仮想ホスト
仮想ホストとは、WebLogic Serverインスタンス(サーバー)またはクラスタの応答先となる一連のホスト名です。仮想ホスティングを使用するときは、サーバーまたはクラスタのIPアドレスにマップする1つまたは複数のホスト名を、DNSを使用して指定します。また、それぞれの仮想ホストによって提供されるWebアプリケーションを指定します。
このページでは、現在のドメイン用に構成されている仮想ホスト・インスタンスの概要を示します。
列の表示
「この表のカスタマイズ」を展開して「列の表示」リストを変更すると、このページに表示されるデータ・ポイントを減らしたり増やしたりできます。それぞれのデータ・ポイントは各自の表列に表示されます。
次の表に、このページの列に表示できるすべてのデータ・ポイントを記載します。
名前 説明 名前 この仮想ホストの名前。
MBean属性:
VirtualHostMBean.Name
仮想ホスト名 この仮想ホストがかわりにリクエストを処理するホスト名の改行区切りのリスト。
MBean属性:
VirtualHostMBean.VirtualHostNames
ネットワーク・アクセス・ポイント この仮想ホストがかわりにHTTPリクエストを処理する専用サーバーのチャネル名(NetworkAccessPoint)。特定のHTTPリクエストのNetworkAccessPointがどの仮想ホストのNetworkAccessPointとも一致しない場合は、正しい仮想ホストを解決するため、受信HOSTヘッダーはVirtualHostNamesと比較されます。
MBean属性:
VirtualHostMBean.NetworkAccessPoint
フロントエンド・ホスト リダイレクト対象のすべてのURLが送られるホストの名前。これを指定すると、WebLogic ServerはHOSTヘッダーの値ではなくこの値を使用するようになります。
HTTP frontendHostを設定すると、リクエストがファイアウォールまたはプロキシ経由で届いている場合でもWebアプリケーションが常に正しいHOST情報を取得できるようにするための手法が提供されます。このパラメータを構成すると、HOSTヘッダーは無視され、かわりにこのパラメータの情報が使用されます。
MBean属性:
WebServerMBean.FrontendHost
フロントエンドHTTPポート リダイレクト対象のすべてのURLが送られるHTTPポートの名前。これを指定すると、WebLogic ServerはHOSTヘッダーの値ではなくこの値を使用するようになります。
フロントエンドHTTPポートを設定すると、リクエストがファイアウォールまたはプロキシ経由で届いている場合でもWebアプリケーションが常に正しいPORT情報を取得できるようにするための手法が提供されます。このパラメータを構成すると、HOSTヘッダーは無視され、かわりにこのパラメータの情報が使用されます。
MBean属性:
WebServerMBean.FrontendHTTPPort
フロントエンドHTTPSポート リダイレクト対象のすべてのURLが送られるセキュアHTTPポートの名前。これを指定すると、WebLogic ServerはHOSTヘッダーの値ではなくこの値を使用するようになります。
frontendHTTPSPortを設定すると、リクエストがファイアウォールまたはプロキシ経由で届いている場合でもWebアプリケーションが常に正しいPORT情報を取得できるようにするための手法が提供されます。このパラメータを構成すると、HOSTヘッダーは無視され、かわりにこのパラメータの情報が使用されます。
MBean属性:
WebServerMBean.FrontendHTTPSPort
キープアライブの有効化 このサーバーに永続的に接続している必要があるかどうかを示します。(これを設定することでWebアプリケーションのパフォーマンスが向上する必要があります。)
WebServerMBeanオブジェクトのkeepAliveEnabled属性を取得します。
MBean属性:
WebServerMBean.KeepAliveEnabled
セキュアな値:
true
キープアライブ秒数 このサーバーで非アクティブなHTTP接続を閉じるまでに待機する時間。
リクエストをタイム・アウトするまでHTTPキープアライブを維持する秒数。
MBean属性:
WebServerMBean.KeepAliveSecs
最小値:
5
最大値:
3600
セキュアな値:
30
HTTPSキープアライブ秒数 このサーバーで非アクティブなHTTPS接続を閉じるまでに待機する時間。
リクエストをタイム・アウトするまでHTTPSキープアライブを維持する秒数。
MBean属性:
WebServerMBean.HttpsKeepAliveSecs
最小値:
30
最大値:
360
セキュアな値:
60
POSTタイムアウト秒数 サーブレット・リクエスト中のHTTP POSTデータを読み取る際のタイムアウト(秒単位)。POSTデータがチャンク化されている場合は、データの最後のチャンクの受信完了からHTTP POSTの次のデータ・チャンクの受信完了までの間に、タイムアウトするまでこのサーバーが待機する時間(これは、POSTデータでサーバーを過負荷状態にしようとするサービス拒否攻撃を防止するために使用します。)
WebServerMBeanオブジェクトのpostTimeoutSecs属性を取得します。
MBean属性:
WebServerMBean.PostTimeoutSecs
最小値:
0
最大値:
120
セキュアな値:
30
最大POST秒数 サーブレット・リクエスト中のHTTP POSTデータの読取りに対する最大POST時間(単位は秒)。MaxPostTime < 0は無制限を意味します。
WebServerMBeanオブジェクトのmaxPostTimeSecs属性を取得します。
MBean属性:
WebServerMBean.MaxPostTimeSecs
最大POSTサイズ このサーバーで許可される、サーブレット・リクエスト中のHTTP POSTおよびPUTデータの読取りに対する最大POSTサイズ。
0未満の値は、チャンクが使用されている場合はサイズが無制限であることを示し、リクエストに問合せパラメータが含まれている場合は8192バイトであることを示します。
WebServerMBeanオブジェクトのmaxPostSize属性を取得します。
MBean属性:
WebServerMBean.MaxPostSize
サーバー・ヘッダー送信の有効化 このサーバー名をHTTPレスポンスとともに送信するかどうかを示します。(これは、ヘッダーの領域に制限がある無線アプリケーションで便利です。)
このサーバー・インスタンスが、サーバー名およびWebLogic Serverのバージョン番号をHTTPレスポンス・ヘッダーに含めるかどうかを示します。
デフォルトWebアプリケーションのコンテキスト・ルート このWebサーバーにおけるデフォルトWebアプリケーションの元のcontext-rootを戻します。application.xmlまたはweblogic.xmlのcontext-root属性を使用して、デフォルトのWebアプリケーションを設定することもできます。デフォルトのWebアプリケーションへのcontext-rootは/です。""(空の文字列)が指定されている場合、Webサーバーではデフォルトで/に設定されます。
チャンク転送の無効化 HTTP/1.1のチャンク転送エンコーディングの使用が有効かどうかを示します。
互換性の最も高いHTTPバージョンを使用 レスポンスの中で、互換性のあるHTTPプロトコルのバージョン文字列のうち、最新のバージョンを使用できるようにします。たとえばHTTP仕様では、HTTP/1.0を使用したリクエストに対するレスポンスではHTTP/1.1のバージョン文字列を使用するのが望ましいとされています。これは、必ずしもレスポンス形式に影響するとはかぎりません。
ヘッダー・エンコーディングの使用 MBean属性:
WebServerMBean.UseHeaderEncoding
認証Cookieの有効化 authcookie機能が有効かどうかを示します。
MBean属性:
WebServerMBean.AuthCookieEnabled
セキュアな値:
true
WAPの有効化 セッションIDにJVM情報を含めるかどうかを示します(URLのサイズを128文字に制限するWAPデバイスでURLの書換えを行う場合は、このボックスを選択することが必要な場合があります。また、これによりクラスタにおけるレプリケートされたセッションの使用に影響が及ぶ場合もあります)。このボックスを選択すると、URLのデフォルト・サイズは52文字に設定されます。また、特殊文字はURLに含まれなくなります。
WebServerMBeanオブジェクトの「WAPの有効化」属性を取得します。
MBean属性:
WebServerMBean.WAPEnabled
ロギングの有効化 このサーバーがHTTPリクエストをロギングするかどうかを示します。(このページのその他のフィールドは、このチェック・ボックスをオンにした場合にのみ意味を持ちます。)
WebServerMBeanオブジェクトのloggingEnabled属性を取得します。
MBean属性:
WebServerLogMBean.LoggingEnabled
セキュアな値:
true
ログ・ファイル名 ログ・ファイルの名前。
MBean属性:
WebServerLogMBean.FileName