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リモートTuxedoアクセス・ポイント: セキュリティ

構成オプション     関連タスク     関連トピック

このページでは、このWTCサーバーで使用されるリモートTuxedoアクセス・ポイントのセキュリティ構成を定義します。

アクセス制御リスト(ACL)は、サービスを実行できるリモートTuxedoアクセス・ポイントを制限することによって、ローカルTuxedoアクセス・ポイントの内部にあるローカル・サービスへのアクセスを制限します。リモートTuxedoアクセス・ポイントからのインバウンド・ポリシーは、AclPolicy要素を使用して指定します。リモートTuxedoアクセス・ポイントへのアウトバウンド・ポリシーは、CredentialPolicy要素を使用して指定します。これによって、WebLogic ServerとTuxedoアプリケーションは同じセットのユーザーを共有でき、ユーザーはあるシステムから別のシステムへユーザーの資格証明を伝播できます。WebLogic Tuxedo Connectorでは、Tuxedoにユーザー・セキュリティ情報を提供するために、次のAppKeyジェネレータ・プラグインが用意されています。

構成オプション

名前 説明
ACLポリシー

リモートTuxedoアクセス・ポイントからのインバウンド・アクセス制御リスト(ACL)ポリシー。

指定できる値は次のとおりです:

  • LOCAL: ローカルTuxedoアクセス・ポイントは、特定のリモートTuxedoアクセス・ポイントから受信したサービス・リクエストのアイデンティティを、特定のリモートTuxedoアクセス・ポイントのローカル・プリンシパル名で指定されたプリンシパル名に変更します。

  • GLOBAL: ローカルTuxedoアクセス・ポイントは、アイデンティティを変更せずにサービス・リクエストを渡します。

ノート:「相互運用」を「はい」に設定している場合、AclPolicyは無視されます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.AclPolicy

資格証明ポリシー

リモートTuxedoアクセス・ポイントへのアウトバウンド・アクセス制御リスト(ACL)ポリシー。

指定できる値は次のとおりです:

  • LOCAL: リモートTuxedoアクセス・ポイントは、ローカルTuxedoアクセス・ポイントから受信したサービス・リクエストのアイデンティティを、このリモートTuxedoアクセス・ポイントのローカル・プリンシパル名で指定されたプリンシパル名に変更します。

  • GLOBAL: リモートTuxedoアクセス・ポイントは、変更せずにサービス・リクエストを渡します。

ノート:「相互運用」を「はい」に設定している場合、CredentialPolicyは無視されます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.CredentialPolicy

最小暗号化レベル

このリモートTuxedoアクセス・ポイントが、セッション接続を確立する際に使用する最小の暗号化キー長(ビット単位)。値が0の場合、暗号化は使用されません。

値に関する制限:

  • MinEncrypBitsの値は、MaxEncrypBitsの値以下でなければなりません。

  • MinEncrypBitsの値40は、Tuxedo 7.1以降が動作するドメインでのみ使用できます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.MinEncryptBits

セキュアな値: 40

最大暗号化レベル

このリモートTuxedoアクセス・ポイントが、セッション接続を確立する際に使用する最大の暗号化キー長(ビット単位)。値が0の場合、暗号化は使用されません。

値に関する制限:

  • MaxEncryptBits属性の値は、MinEncrypBits属性の値以上でなければなりません。

  • MaxEncryptBitsの値40は、Tuxedo 7.1以降が動作するドメインでのみ使用できます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.MaxEncryptBits

匿名を許可

匿名ユーザーにリモートTuxedoサービスへのアクセスを許可するかどうかを指定します。

ノート: 匿名ユーザーにTuxedoへのアクセスを許可する場合、デフォルトAppKeyがTpUsrFileおよびLDAP AppKeyプラグインで使用されます。Custom AppKeyプラグインと対話できるかどうかは、Custom AppKeyジェネレータの設計によって異なります。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.AllowAnonymous

デフォルトAppKey

プラグインによってTuxedoへのアクセスを許可されている場合に、匿名ユーザーおよびユーザー・データベースに定義されていないその他のユーザーが使用するデフォルトのAppKey値。

ノート: TpUsrFileおよびLDAPプラグインでは、「匿名を許可」が有効になっていないかぎり、ユーザー・データベースに定義されていないユーザーによるTuxedoへのアクセスは許可されません。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.DefaultAppKey

AppKeyジェネレータ

使用するAppKeyプラグインのタイプを指定します。

指定できる値は次のとおりです:

  • TpUsrFile: TpUsrFileはデフォルト・プラグインです。これは、インポートされたTuxedo TPUSRファイルを使用してユーザー・セキュリティ情報を提供します。旧リリースのWebLogic Tuxedo Connectorでは、このオプションをサポートしています。

  • LDAP: 「LDAP」プラグインは、組込みLDAPサーバーを使用してユーザー・セキュリティ情報を提供します。ユーザー・レコードでは、descriptionフィールドにTuxedo UIDとGID情報を定義する必要があります。この機能は、旧リリースのWebLogic Tuxedo Connectorではサポートされていません。

  • Custom: 「Custom」プラグインは、Tuxedoで必要なセキュリティ情報を提供する独自のAppKeyジェネレータ・クラスを記述するための機能を提供します。この機能は、旧リリースのWebLogic Tuxedo Connectorではサポートされていません。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.AppKey

TPユーザー・ファイル

UID/GID情報を含むユーザー・パスワード・ファイルへのフルパス。(このフィールドは、AppKeyジェネレータとして「TpUsrFile」を指定する場合にのみ意味を持ちます。)

ノート: このファイルは、リモートTuxedoアクセス・ポイントで指定されたリモートTuxedoドメイン上でTuxedo tpusraddユーティリティによって生成されます。適切な認可、認証、および監査を行うには、このファイルのコピーがWebLogic Tuxedo Connector環境で使用可能でなければなりません。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.TpUsrFile

Tuxedo UIDキーワード

Tuxedo移行ユーティリティtpmigldapを使用する場合に、WlsUserで使用されるTuxedo UID (ユーザーID)のキーワード。このキーワードは、AppKeyジェネレータとして「LDAP」を指定する場合にのみ意味を持ちます。)

ノート: キーワードは、組込みLDAPデータベースのユーザー・レコードでTuxedo UIDを検索する際に使用されます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.TuxedoUidKw

Tuxedo GIDキーワード

Tuxedo移行ユーティリティtpmigldapを使用する場合に、WlsUserで使用されるTuxedo GID (グループID)のキーワード。このフィールドは、AppKeyジェネレータとして「LDAP」を指定する場合にのみ意味を持ちます。)

ノート: キーワードは、組込みLDAPデータベースのユーザー・レコードでTuxedo GIDを検索する際に使用されます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.TuxedoGidKw

カスタムAppKeyクラス

カスタムAppKeyジェネレータ・クラスのフルパス名。(このクラスは、AppKeyジェネレータとして「カスタム」を指定する場合にのみ意味を持ちます。)

ノート: Custom AppKeyジェネレータ・プラグインを選択した場合、このクラスが実行時にロードされます。

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.CustomAppKeyClass

カスタムAppKeyパラメータ

クラスの初期化時にカスタムAppKeyクラスで使用されるオプションなパラメータ。このクラスは、AppKeyジェネレータとして「カスタム」を指定する場合にのみ意味を持ちます。)

MBean属性:
WTCRemoteTuxDomMBean.CustomAppKeyClassParam

関連タスク

関連トピック


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