Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RESTful Webサービスの開発と保護 12c (12.2.1.3.0) E90341-02 |
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サーバー送信イベントはHTML 5仕様の一部で、この仕様にはWebSocketテクノロジも含まれています。どちらの通信モデルでもサーバーがクライアントにデータを一方的に送信できるようになります。しかし、サーバー送信イベントではサーバーからクライアントへの一方向通信を確立しますが、WebSocket接続では双方向の全二重通信チャネルをサーバーとクライアント間に提供し、双方向通信によるユーザーとの対話を図ります。WebSocketテクノロジとサーバー送信イベント・テクノロジには、次の主な相違点があります。
サーバー送信イベントではクライアントにデータをプッシュすることのみ可能ですが、WebSocketテクノロジではクライアントに対してデータの送信と受信の両方が可能です。
サーバー送信イベント通信モデルは単純であればあるほどサーバーのみの更新に適合しますが、WebSocketテクノロジにはサーバーのみの更新用に追加のプログラミングが必要です。
サーバー送信イベントは標準のHTTP経由で送信されるため、機能するために特別なプロトコルやサーバー実装は必要ありません。WebSocketテクノロジでは、HTTP接続をWebSocket接続に正常にアップグレードするために、サーバーがWebSocketプロトコルを理解する必要があります。
WebSocketテクノロジの詳細は、Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発のWebLogic ServerでのWebSocketプロトコルの使用を参照してください。
WebLogic Serverサーバー送信イベントAPIは、パッケージorg.glassfish.jersey.media.sse
にあります。このパッケージに含まれるインタフェースおよびクラスの詳細は、Jersey 2.22 API Documentationの
org.glassfish.jersey.media.sseに関するAPIドキュメントを参照してください。