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JMSサーバーに関する全般的なプロパティの構成

始める前に


JMSサーバーを作成した後には、メッセージ・ページングのための全般的な任意指定のプロパティを定義できます。また、アプリケーションで一時的な宛先を作成する場合に使用するテンプレートを指定したり、期限切れのメッセージ用の宛先のアクティブなスキャンについて必要な休止の間隔を指定したりできます。

JMSサーバーの全般的な構成プロパティを構成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールで、「サービス」→「メッセージング」を展開して、「JMSサーバー」を選択します。
  3. 「JMSサーバーの概要」ページで、構成するJMSサーバーをクリックします。
  4. 必要に応じて、「構成: 全般」タブをクリックします。
  5. メッセージ・ページングは、デフォルトで有効化されていますが、デフォルトのメッセージ・ページング・プロパティは変更できます。
    1. 「ページング・ディレクトリ」で、JMSサーバー内のメッセージ本文のサイズがメッセージ・バッファのサイズを上回ったときの、メッセージ本文の書込み先を指定します。指定しない場合、メッセージは、ホスト・サーバーのディレクトリの/tmpディレクトリ(domain-name/servers/server-name/tmpなど)に書き込まれます。
    2. メッセージ・バッファ・サイズ」に、このJMSサーバーでディスクに書き込むまでのメッセージ本文の格納に使用できるメモリー量(バイト単位)を指定します。メッセージ本文は、JMSサーバーによってディスクに書き込まれると、メモリーからクリアされます。デフォルト値 -1は、サーバーがJVMの最大ヒープ・サイズに基づいて自動的にサイズを決定することを示します。このデフォルトは、最大ヒープ・サイズの3分の1か、512 MBのうち大きい方のサイズに設定されます。

    各フィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  6. 一時的な宛先を使用すると、アプリケーションで必要に応じてキューまたはトピックを作成する際に、サーバー定義の宛先の構成および作成に関連する管理のオーバーヘッドが発生しません。一時的な宛先は、このJMSサーバーではデフォルトで有効化されています。ただし、特定の設定を備えた一時的な宛先を作成する場合は、デフォルトの「一時的なテンプレート」値を変更する必要があります。
    1. 一時的なテンプレートのホストで、一時的な宛先をホストするのに、このJMSサーバーを使用できるかどうかを指定します。このフィールドが有効化されており、「一時的なテンプレート名」が定義されていなければ、このJMSサーバー上に作成される一時的な宛先では、すべてデフォルトの宛先の値を使用します。このフィールドが有効化されている場合、一時的な宛先の作成に使用されるJMSテンプレートは、「一時的なテンプレート名」フィールドで指定されます。このフィールドが無効化されている場合、このJMSサーバーは、一時的な宛先をホストしません。
    2. 一時的なテンプレートを含むモジュール」で、このJMSサーバーが一時的な宛先の作成に使用できるテンプレートを格納するJMSモジュールを選択します。JMSモジュール名を入力するには、有効な一時的テンプレート名を指定する必要があります。ただし、「一時的な宛先をホスト」が無効化されている場合、モジュール名を指定することはできません。
    3. 一時的なテンプレート名」で、このJMSサーバーが一時的なキューおよびトピックの作成に使用する既存のJMSテンプレートの名前を指定します。テンプレート名を入力するには、このテンプレートが格納されたJMSモジュールを指定する必要があります。ただし、「一時的な宛先をホスト」が無効化されている場合、テンプレート名を指定することはできません。

    各フィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  7. JMSサーバーが期限切れのメッセージの宛先をアクティブにスキャンする頻度を定義するには、「有効期限スキャン間隔」で、JMSサーバーが(宛先に対して指定された「有効期限ポリシー」に基づき)期限切れとなった処理対象のメッセージの宛先を周期的にスキャンする間の休止する秒数を指定します。デフォルト値は30秒です。値0は、アクティブなスキャンが無効になることを示します。メッセージは期限切れになっても、すぐには処理されません。

    このフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  8. オプションで、「詳細」を選択して追加のJMSサーバー属性を構成できます。
  9. 保存」をクリックします。
  10. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

完了した後に

JMSサーバーを作成して最初に構成した後に管理サーバーを再起動する必要はありません。ただし、既存のJMSサーバーを変更する場合は、管理サーバーを再起動する必要があります。


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