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ログ・メッセージのフィルタ処理

始める前に


フィルタを構成して、ログ・メッセージをパブリッシュしてよいかどうかを判断する条件を指定できます。フィルタ条件に合致するログ・メッセージのみがパブリッシュされます。ログ・ファイル、標準出力、ドメイン・ログ、メモリー・バッファ宛てのログ・メッセージをフィルタリングすることが可能です。

ログ・メッセージのフィルタリングでもっとも単純なのは、重大度を指定したフィルタリングです。基準となる重大度を指定して、それより低いレベルのメッセージの拒否などを設定できます。たとえば、標準出力のハンドラには、デフォルトの重大度のしきい値として「注意」が設定されています。そのため、「情報」および「デバッグ」レベルのメッセージは標準出力に送信されません。「ログの重大度のプロパティ」ボックスを使用すると、個々のロガー(メッセージ・カタログ・ロガーを使用している場合)またはパッケージ(Commons Logging APIを使用している場合)の重大度を指定することもできます。

重大度や他の条件によってログ・メッセージをフィルタリングするには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの左ペインで、「環境」を展開して「サーバー」を選択します。
  3. サーバー」の下で、ロギングを構成するサーバー・インスタンスの名前をクリックします。
  4. ロギング: 全般」ページで、「詳細」をクリックします。
  5. ロギングの実装」リスト・ボックスから、使用するロギングの実装を選択します。詳細は、WebLogicロギング・サービスでのLog4jの使用方法を参照してください。
  6. ログの最低の重大度」リスト・ボックスから、ルート・ロガーの最低の重大度を指定します。この設定は、ロガー・ツリーのすべてのロガーまたはパッケージのデフォルトの重大度として使用されます。メッセージの重大度の詳細は、メッセージの重大度を参照してください。
  7. WebLogic Serverインスタンスが動作しているJVMの標準出力を、ログ・ファイル、標準出力、ドメイン・ログ、メッセージ・バッファの4つのログ・メッセージ宛先にリダイレクトする場合は、「標準出力のロギングのリダイレクトを有効化」オプションを選択します。詳細は、JVMの出力のリダイレクトを参照してください。
  8. ログの重大度のプロパティ」ボックスで、ロガー・ツリー内の(「ログの最低の重大度」リスト・ボックスで指定した)ルート・ロガーの設定または直近の親ノードの設定をオーバーライドする、任意のロガーの重大度を指定します。「ログの重大度のプロパティ」を使用すると、パッケージ(Commons Logging APIを使用している場合)または個々のWebLogic Serverサブシステム・ロガー(メッセージ・カタログ・ロガーを使用している場合)の重大度を指定することもできます。詳細は、ロガーの重大度の指定を参照してください。
  9. 「メッセージの宛先」セクションの下で、4つのログ・メッセージ宛先(ログ・ファイル、標準出力、ドメイン・ログ・ブロードキャスタ、メモリー・バッファ)宛てのメッセージのフィルタ処理を指定します。
    1. 重大度」リスト・ボックスで重大度を選択します。

      指定した重大度以上のメッセージのみが宛先に転送されます。メッセージの重大度の詳細は、メッセージの重大度を参照してください。「デバッグ」メッセージは、ドメイン・ログには転送できない点に注意してください。

    2. フィルタ」リスト・ボックスで、宛先に送信されるログ・イベントに適用するフィルタを選択します。

      詳細は、ログ・フィルタの作成を参照してください。

  10. 「メッセージの宛先: ドメイン・ログ・ブロードキャスタ」セクションの下で、ドメイン・ログに転送されるメッセージを格納するメッセージ・バッファのサイズを指定します。値が大きいほど、内容がドメイン・ログに転送されるまでにバッファに格納されるメッセージが増大します。パフォーマンス上の理由から、本番モードではこの値を10以上に設定することをお薦めします。
  11. 保存」をクリックします。
  12. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

結果

適用する条件に合致するメッセージのみがログ・メッセージの宛先にパブリッシュされます。


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