ワーク・マネージャ
ワーク・マネージャは、WebLogic Serverインスタンスによって実行される作業を管理する一連のリクエスト・クラスおよびスレッド制約を定義します。このページには、このドメインに定義されているワーク・マネージャ、リクエスト・クラス、およびスレッド制約が表示されます。
ワーク・マネージャはドメイン・レベルおよびパーティション・レベルで定義されます。また、アプリケーション・レベルやモジュール・レベルのワーク・マネージャを定義することもできます。
WebLogic Serverでは、定義されたルールと、モニターしている実際の実行時パフォーマンスに応じて、アプリケーションが作業の実行に優先度を付ける方法を構成します。アプリケーションにルールと制約を定義するには、ワーク・マネージャを定義し、それをWebLogic Serverドメインにグローバルに適用するか、特定のドメイン・パーティションまたは特定のアプリケーション・コンポーネントに適用します。
パーティション・ワーク・マネージャは、パーティション内の作業を管理する一連のスレッド制約を定義します。これらはドメインには適用されません。
スレッド制約は、要求に割り当てるスレッドの最大数、デッドロックの解決に使用するスレッドの最小数、およびWebLogic Serverが要求を拒否するまでにキューに入れることができる要求または実行できる要求の総数を定義します。
Java EEアプリケーション、Webアプリケーション・モジュール、EJB、およびRMIアプリケーションでは、作業リクエストを管理するために、任意のワーク・マネージャを指定できます。
構成オプション
名前 説明 パーティション・フェア・シェア すべてのパーティションのスレッド使用量と比較して、1つのパーティションに必要なスレッド使用率。WLSドメインで実行しているすべてのパーティションのこの値の合計が100になることをお薦めしますが、厳密に強制されません。100にならない場合、WLSは相対的な値に基づいてスレッド使用回数を異なるパーティションに割り当てます。この属性は、グローバル・ドメインのみで使用されます。パーティションのパーティション・フェア・シェア値を指定するためにPartitionWorkManager MBeanを使用します。
MBean属性:
SelfTuningMBean.PartitionFairShare
最小値:
1
最大値:
99