この章には次の項が含まれます:
詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのターゲットJDBCデータ・ソースを参照してください。
起動時にサーバーがハングする可能性を最小化するには、ServerMBeanのJDBCLoginTimeoutSeconds
属性を使用します。
サーバー起動時に、WebLogic Serverにより、サーバーにデプロイされているデータ・ソースでデータベース接続の作成が試行されます。データベースに到達できない場合、サーバーの起動は長期間のSTANDBY
状態でハングアップすることがあります。この原因は、データベース・サーバーからの応答を待機するJDBCドライバ・コード内でハングアップするWebLogic Serverスレッドです。ハングアップの継続時間は、JDBCドライバおよびWebLogic ServerマシンのTCP/IPタイムアウト設定により決まります。
この問題に対処するために、WebLogic Serverには、ServerMBeanのJDBCLoginTimeoutSeconds
属性が含まれます。この属性に値を設定すると、その値はjava.sql.DriverManager.setLoginTimeout()
に渡されます。データベース接続の作成に使用されるJDBCドライバにsetLoginTimeout
メソッドが実装されている場合、データベース接続の作成試行の待機時間は、指定されているタイムアウト時間のみです。
別の方法として、データ・ソースの「初期容量」
を0に設定する方法があります。これは、データ・ソースがデプロイされ、データベースをその時点で使用可能にする必要がない場合には、接続が作成されないことを意味します。アプリケーションが接続を必要とするまで、それらの接続の作成は延期されます。