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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービス・リファレンス
12c (12.2.1.3.0)
E90364-03
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5 WebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションに関するリファレンス

WS-Policyファイルを使用すると、WebサービスのMakeConnectionを有効化し構成できます。Webサービスに関連付けられているWS-Policyファイルの名前を指定するには、そのWebサービスを実装しているJWSファイルで@Policy JWSアノテーションを使用します。 WS-Policyファイルとは、WS-Policy仕様(http://www.w3.org/TR/ws-policy/)に準拠したXMLファイルです。

注意:

この項の内容は、JAX-WS Webサービスのみに適用され、JAX-RPC Webサービスには適用されません。

MakeConnectionアサーションを含むWS-Policyファイルの概要

WS-Policyファイルのルート要素は、常に<wsp:Policy>です。WebサービスのMakeConnectionを構成するには、単に<wsmc:MCSupported>子要素を追加します。ポリシー・アサーションは、WS-PolicyAssertions仕様に準拠しています。

WebLogic Serverには、標準的なMakeConnectionアサーションを含むWS-Policyファイルがデフォルトで用意されているので、独自のWS-Policyファイルを作成しない場合は、このファイルを使用できます。デフォルトのWS-Policyファイルは、Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発のWebサービスの信頼性のあるメッセージングとMakeConnectionのためのあらかじめパッケージ化されたWS-Policyファイルで定義されています。

MakeConnectionの有効化および構成に関するタスク中心の説明は、Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発のファイアウォールを使用した非同期Webサービスのクライアントの使用(MakeConnection)を参照してください。

次の各項では、WS-MakeConnection仕様(http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702)に基づいたWebサービスのMakeConnectionサーションを含むWS-Policyファイルを作成する方法について説明します。

MakeConnectionおよびWS-Policy 1.5を含むWS-Policyファイルの例

WS-Policy 1.5に基づいて簡単なWS-Policyファイルの作成方法を学習し、WebLogic WebサービスのMakeConnectionを構成します。

<?xml version="1.0"?>
<wsp15:Policy  xmlns:wsp15="http://www.w3.org/ns/ws-policy" 
  xmlns:wsmc="http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702">
  <wsmc:MCSupported wsp15:Optional="true" />
</wsp15:Policy>

要素の説明

WS-PolicyファイルにおけるWebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションには特定の階層に配置された要素が含まれます。次に示すその階層の各要素の詳細は、後の項で説明します。

wsp:Policy

ネストされたポリシー・アサーションをグループ化します。

wsmc:MCSupported

WS-Policyファイルでこのアサーションを指定すると、対応するWebサービスが、MakeConnectionをトランスポート・モデルとして使用します。

次の表は、wsmc:MCSupport要素の属性をまとめたものです。

表5-1 <wsmc:MCSupport>の属性

属性 説明 必須?

optional

Webサービス・クライアントでMakeConnectionを使用する必要があるかどうかを指定します。この属性の有効な値は、trueおよびfalseです。デフォルト値はtrueです。falseに設定する場合、ReplyToおよびFaultToの両方のヘッダーにMakeConnection非同期URIを含む必要があります。

いいえ