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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverのための継続的可用性
12c (12.2.1.3.0)
E90354-01
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2 継続的可用性に関してサポートされているMAAアーキテクチャ

Oracle WebLogic Serverの継続的可用性でサポートされている最大可用性アーキテクチャ(MAA)ソリューションは、複数のデータ・センター間における停止時間に対してOracle WebLogic Serverシステムを保護するための継続的可用性の提供に使用できます。

この章では、MAAソリューションおよび各アーキテクチャによる継続的可用性の機能の使用方法について説明します。一般設計上の考慮事項およびベスト・プラクティスについては、「継続的可用性の一般設計に関する考慮事項」を参照してください。サポートされているMAAソリューションには次のものがあります。

アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・アプリケーション層

サポートされているMAAアーキテクチャの一つは、アクティブ/アクティブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層で、アクティブ/パッシブ・データベース層とともに使用され、両方の層が2つのサイトにまたがっています。アプリケーション・インフラストラクチャ層は両方のサイトでアクティブで、データベース層は片方のサイトでアクティブで、もう一方のサイトではスタンバイです。

図2-1は、アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層を使用した、お薦めする継続的可用性ソリューションを示しています。設計上の考慮事項およびベスト・プラクティスについては、「アクティブ/アクティブ・アプリケーション層トポロジの設計に関する考慮事項」を参照してください。

図2-1 アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層のトポロジ

図2-1の説明が続きます
「図2-1 アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層のトポロジ」の説明

このサンプル・トポロジの主な特徴は次のとおりです。

  • グローバル・ロード・バランサ。

  • 各サイトにあるOracle Traffic Director (OTD)の2つのインスタンス(1つはアクティブ、もう1つはパッシブ)。Oracle Traffic Directorは、Web層またはWebLogic Serverクラスタへのリクエストのバランスをとることができます。

  • Oracle HTTP Server (OHS) Web Tier (環境のタイプに基づくオプションのコンポーネント)。

  • 2つの異なるデータ・センター(サイト1およびサイト2)で構成された2つの異なるWebLogic Serverドメイン。両方のサイトのドメインは、アクティブで、対称トポロジで構成されている必要があります。アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・アプリケーション層の設計に関する考慮事項を参照してください。ドメインには次のものが含まれます。

    • ドメイン内のWebLogic Server管理サーバーによって管理されている、WebLogic Serverクラスタ内の管理対象サーバー(MS1、MS2およびMS3)の集合。この例では、Active Gridlink (AG)が管理対象サーバーのプライマリ・データベースへの接続に使用されています。(汎用のDataSourceまたはMultiDataSourceが使用可能ですが、高可用性および向上したパフォーマンスが提供されることからActive Gridlinkをお薦めします。)ゼロ・ダウンタイム・パッチ適用(ZDT)によって、ローリング方式による管理対象サーバーのパッチ適用の提示が可能です。

    • ドメイン内のWebLogic Server管理サーバーによって管理されている、Coherenceクラスタ(COH1、COH2およびCOH3)。Coherence永続キャッシュは、クラスタで障害が発生した場合に、キャッシュ済データのリカバリに使用されます。Read-ThroughキャッシングまたはCoherence GoldenGateキャッシュが、データベースからのキャッシュの更新に使用されます。

  • 構成データ、ローカル・バイナリ、ログなどのファイル・ストア。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlのコンポーネントであり、サイトのフェイルオーバーおよびスイッチオーバーを編成するOracle Site Guard。

  • 2つの異なるデータ・センター内にある2つの別個のOracle RACデータベース・クラスタ。プライマリ・アクティブのOracle RACデータベース・クラスタはサイト1にあります。サイト2にはスタンバイ(パッシブ)読取り専用モードでOracle RACデータベース・クラスタが含まれます。クラスタにはトランザクション・ログ、JMSストアおよびアプリケーション・データが含まれる場合があります。データはOracle Active Data Guardを使用してレプリケートされます。(最高レベルの高可用性が提供されることからOracle RACデータベース・クラスタの使用が推奨されていますが、これは必須ではありません。単一データベースまたはマルチテナント・データベースも使用できます。)

このトポロジは継続的可用性の機能を次のように使用します。

  • 自動クロスサイトXAトランザクション・リカバリ: 両方のドメインがアクティブのため、「自動クロスサイトXAトランザクション・リカバリ」で説明されているようにこの機能の全要素を使用できます。このアーキテクチャでは、手動操作を行うことなく、自動的にトランザクションをリカバリできます。

  • WebLogicゼロ・ダウンタイム・パッチ適用: 両方のドメインがアクティブのため、各サイトで別個に更新のロールアウトを編成できます。WebLogic Serverゼロ・ダウンタイム・パッチ適用を参照してください。

  • Coherenceフェデレーテッド・キャッシュ: 「Coherenceフェデレーテッド・キャッシュ」で説明されているように、この機能の全要素を使用できます。キャッシュされたデータはクラスタ間でレプリケートされます。異なるサイトにあるアプリケーションはローカル・クラスタ・インスタンスへのアクセスを保有します。

  • Coherence HotCache: アクティブ・データベースで行われる更新に対して、Coherenceキャッシュをリアルタイムで更新します。Coherence GoldenGate HotCacheを参照してください。

  • Oracle Traffic Director: サーバー可用性に応じて、アプリケーション・サーバーへのトラフィック・ルーティングを調整します。各サイトで構成されたインスタンスのペア(アクティブ/アクティブまたはアクティブ/パッシブのいずれか)を保持することで、Oracle Traffic Directorで高可用性を達成できます。Oracle Traffic Directorを参照してください。

  • Oracle Site Guard: データベースのみがこのアーキテクチャでスタンバイ・モードにあるため、Oracle Site Guardはデータベースのフェイルオーバーのみを制御します。両方のドメインがアクティブのため、これはアプリケーション・アーキテクチャ層に適用されません。Oracle Site Guardを参照してください。

アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/パッシブ・アプリケーション層

もう1つのサポートされているMAAアーキテクチャは、アクティブ/パッシブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層で、アクティブ/パッシブ・データベース層とともに使用され、両方の層が2つのサイトにまたがっています。最初のサイトでは、アプリケーション・インフラストラクチャはアクティブで、データベース層はパッシブです。2番目のサイトでは、両方の層がスタンバイです。

図2-2 は、アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/パッシブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層を使用した、お薦めする継続的可用性トポロジを示しています。設計上の考慮事項およびベスト・プラクティスについては、「アクティブ/パッシブ・アプリケーション層トポロジの設計に関する考慮事項」を参照してください。

図2-2 アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/パッシブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層のトポロジ

図2-2の説明が続きます
「図2-2 アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/パッシブ・アプリケーション・インフラストラクチャ層のトポロジ」の説明

このトポロジの主な特徴は次のとおりです。

  • グローバル・ロード・バランサ。

  • 各サイトにあるOracle Traffic Director (OTD)の2つのインスタンス。Oracle Traffic Directorは、Web層またはWebLogic Serverクラスタへのリクエストのバランスをとることができます。サイト1で、1つのインスタンスはアクティブで、もう1つはパッシブです。サイト2では両方ともスタンバイ状態です。サイト2がアクティブになると、そのサイト上のOracle Traffic Directorインスタンスがリクエストのルーティングを開始します。

  • Oracle HTTP Server (OHS) Web Tier (環境のタイプに基づくオプションのコンポーネント)。

  • 2つの異なるデータ・センター(サイト1およびサイト2)で構成された2つの異なるWebLogic Serverドメイン。サイト1のドメインはアクティブで、サイト2のドメインはスタンバイ(パッシブ)・モードにあります。アクティブ/パッシブ・ドメインの各ペアの構成は同じである必要があります。アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/パッシブ・アプリケーション層の設計に関する考慮事項を参照してください。

    ドメインには次のものが含まれます。

    • ドメイン内のWebLogic Server管理サーバーによって管理されている、WebLogic Serverクラスタ内の管理対象サーバー(MS1、MS2およびMS3)の集合。この例では、Active Gridlink (AG)が管理対象サーバーのプライマリ・データベースへの接続に使用されています。(汎用のDataSourceまたはMultiDataSourceが使用可能ですが、高可用性および向上したパフォーマンスが提供されることからActive Gridlinkをお薦めします。)ゼロ・ダウンタイム・パッチ適用(ZDT)によって、ローリング方式による管理対象サーバーのパッチ適用の提示が可能です。

    • ドメイン内のWebLogic Server管理サーバーによって管理されている、Coherenceクラスタ(COH1、COH2およびCOH3)。Coherence永続キャッシュは、クラスタで障害が発生した場合に、キャッシュ済データのリカバリに使用されます。Read-ThroughキャッシングまたはCoherence GoldenGateキャッシュが、データベースからのキャッシュの更新に使用されます。

  • 構成データ、ローカル・バイナリ、ログなどのファイル・ストア。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlのコンポーネントであり、サイトのフェイルオーバーおよびスイッチオーバーを編成するOracle Site Guard。

  • 2つの異なるデータ・センター内にある2つの別個のOracle RACデータベース・クラスタ。プライマリ・アクティブのOracle RACデータベース・クラスタはサイト1にあります。サイト2にはスタンバイ(パッシブ)読取り専用モードでOracle RACデータベース・クラスタが含まれます。クラスタにはトランザクション・ログ、JMSストアおよびアプリケーション・データが含まれる場合があります。データはOracle Active Data Guardを使用してレプリケートされます。(最高レベルの高可用性が提供されることからOracle RACデータベース・クラスタの使用が推奨されていますが、これは必須ではありません。単一データベースまたはマルチテナント・データベースも使用できます。)

このアーキテクチャは継続的可用性の機能を次のように使用します。

  • 自動クロスサイトXAトランザクション・リカバリ: サイト2のドメインがスタンバイ・モードにあるため、フェイルオーバー中、サイト2のドメインを最初に起動する必要があります。ドメインを起動した後、「自動クロスサイトXAトランザクション・リカバリ」で説明されているように、クロスサイト・トランザクション・リカバリ機能を使用できます。

  • WebLogic Serverゼロ・ダウンタイム・パッチ適用: このアーキテクチャでは、WebLogic Serverゼロ・ダウンタイム・パッチ適用で説明されているように、サイト1のアクティブ・ドメインでゼロ・ダウンタイム・パッチ適用機能を使用できます。サーバーがサイト2のスタンバイ(パッシブ)・ドメインで実行中ではないため、OPatchを使用できます。サーバーがアクティブになると、パッチを適用したOracleホームが示されます。詳細は、Opatchによるパッチ適用のOPatchを使用した環境へのパッチ適用を参照してください

  • Coherenceフェデレーテッド・キャッシュ: このアーキテクチャでは、パッシブ・サイトは読取り専用操作とオフサイト・バックアップをサポートしています。Coherenceフェデレーテッド・キャッシュを参照してください。

  • Coherence HotCache: このアーキテクチャでは、サイト1のアクティブ・データベースでの更新がリアルタイムでCoherenceキャッシュを更新し、データベース更新がサイト2にレプリケートされます。データ・レプリケーションがサイト2で発生すると、HotCacheはリアルタイムでキャッシュを更新します。Coherence GoldenGate HotCacheを参照してください。

  • Oracle Traffic Director: このアーキテクチャでは、Oracle Traffic Directorがサイト2のスタンバイ(パッシブ)・ドメインでスタンバイ・モードにあります。サイト2がフェイルオーバー後にアクティブになると、スタンバイ・サイト上のOracle Traffic Directorインスタンスが(Oracle Site Guardによりフェイルオーバー前またはフェイルオーバー後に実行されるスクリプトを使用して)アクティブ化され、Oracle Traffic Directorインスタンスが最近起動されたサーバーに対してリクエストのルーティングを開始します。Oracle Traffic Directorを参照してください。

  • Oracle Site Guard: このアーキテクチャでサイト1に障害が発生すると、何がどのような順序で発生する必要があるかを指定するスクリプトを使用してOracle Site Guardがフェイルオーバーを開始します。たとえば、WebLogic Server、Coherence、Webアプリケーション、およびその他のサイト・コンポーネントを特定の順序で起動できます。スクリプトはフェイルオーバー前またはフェイルオーバー後のいずれかで実行できます。Oracle Site GuardはOracle Data Guardブローカと統合されてデータベースをフェイルオーバーします。Oracle Site Guardを参照してください。

アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ

もう1つのサポートされているMAAアーキテクチャは、アクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ・アプリケーション・インフラストラクチャ層で、アクティブ/パッシブ・データベース層とともに使用され、2つの層が2つのサイトにまたがっています。両方のサイトがWebLogic Serverストレッチ・クラスタとともに構成され、それぞれのクラスタのすべてのサーバー・インスタンスがアクティブです。データベース層は、最初のサイトではアクティブで、2番目のサイトではスタンバイです。

図2-3は、アクティブ/パッシブ・データベース層を使用するアクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ・アプリケーション・インフラストラクチャ層を使用した、お薦めする継続的可用性ソリューションを示しています。設計上の考慮事項およびベスト・プラクティスについては、「アクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ・トポロジの設計に関する考慮事項」を参照してください。

図2-3 アクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ・アプリケーション・インフラストラクチャ層およびアクティブ/パッシブ・データベース層のトポロジ

図2-3の説明が続きます
「図2-3 アクティブ/アクティブ・ストレッチ・クラスタ・アプリケーション・インフラストラクチャ層およびアクティブ/パッシブ・データベース層のトポロジ」の説明

このトポロジの主な特徴は次のとおりです。

  • グローバル・ロード・バランサ。

  • 各サイトにあるOracle Traffic Director (OTD)の2つのインスタンス(1つはアクティブ、もう1つはパッシブ)。Oracle Traffic Directorは、Web層またはWebLogic Serverクラスタへのリクエストのバランスをとることができます。

  • Oracle HTTP Server (OHS) Web Tier (環境のタイプに基づくオプションのコンポーネント)。

  • 2つの異なるデータ・センター(サイト1およびサイト2)間まで拡張するクラスタとして構成されたWebLogic Server。クラスタ内のすべてのサーバーがアクティブです。クラスタは、静的にも動的にもなります。クラスタリングを参照してください。

  • ドメインには次のものが含まれます。

    • サイト1の管理対象サーバー(MS1、MS2およびMS3)のグループと、もう1つのサイト2の管理対象サーバー(MS4、MS5およびMS6)のグループで構成される、WebLogic Serverクラスタ。管理対象サーバーはサイト1にあるWebLogic Server管理サーバーによって管理されます。この例では、Active Gridlink (AG)が管理対象サーバーのプライマリ・データベースへの接続に使用されています。(汎用のDataSourceまたはMultiDataSourceが使用可能ですが、高可用性および向上したパフォーマンスが提供されることからActive Gridlinkをお薦めします。)ゼロ・ダウンタイム・パッチ適用(ZDT)によって、ローリング方式による管理対象サーバーのパッチ適用の提示が可能です。

    • ドメイン内のWebLogic Server管理サーバーによって管理されている、各サイト(COH1、COH2およびCOH3)のCoherenceクラスタ。Coherence永続キャッシュは、クラスタで障害が発生した場合に、キャッシュ済データのリカバリに使用されます。Read-ThroughキャッシングまたはCoherence GoldenGateキャッシュが、データベースからのキャッシュの更新に使用されます。

  • 構成データ、ローカル・バイナリ、ログなどのファイル・ストア。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlのコンポーネントであり、サイトのフェイルオーバーおよびスイッチオーバーを編成するOracle Site Guard。

  • 2つの異なるデータ・センター内にある2つの別個のOracle RACデータベース・クラスタ。プライマリ・アクティブのOracle RACデータベース・クラスタはサイト1にあります。サイト2にはスタンバイ(パッシブ)読取り専用モードでOracle RACデータベース・クラスタが含まれます。クラスタにはトランザクション・ログ、JMSストアおよびアプリケーション・データが含まれる場合があります。データはOracle Active Data Guardを使用してレプリケートされます。(最高レベルの高可用性が提供されることからOracle RACデータベース・クラスタの使用が推奨されていますが、これは必須ではありません。単一データベースまたはマルチテナント・データベースも使用できます。)

このアーキテクチャは継続的可用性の機能を次のように使用します。

  • 自動クロスサイトXAトランザクション・リカバリ: サーバーのすべてが同じクラス内にあるため、既存のWebLogic Serverの高可用性機能、サーバーおよびサービス移行を使用してトランザクションをリカバリできます。

    • サーバー全体の移行では、移行可能なサーバー・インスタンスとそのすべてのサービスが、障害発生時に物理的に別のマシンに移行されます。Oracle WebLogic Serverクラスタの管理のサーバー全体の移行を参照してください。

    • サービス移行では、障害発生時にサービスがクラスタ内の別のサーバー・インスタンスに移動されます。Oracle WebLogic Serverクラスタの管理のサービスの移行を参照してください。

  • WebLogicゼロ・ダウンタイム・パッチ適用: クラスタ内のすべてのサーバーがアクティブのため、WebLogic Serverゼロ・ダウンタイム・パッチ適用で説明されているように、この機能の全要素を使用できます。

  • Coherenceフェデレーテッド・キャッシュ: 「Coherenceフェデレーテッド・キャッシュ」で説明されているように、この機能の全要素を使用できます。

  • Coherence HotCache: 「Coherence GoldenGate HotCache」で説明されているように、この機能の全要素を使用できます。

  • Oracle Traffic Director: サーバー可用性に応じて、アプリケーション・サーバーへのトラフィック・ルーティングを調整します。Oracle Traffic Directorで説明されているように、この機能の全要素を使用できます。

  • Oracle Site Guard: データベースのみがこのアーキテクチャでスタンバイ・モードにあるため、Oracle Site Guardはデータベースのフェイルオーバーのみを制御します。クラスタ内のすべてのサーバーがアクティブのため、これはアプリケーション・アーキテクチャ層に適用されません。Oracle Site Guardを参照してください。