JMSサーバーのしきい値と割当ての構成

始める前に

JMSサーバーの作成

JMSサーバーを作成した後には、このJMSサーバーをターゲット指定したJMSモジュールにおける宛先のバイト数やメッセージ数のしきい値の上限および下限を定義できます。これらのしきい値を超過すると、ログ・メッセージの生成およびメッセージ・フロー制御の開始などのイベントがトリガーされます。「割当て」セクションで、メッセージに許容される最大サイズと、JMSサーバーで使用可能なメッセージ数およびバイト数を指定できます。また、宛先が最大メッセージ数を超えた場合に、JMSサーバーが長いメッセージの前に短いメッセージを配信するかどうかを定義する、ブロッキング・ポリシーを定義できます。

JMSサーバーのしきい値および割当てを構成するには:

まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
管理コンソールで、「サービス」→「メッセージング」を展開して、「JMSサーバー」を選択します。
「JMSサーバーの概要」ページで、構成するJMSサーバーをクリックします。
「構成」→「しきい値と割当」タブをクリックします。
このJMSサーバーをターゲット指定した宛先のしきい値を定義するには:
1. 「最大バイトしきい値」または「最大メッセージしきい値」で、このJMSサーバーに格納されるメッセージ数またはバイト数に基づいてイベントをトリガーする上限しきい値を指定します。イベントには、メッセージ・フロー制御やシステム・ログ・メッセージなどがあります。
2. 「最小バイトしきい値」または「最小メッセージしきい値」で、このJMSサーバーに格納されるメッセージ数またはバイト数に基づいてイベントをトリガーする下限しきい値を指定します。イベントには、メッセージ・フロー制御やシステム・ログ・メッセージなどがあります。
各フィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
このJMSサーバーをターゲット指定した宛先の割当てを定義するには:
1. 「最大バイト数」または「最大メッセージ数」で、このJMSサーバーに格納できるバイト数またはメッセージ数の上限を指定します。-1を設定すると、すべてのWebLogicサーバーの制限が削除されます。
2. 「ブロッキング時の送信ポリシー」では、宛先がメッセージ割当てを超えた場合に、長いメッセージの前に短いメッセージを配信するかどうかを定義するJMSサーバーのポリシーを選択します。「FIFO」を指定すると、長いメッセージがすでにスペースを待機している場合にJMSサーバーが短いメッセージを送ることはありません。「割込み」を指定すると、宛先に短いメッセージに対して十分なスペースがある場合、短いメッセージの送信リクエストが前の長いメッセージより先に処理されます。
3. 「最大メッセージ・サイズ」で、このJMSサーバーでメッセージ・プロデューサから受信するメッセージの最大サイズを指定します。このサイズには、メッセージの本文、ユーザー定義のプロパティ、ユーザー定義のJMSヘッダー・フィールド(JMSCorrelationIDおよびJMSType)が含まれます。
各フィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
「保存」をクリックします。
これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

結果

管理コンソール・オンライン・ヘルプ

JMSサーバーのしきい値と割当ての構成