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SNMPエージェント: 構成: ログ・フィルタ

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ログ・フィルタを使用すると、WebLogic ServerのSNMPエージェントは、サブシステムまたはアプリケーションによってログ・メッセージが生成されたときに通知を生成します。

WebLogic Serverインスタンス上のサブシステムおよびデプロイ可能なモジュール(アプリケーションなど)は、ログ・メッセージを生成してステータスや他の操作データを通知します。ログ・メッセージ内のデータはフィールド単位で分割されているため、フィルタ目的に使用できます。たとえば、各メッセージには、そのメッセージを生成したイベントの潜在的な影響を示す重大度フィールドが含まれています。

各サーバーでは、これらのメッセージをローカル・ログ・ファイルに保存した後、JMX通知としてブロードキャストします。WebLogic Server SNMPエージェントがこれらのメッセージをリスニングするようなSNMPログ・フィルタを作成できます。エージェントは、フィルタ条件に一致するメッセージを受信すると通知を生成し、構成済みのトラップ宛先にその通知を送信します。

列の表示

この表のカスタマイズ」を展開して「列の表示」リストを変更すると、このページに表示されるデータ・ポイントを減らしたり増やしたりできます。それぞれのデータ・ポイントは各自の表列に表示されます。

次の表に、このページの列に表示できるすべてのデータ・ポイントを記載します。

名前 説明
名前

ログ・フィルタを作成したときに指定した名前。

重大度レベル

WebLogic Server SNMPエージェントが通知を生成する基準となる最低の重大度。

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.SeverityLevel

サブシステム名

このログ・フィルタによってメッセージを選択する対象のサブシステムのリスト。何も指定しない場合、すべてのサブシステムからのメッセージが選択されます。

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.SubsystemNames

ユーザーID

WebLogic Server SNMPエージェントによる通知生成の対象となるユーザーIDのリスト。

各メッセージには、メッセージが生成されたセキュリティ・コンテキストからユーザーIDが付加されます。

メッセージのユーザーIDフィールドとフィルタで指定したいずれかのユーザーIDが一致する場合に、WebLogic Serverは通知を生成します。

このログ・フィルタでユーザーIDを指定しない場合、WebLogic ServerはすべてのユーザーIDからのメッセージに対して通知を生成できます。

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.UserIds

メッセージID

WebLogic Server SNMPエージェントによる通知生成の対象となるメッセージIDまたはメッセージIDの範囲のリスト。

IDを指定しない場合、このフィルタではすべてのメッセージIDが選択されます。

リスト例: 20,50-100,300

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.MessageIds

メッセージ・サブ文字列

メッセージ・テキストから検索する文字列。この文字列を含むメッセージのみが選択されます。何も指定しない場合、すべてのメッセージが選択されます。

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.MessageSubstring

有効化されたサーバー

この属性は、SNMPエージェントがWebLogicドメインの管理サーバー上で動作している場合にのみ適用されます。EnabledServers属性によって、ユーザーは監視対象となるデータ・ソースの範囲を指定したサーバーに制限できます。SNMAgentDeploymentMBeanが管理対象サーバーに割り当てられている場合、EnabledServersリストは無視されます。管理対象サーバーの場合、SNMPエージェントはSNMPエージェントをデプロイしているWebLogicサーバー上にあるデータのみを監視します。

MBean属性を基準とするトラップでは、SNMPエージェントは管理サーバー上で動作しているときはドメイン実行時MBeanサーバーを参照し、管理対象サーバーにデプロイされるときは実行時MBeanサーバーを参照します。

SNMPJMXMonitorMBeanおよびSNMPAttributeChangeMBeanの場合、MonitoredMBeanTypeおよびMonitoredMBeanName属性はトラップを設定するWebLogic Server MBeanのタイプと名前を指定します。タイプおよび属性の条件に一致するMBeanは、トラップをオンに設定するように修飾されています。EnabledServers属性は、SNMPエージェントが管理サーバーをターゲットとしている場合、MBeanの場所を基準として追加の条件を指定することを許可します。EnabledServersリスト内のサーバーの1つと場所が一致しているMBeanは、対応するJMX通知のために生成されるトラップに適しているとみなされます。EnabledServers属性が指定されていない場合、タイプと名前が一致するすべてのMBeanはSNMPトラップの有効なソースとみなされます。

SNMPLogFilterMBeanの場合、EnabledServers属性はエージェントが管理サーバーで動作しているときにログ・メッセージが監視されるドメイン内のサーバーを指定することを許可します。管理サーバーで動作しているエージェントでEnabledServersが指定されていない場合、ドメイン内のすべての管理対象サーバーのログ・メッセージは、送信トラップで監視されます。この属性は、SNMPエージェントが管理対象サーバーに割り当てられている場合には適用されません。この場合、トラップはエージェントがデプロイされたそれぞれの管理対象サーバーによって生成されたログ・メッセージを基準に送信されます。

MBean属性:
SNMPLogFilterMBean.EnabledServers

関連タスク

関連トピック


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