Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理 12c (12.2.1.3.0) E90204-03 |
|
前 |
次 |
仮想ホスティングを使用するときは、サーバーまたはクラスタのIPアドレスにマップする1つまたは複数のホスト名を、ドメイン・ネーム・システム(DNS)を使用して指定します。また、それぞれの仮想ホストによって提供されるWebアプリケーションを指定します。仮想ホスティングの詳細は、Oracle WebLogic Serverサーバー環境の構成の仮想ホスティングの構成を参照してください。
注意:
ドメイン・パーティションにログインしている場合は、「ドメイン・パーティション」メニューからナビゲートします。
この章には次の項が含まれます:
仮想ホストを構成する手順は次のとおりです。
「一般」ページで、新しい仮想ホストの一般的な構成設定を定義します。
仮想ホスト名 - この仮想ホストでリクエストを処理する、改行区切りのホスト名。
「ネットワーク・アクセス・ポイント名」- この仮想ホストでHTTPリクエストを処理する、専用のサーバー・チャネル名(NetworkAccessPoint)。
「適用」をクリックします。
一般的な宛先属性の詳細は、「一般」を参照してください
「ロギング」ページで「ログ構成」リンクをクリックして、新しい仮想ホストのログ構成設定を構成します。
「HTTPアクセス・ログ・ファイルの有効化」 を選択して、HTTPロギングをアクティブ化します(またはチェック・ボックスを選択解除してHTTPロギングを非アクティブ化します)。
仮想ホストに対するHTTPリクエストは、サーバーのログ・ファイルとは別のログ・ファイルに保存されます。
「ログ・ファイル名」にログ・ファイルの名前を入力します。
ログ・ファイルがローテーションされるときにファイル名に日付または時刻を含めるようにするには、「ログ・ファイル名」フィールドで、java.text.SimpleDateFormat変数をファイル名に追加します。それぞれの変数はパーセント記号(%)で囲みます。
たとえば、「ログ・ファイル名」フィールドにaccess_%yyyy%_%MM%_%dd%_%hh%_%mm%.logという値を入力した場合、仮想ホストのHTTPログ・ファイルはaccess_yyyy_MM_dd_hh_mm.logという名前になります。
サーバー・インスタンスがHTTPログ・ファイルをローテーションすると、ローテーションされたファイル名には日付が含まれます。
たとえば、サーバー・インスタンスが2003年4月2日の10:05 AMにログ・ファイルをローテーションした場合、古いログ・メッセージが含まれるログ・ファイルの名前はaccess_2003_04_02_10_05.logになります。
日付と時刻を含めない場合、ローテーションされたログ・ファイルには作成順に番号が付けられ、filenamennnnnとなります。filenameは、ログ・ファイルに対して構成された名前です。
例: access.log00007。
現在のHTTPログ・ファイルが特定のサイズに達したときに古いHTTPリクエストを別のファイルに移す場合は、次の操作を行います。
「ローテーション・タイプ」で、 「サイズ別」を選択します。
古いHTTPリクエストを特定の間隔で別のファイルに移動する場合、次の操作を行います。
「ローテーション・タイプ」で、 「時間別」を選択します。
「ローテーション開始時刻」に、開始時刻を入力します。
指定された時刻になると、現在のログ・ファイルがローテーションされます。指定した時刻がすでにすぎている場合、サーバーは即座にファイルのローテーションを開始します。以後、「ローテーション間隔」で指定した間隔でログ・ファイルがローテーションされます。日付と時刻は、java.text.SimpleDateFormat (MM-DD-yyyy-k:mm:ss)を使用して指定します。
保存するファイルの数を制限する場合は、「保存するファイル数の制限」チェック・ボックスを選択します。
保存するファイル数の上限は、「保存するファイル数」チェック・ボックスに上限とする数字を入力して指定します。
「ログ・ファイル・ローテーションのディレクトリ」フィールドに、ログ・ファイル・ローテーションのディレクトリを入力します。
起動時にログ・ファイルをローテーションする場合は、「起動時にログ・ファイルをローテーションする」チェック・ボックスを選択します。
HTTPログ・ファイルのフォーマットを変更するには、「詳細」オプションで次の手順を実行します。
「フォーマット」 リストから 「共通」 または 「拡張」 を選択して、HTTPログ・ファイルのフォーマットを指定します。
「拡張ロギング・フォーマットのフィールド」で、HTTPアクセス・ログに関する設定を行います。
ログの設定方法については、拡張ログ・フォーマットを使用したHTTPアクセス・ログの設定を参照してください
「ログ・ファイル・バッファ」を入力します。
「適用」をクリックします。
これらのフィールドの詳細は、「ロギング」を参照してください。
「HTTP」ページで、新しい仮想ホストのHTTP構成設定を定義します。
「POSTタイムアウト」 - HTTP POSTデータの受信の間に、タイムアウトするまでにサーバー・インスタンスが待機する時間。
「最大POST時間」 - サーブレット要求におけるHTTP POSTデータの読取りに対して許容される最長の時間。
「最大POSTサイズ」- サーブレット・リクエストにおけるHTTP POSTデータの読取りに対して許容される最大のPOSTサイズ。
「キープアライブの有効化」- サーバーに対して永続的な接続が存在するかどうかを示します。
「期間」 - サーバーでアクティブでないHTTP接続を閉じるまでに待機する時間。
「HTTPS期間」 - サーバーでアクティブでないHTTPS接続を閉じるまでに待機する時間。
「getRealPath()でコンテキスト・パスを許可」 - サーバー・インスタンスで仮想パスにコンテキスト・パスを含めることを許可するかどうかを示します。
「適用」をクリックします。
HTTP属性の詳細は、「HTTP」を参照してください
仮想ホストのデプロイ先として、ドメイン内の1つまたは複数のサーバー、またはクラスタを選択できます。デプロイメント・ターゲットは、必要に応じて後で構成しなおすこともできます。
仮想ホストのターゲットを指定するには:
これらのフィールドの詳細は、「ターゲット」を参照してください。