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JMSサーバー・メッセージのログ・ローテーションの構成

始める前に


JMSサーバーを作成した後には、ログ・ファイルのデフォルト名を変更できるとともに、古いログ・メッセージを別のファイルに移動(ローテーション)するための条件を構成できます。JMSサーバーのログ・ファイルには、メッセージの生成、消費、および削除など、JMSメッセージが通過する基本的なイベントが含まれます。ただし、このJMSサーバーでターゲット指定されているJMSモジュール内で宛先に対するロギングが有効化されている必要があります。

メッセージ・ログの内容には、常にメッセージIDと相関IDが含まれますが、特定の宛先に関するメッセージ・タイプやユーザー・プロパティなどの情報も構成できます。

JMSサーバーのログ・ファイル・パラメータを構成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールで、「サービス」→「メッセージング」を展開して、「JMSサーバー」を選択します。
  3. 「JMSサーバーの概要」ページで、構成するJMSサーバーをクリックします。
  4. ロギング」タブをクリックします。
  5. デフォルトのログ・ファイル名を変更するには、「ログ・ファイル名」「フィールドにJMSサーバー・ログのパスとファイル名を入力します。

    絶対パス名か、またはサーバーのルート・ディレクトリを基準にした相対パス名を入力します。ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動した場合、ルート・ディレクトリはノード・マネージャ・プロセスをホストするコンピュータに存在します。詳細は、サーバーのルート・ディレクトリを参照してください。

  6. 現在のログ・ファイルが指定のサイズに達したときに古いメッセージを別のファイルに移動する場合は、次の手順に従います。
    1. 「ローテーションのタイプ」リスト・ボックスで、「サイズ」を選択します。
    2. ローテーション・ファイル・サイズ」フィールドに、JMSサーバーがログ・メッセージを別のファイルに移動するきっかけとなるファイル・サイズを入力します。ログ・ファイルが指定のサイズに達した後、次にJMSサーバーがファイル・サイズをチェックしたときに、現在のログ・ファイルの名前が変更されます。ファイル名が変更されると、以後のメッセージはfilename.logという新しいファイルに蓄積されます。
    3. 古いログ・メッセージを格納するためにJMSサーバーが作成するログ・ファイルの数を制限するには、「保存するログ・ファイル数の制限」チェック・ボックスを選択します。次に、「保存するファイル数」フィールドに、ファイルの最大数を入力します。最後のログ・ファイルが容量制限に達した後にJMSサーバーがログ・メッセージを受け取ると、JMSサーバーは最も古いログ・ファイルを上書きします。
  7. 古いメッセージを指定の間隔で別のログ・ファイルに移動するには、次のオプションを定義します。
    1. 「ローテーションのタイプ」リスト・ボックスで、「時間」を選択します。
    2. ローテーション開始時刻」フィールドに、開始時刻を入力します。

      hh:mmというフォーマットを使用します。hhは24時間形式の時間、mmは分数です。指定された時刻になると、現在のログ・ファイルがローテーションされます。指定した時刻がすでにすぎている場合、JMSサーバーは即座にファイルのローテーションを開始します。以後、「ローテーション間隔」で指定した間隔でログ・ファイルがローテーションされます。

    3. ローテーション間隔」フィールドには、JMSサーバーが古いメッセージを別のファイルに保存する間隔を入力します。
    4. 古いログ・メッセージを格納するためにJMSサーバーが作成するログ・ファイルの数を制限するには、「保存するログ・ファイル数の制限」チェック・ボックスを選択します。次に、「保存するファイル数」フィールドに、ファイルの最大数を入力します。最後のログ・ファイルが容量制限に達した後にJMSサーバーがログ・メッセージを受け取ると、JMSサーバーは最も古いログ・ファイルを上書きします。

    各フィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  8. ログ・ファイル・ローテーションのディレクトリ」フィールドには、ローテーションされるログ・ファイルを格納するディレクトリの場所を入力します。

    絶対パス名か、またはサーバーのルート・ディレクトリを基準にした相対パス名を入力します。デフォルトでは、ローテーションされたファイルはログ・ファイルと同じディレクトリに格納されます。

    詳細は、サーバーのルート・ディレクトリを参照してください。

  9. JMSサーバーが起動サイクル中にログ・ファイルをローテーションするかどうかを指定するには、「起動時にログ・ファイルをローテーションする」チェック・ボックスを選択します。
  10. 必要に応じて、「詳細」をクリックして「ロギングの実装」フィールドにアクセスします。このフィールドでは、JMSサーバーのロギングを、Log4j実装ベースで行うかどうかを選択できます。デフォルトのWebLogicロギングでは、JDKの一部であるJavaロギングAPIをベースとした実装が使用されます。
  11. 保存」をクリックします。
  12. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

結果

完了した後に

ログ・ファイル名」、「ログ・ファイル・ローテーションのディレクトリ」、または「起動時にログ・ファイルをローテーションする」を変更した場合は、サーバーを再起動する必要があります。


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