続が現在使用中の場合、操作はInactiveTimeoutに指定された秒数待機するか、InactiveTimeoutが構成されていない場合は60秒間待機してから、すべての接続を中断します。成功した場合は、ヘルス状態がSuspendedに設定されます。

強制中断

ヘルス状態がRunningのデータ・ソースを中断します。現在予約されている接続に対するトランザクションはロールバックされ、予約されているすべての接続は破棄されます。その後アプリケーションがそれらの予約された接続を使用しようとすると失敗します。成功した場合は、ヘルス状態がSuspendedに設定されます。この時点で、データ・ソースは破棄された接続と同じ数の新しい接続を作成することで、接続の補充を試みます。再開した場合、クライアントは続行するために新しい接続を予約する必要があります。

縮小

データ・ソースのデータベース接続プールを、現在予約されている接続の数、または接続プールの初期サイズのいずれか大きい方に縮小します。

リセット

プール内の使用可能なすべてのデータベース接続を停止し、再作成することで、データ・ソース内の接続プールをリセットします。データ・ソースのヘルス状態が不健全で、初期化しなおす必要がある場合に使用します。

文キャッシュのクリア

接続プール内の各接続について、プリコンパイルされた文と呼出し可能文の文キャッシュをクリアします。

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名前 説明
名前

この構成の名前。WebLogic ServerはMBeanを使用して構成を実装および永続化します。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.Name

パーティション

JDBCデータ・ソースが使用可能なドメイン・パーティションのリスト。

タイプ

データ・ソースのタイプ: 汎用、GridLink、UCP、プロキシまたはマルチ・データ・ソース。

リソース

データ・ソースのリソース・タイプ。

スコープ

このデータ・ソースに、ドメイン、パーティションまたはリソース・グループ・テンプレート内からアクセス可能にするかどうかを指定します。

サーバー

データ・ソースがデプロイされているサーバー。

インスタンス

このインスタンスの名前。

MBean属性:
JDBCOracleDataSourceInstanceRuntimeMBean.InstanceName

ONS

このデータ・ソースに関連付けられているONSクライアント。

状態

データ・ソースの現在の状態。

状態のタイプは次のとおりです。

  • 実行中

    - データ・ソースは有効です(デプロイ済で「中断」状態でない)。これはデータ・ソースの通常の状態です。これには、データベース・サーバーが使用不可の状態でデータ・ソースが作成されたとき(作成の再試行を有効にする必要があります)、すべての接続が接続テスト(作成時、予約時または定期的なテストで)に失敗したときなどの状態も含まれます。

  • 中断

    - データ・ソースは無効化されています。

  • 停止

    - データ・ソースが停止され、すべてのデータベース接続が閉じられています。

  • Overloaded

    - プール内のすべてのリソースが使用中です。

  • 不明

    - データ・ソースの状態が不明です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.State

アクティブな接続の平均数

データ・ソースのこのインスタンスにおけるアクティブな接続の平均数。

アクティブな接続とは、アプリケーションが使用中の接続のことです。この値は縮小を許可するようにリソースが構成されている場合にのみ有効です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ActiveConnectionsAverageCount

現在アクティブな接続の数

アプリケーションが現在使用中の接続の数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ActiveConnectionsCurrentCount

アクティブな接続の最大数

データ・ソースのインスタンス化以降の、データ・ソースのこのインスタンスにおけるアクティブなデータベース接続の最大数。

アクティブな接続とは、アプリケーションが使用中の接続のことです。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ActiveConnectionsHighCount

接続遅延時間

データベースへの物理接続の作成に要する平均時間(ミリ秒)。

この値は、接続にかかった総時間を接続の総数で除算して計算されます。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ConnectionDelayTime

接続の総数

データ・ソースのデプロイ以降にこのデータ・ソースで作成されたデータベース接続の累計数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ConnectionsTotalCount

現在の容量

データ・ソースの接続プールにあるJDBC接続の現在の数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.CurrCapacity

現在の最大容量

データ・ソースのデプロイ以降に、データ・ソースのこのインスタンスで使用可能または使用中だったデータベース接続の最大数(現在の容量)。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.CurrCapacityHighCount

有効

データ・ソースが有効か無効かを示します。

  • true

    データ・ソースが有効化されている場合。

  • false

    データ・ソースが無効化されている場合。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.Enabled

予約に失敗したリクエストの数

このデータ・ソースの接続に対するリクエストのうち、満たすことのできなかったリクエストの現在の累積数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.FailedReserveRequestCount

再接続の失敗数

データ・ソースがデータベース接続のリフレッシュを試行して失敗した回数。

リフレッシュの失敗は、データベースが使用できない場合、またはデータベースへのネットワーク接続が遮断されている場合に発生する可能性があります。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.FailuresToReconnectCount

最大使用可能数

データ・ソースのデプロイ以降に、データ・ソースのこのインスタンスにおいて、任意の時点でアイドル状態でアプリケーションが使用できたデータベース接続の最大数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.HighestNumAvailable

リークした接続数

リークされた接続の数。リークされた接続とは、データ・ソースから予約されたが、close()呼出しでデータ・ソースに戻されなかった接続のことです。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.LeakedConnectionCount

使用可能数

データ・ソースのこのインスタンスにおいて、現在アイドル状態でアプリケーションが使用できるデータベース接続の数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.NumAvailable

使用不可数

データ・ソースのこのインスタンスにおいて、現在テスト中またはアプリケーションが現在使用中の接続の数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.NumUnavailable

プリペアド・ステートメント・キャッシュのアクセス数

文キャッシュがアクセスされた、現在の累積回数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheAccessCount

プリペアド・ステートメント・キャッシュの追加数

文キャッシュに追加された文の現在の累積数。

接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プール内の各接続のキャッシュに追加された文の合計数です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheAddCount

プリペアド・ステートメント・キャッシュの現在サイズ

文キャッシュに現在キャッシュされているプリコンパイルされた文および呼出し可能文の数。

接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プール内の各接続のキャッシュにある文の合計数です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheCurrentSize

プリペアド・ステートメント・キャッシュの削除数

キャッシュから破棄された文の現在の累積数。

接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プールのすべての接続のキャッシュから破棄された文の数の合計です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheDeleteCount

プリペアド・ステートメント・キャッシュのヒット数

キャッシュにある文が使用された、現在の累積回数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheHitCount

プリペアド・ステートメント・キャッシュの失敗数

キャッシュにある文で文リクエストを満たすことができなかった回数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.PrepStmtCacheMissCount

予約されたリクエストの数

このデータ・ソースの接続に対するリクエストの現在の累積数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.ReserveRequestCount

JDBCドライバ

データベース接続の作成に使用されるJDBCドライバのドライバ・クラス名。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.VersionJDBCDriver

最大待機時間

接続プールがインスタンス化された後、接続プールのそのインスタンスからの接続をアプリケーションが待機する最大秒数(最大接続予約待機時間)。

完了したgetConnectionリクエストが以前のリクエストよりも接続を返すのに長時間かかる場合は、この値が更新されます。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitSecondsHighCount

接続待機の現在数

データベース接続を待機している接続リクエストの数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitingForConnectionCurrentCount

接続待機の失敗総数

このデータ・ソースの接続に対するリクエストのうち、接続を取得する際に待機する必要があり、最終的に接続を取得することのできなかったリクエストの現在の累積数。

待機中の接続リクエストが失敗する理由は、待機時間がConnectionReserveTimeoutSecondsを超えたなど、様々です。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitingForConnectionFailureTotal

接続待機の最大数

データ・ソースのこのインスタンスの接続を同時に待機するアプリケーション・リクエストの最大数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitingForConnectionHighCount

接続待機の成功総数

このデータ・ソースの接続に対するリクエストのうち、接続を取得する際に待機する必要があり、最終的に接続を取得することのできたリクエストの現在の累積数。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitingForConnectionSuccessTotal

接続待機の総数

このデータ・ソースの接続に対するリクエストのうち、接続を取得する際に待機する必要があったリクエストの現在の累積数。最終的に接続を取得できたリクエストと取得できなかったリクエストの両方が含まれます。

MBean属性:
JDBCDataSourceRuntimeMBean.WaitingForConnectionTotal


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