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SNMPエージェントの作成


SNMPエージェントは、WebLogic Server MBeanおよびカスタムMBeanから管理データを収集し、SNMPマネージャがこのデータを利用できるようにします。

WebLogic Server SNMPエージェントは、SNMPv3プロトコルを使用するマネージャとは常に通信可能です。エージェントは、SNMPv1とv2プロトコルもサポートするように構成できます。エージェントがSNMPv3リクエストを受信しないようにすることはできませんが、エージェントでは、WebLogic Serverセキュリティ・レルムで構成した、既知のユーザーからのリクエストのみが処理されます。

SNMPエージェントを作成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの「ドメイン構造」で、「診断」を展開して「SNMP」を選択します。
  3. SNMPエージェントの概要」ページの「サーバーSNMPエージェント」表で、「新規作成」ボタンをクリックします。

    ノート: SNMP」ページには、ドメイン・スコープSNMPエージェントの一覧を示す「ドメインSNMPエージェント」表も表示されます。このエージェントは、リリース9.2以前のWebLogic Serverで作成されたドメインをサポートするために提供されています。新しいドメインにはこのエージェントを使用しないことをお薦めします。詳細は、SNMPを使用したWebLogic Serverの監視を参照してください。

  4. 新しいサーバーSNMPエージェントの作成」ページで、SNMPエージェントの名前を入力して「終了」ボタンをクリックします。

    一度SNMPエージェントを作成すると、その名前は変更できません。かわりに、それを削除して、新規に作成する必要があります。

  5. SNMPエージェントの概要」ページの「サーバーSNMPエージェント」表で新しいSNMPエージェントの名前をクリックします。
  6. SNMPエージェント: 構成: 全般」ページで、少なくとも次の項目のデフォルト値を変更します。
    1. 有効」ボックスを選択します。
    2. SNMP UDPポート」フィールドに、SNMPエージェントがSNMPマネージャからのUDPリクエストをリスニングするポート番号を入力します。

      SNMPエージェントは、UDPトラフィックを受け付けるポート1つと、TCPトラフィックを受け付けるもう1つのポートを介して通信を行います。デフォルトでは、すべてのTCPトラフィックに、ホスト・サーバーのリスニング・ポートを使用します。たとえば、このエージェントをManagedServer1という名前のサーバーにターゲット指定し、ManagedServer1がポート7001に対するリクエストをリスニングする場合、SNMPエージェントはポート7001に対するTCPリクエストをリスニングします。TCPポートを介しての通信時には、WebLogic Serverはサービス拒否(DOS)攻撃からSNMP通信を保護します。

      SNMP TCPトラフィックを、ビジネス・トラフィックから分離する場合は、カスタム・ネットワーク・チャネルを作成します。SNMPネットワーク・チャネルの作成を参照してください。

    3. このエージェントで通知を生成する場合は、「トラップ・バージョン」フィールドで、SNMPv1、v2、またはv3のいずれの通知を生成するかを指定します。SNMPマネージャの機能に対応したプロトコルを選択します。
  7. SNMPv3通信の保護を行います。
  8. エージェントがSNMPv1またはv2プロトコルを使用してマネージャと通信できるようにするには:
    1. コミュニティ・ベース・アクセスを有効化」ボックスを選択します。
    2. 「コミュニティ接頭辞」フィールドに、SNMPマネージャがWebLogic SNMPエージェントにリクエストを送信する際に必ず指定するSNMPコミュニティ(パスワード)を入力します。デフォルト値public以外の値を入力することをお薦めします。
  9. 属性の横の「詳細」をクリックするか、構成オプションを参照して、他の属性のデフォルト値を変更します。
  10. 「保存」をクリックします。
  11. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

完了した後に

次の手順を実行します。

  1. SNMPエージェントのターゲット指定
  2. (オプション) トラップ宛先の作成

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