Webサービスの信頼性のあるメッセージングとは、ある1つのアプリケーション・サーバーで実行中のアプリケーションが、別のアプリケーション・サーバーで実行中のWebサービスを確実に呼び出せるフレームワークです。ここでは、双方のサーバーでWS-Reliable Messaging仕様が実装されていることが前提となっています。信頼性のある、とはソフトウェア・コンポーネント、システムまたはネットワークで障害が発生した場合に、2つのWebサービス間でのメッセージの配信を保証できるということです。
WebLogic Webサービスは、WS-ReliableMessaging (2009年2月)仕様に準拠しており、これは別々のアプリケーション・サーバーで実行中の2つのWebサービスがどのようにして確実に通信できるかについて説明するものです。仕様では、特に、送信元エンドポイント(またはクライアントWebサービス)から宛先エンドポイント(または操作を確実に呼び出せるWebサービス)に送信されたメッセージが、1つまたは複数の配信保証によって配信されるか、またはエラーが発生することを保証する相互運用性プロトコルについて説明します。
信頼性のあるWebサービスの作成および呼出しの詳細は、次を参照してください。
次の手順は、信頼性のあるメッセージングの送信元のWebLogic Serverインスタンス(信頼性のあるWebサービスを呼び出すアプリケーションをホストする)および宛先のWebLogic Serverインスタンス(信頼性のあるWebサービスをホストする)を構成する大まかなステップを説明します。構成ステップに若干の違いがあるため、JAX-WS Webサービス用およびJAX-RPC Webサービス用の両方のステップが提供されています。
ノート: Webサービスは、エンタープライズ・アプリケーション、WebアプリケーションまたはEJBの一部としてデプロイされます。管理コンソール上でのWebサービスの表示について理解するには、インストールされているWebサービスの表示を参照してください。
完了した後に
信頼性のあるメッセージングのポリシー・アサーションを格納したWS-PolicyファイルをWebサービスに添付します。WebサービスへのWS-Policyファイルの添付を参照してください。