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Webサービスの原子性トランザクションの構成

始める前に

原子性トランザクションを構成するには、先にWebサービスをインストールする必要があります。Webサービスのインストールを参照してください。


ノート: このセクションはJAX-WS Webサービスにのみ適用されます。

WebLogic Webサービスは、Websphere、JBoss、Microsoft .NETなどの外部トランザクション処理システムとの相互運用を有効にします。これは、AtomicTransaction Version 1.2およびWS-Coordination Version 1.2仕様のサポートを通じて行われます。

これらの仕様は、一連の参加者の間で分散アクティビティを調整する、拡張可能なフレームワークを定義します。コーディネータは中央のコンポーネントで、トランザクションの状態(調整コンテキスト)を管理し、WebサービスおよびWebクライアントを参加者として登録することを可能にします。

開発時に、JWSファイルまたはクライアント・アプリケーションで@weblogic.wsee.wstx.wsat.Transactional注釈を使用するか、Webサービス・クライアントの作成時にパラメータとしてweblogic.wsee.wstx.wsat.TransactionalFeatureを渡すことで、Webサービスの原子性トランザクションを有効にできます。これらの注釈の詳細は、Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発Webサービスの原子性トランザクションの使用を参照してください。

デプロイ時に、ドメイン・レベル、Webサービス・エンドポイント・レベルおよびWebサービス操作レベルで、Webサービスの原子性トランザクションのプロパティを構成できます。

ドメイン・レベルでは、原子性トランザクション・コーディネータおよび参加者を構成するプロパティを設定します。次のものが含まれます。

Webサービス・エンドポイント・レベルおよびWebサービス操作レベルでは、Webサービスの原子性トランザクションを有効化し、次の情報を構成できます。

Webサービスの原子性トランザクションの詳細は、Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発Webサービスの原子性トランザクションの使用を参照してください。

次のステップでは、Webサービスの原子性トランザクションを構成する方法について説明します。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. コーディネータと参加者の間で交換されるメッセージを(ドメイン・レベルで)保護するには:
    1. 管理コンソールの左ペインで、構成するドメインの名前を選択します。
    2. 右ペインで、「JTA」タブを選択します。
    3. 「詳細」プロパティを展開します。
    4. 次のフラグを設定し、原子性トランザクション・コーディネータおよび参加者を必要に応じて構成します。
      • Webサービス・トランザクションのトランスポート・セキュリティ・モード
      • Webサービス・トランザクションの発行済みトークンを有効化
    5. 保存」をクリックします。
  3. Webサービスの原子性トランザクションを(Webサービスまたはクライアント・エンドポイント・レベルまたは操作レベルで)有効化および構成するには:
    1. 管理コンソールの左ペインで、「デプロイメント」を選択します。
    2. 右ペインの「デプロイメント」表内を移動して、構成を表示するWebサービスまたはクライアントを見つけます。

      ノート: Webサービスは、エンタープライズ・アプリケーション、WebアプリケーションまたはEJBの一部としてデプロイされます。管理コンソール上でのWebサービスの表示について理解するには、インストールされているWebサービスの表示を参照してください。

    3. 「デプロイメント」表でWebサービスまたはクライアント名をクリックします。
    4. 「構成」→「ポート」を選択し、構成するWebサービスまたはクライアントのエンドポイントまたは操作の名前をクリックします。
    5. (Webサービスまたはクライアントのエンドポイント・ページのみ)「原子性トランザクション」タブをクリックします。
    6. 「原子性トランザクション構成のカスタマイズ」をクリックします。
    7. 「有効」をクリックしてWebサービスの原子性トランザクションを有効にします。
    8. 「フロー・タイプ」および「バージョン」プロパティを必要に応じて設定します。
    9. 保存」をクリックします。
  4. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

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