新しいセキュリティ・レルムやセキュリティ・プロバイダを構成するときに間違えることがあります。間違えを修正するためにサーバーを再起動することが不可能な場合もあります。構成XMLファイルを元に戻すと、以前のレルム構成が回復されます。
デフォルトでは、管理サーバーはdomain-name/configArchive
ディレクトリに、config.jar#1
、config.jar#2
などの名前のJARファイルとして、以前の構成ファイルを5つまで保存しています。保存されるファイルは、最新のファイルに最も大きな番号のサフィックスが付くようにローテーションされます。詳細は、Oracle WebLogic Serverドメイン構成の理解を参照してください。
以前のセキュリティ構成に戻すには:
config.jar
ファイルをみつけて一時ディレクトリにコピーし、復元します。
domain-name/config
ディレクトリ内の適当な場所にコピーします。構成ファイルが格納されているディレクトリの詳細は、ドメイン構成ファイルを参照してください。
完了した後に
WebLogic Serverを再起動して、行った変更を有効にします。
ノート: このプロセスでは、セキュリティ・レルム(つまり、レルムとそのプロバイダの構成)のみが元に戻り、レルムで使用されているユーザー、グループ、またはセキュリティ・ポリシーは復帰しません。それらは構成ファイルではなくデータ・ストアで永続化されています。データ・ストアに永続化された情報のバック・アップの詳細は、セキュリティ・プロバイダからのデータのエクスポートを参照してください。