Capacity-on-demand (CoD)は、データベース・ソフトウェア・ライセンス・コストを下げるために、そのコアのサブセットをオフにしてインストールされたExadataデータベース・サーバーを指します。コア数の削減は、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用したソフトウェア・インストール時に実装されます。アクティブ・コアの数は、必要な容量が増えたときに、後で増やすことができます。CoDはOracle Exadataストレージ・サーバー・コアには適用されません。
Capacity-on-demandについては、次の制約に注意してください。
Capacity-on-demandは、X4-2、X4-8およびそれ以降のシステムで使用できます。
Oracle Exadata Database Machine X4-2 1/8ラックはCapacity-On-Demandには対応していませんが、X5-2 1/8ラックおよびX6-2 1/8ラックではCoDを使用できます。
アクティブ・コアの数を削減すると、ソフトウェア・ライセンスの初期コストを削減することができます。ハードウェア・コストは変更ありません。
X7-2システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり14です。X7-2 1/8ラックの場合、最小値はデータベース・サーバーあたり8コアである点に注意してください。
X6-2システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり14です。X6-2 1/8ラックの場合、最小値はデータベース・サーバーあたり8コアである点に注意してください。
X5-8およびX6-8システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり56です。
有効にする必要のあるプロセッサ・コアの最小数は、X5-2システムでは物理コアの40%であり、それ以前のシステムでは50%です。
X4-2システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり12です。
X4-8システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり48です。
X5-2システムでは、有効にする必要があるコアの最小数は、データベース・サーバーあたり14です。X5-2 1/8ラックの場合、最小値はデータベース・サーバーあたり8コアである点に注意してください。
追加のコアは、X4-2以降の2ソケット・システムではデータベース・サーバー当たり2コアずつ、X4-8以降の8ソケット・システムでは8コアずつ増やすことができます。
同じExadataシステム内で、異なる数のコアに対して各データベース・サーバーをライセンス可能ですが、クラスタ・フェイルオーバーへの対応でパフォーマンスに重大な影響が生じないように、同じクラスタの各サーバーのアクティブなコアの数は同じにしてください。
Capacity-On-Demandは、初期インストール時のアクティブなコア数の削減にのみ使用可能です。初期インストール後にアクティブなコアの数を増やすことはできますが、減らすことはできません。追加のソフトウェア・ライセンスを取得することは、ユーザーの責任において行ってください。アクティブなコア数を増やす方法の手順は、『Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイド』を参照してください。
これに対する1つの例外が、Exadata構成にデータベース・サーバーを追加していて、バランス・クラスタ構成を維持するためにアクティブ・コアを再配分する場合です。その場合、すべてのデータベース・サーバー全体でアクティブ・コアの総数を減らすことはできず、終了状態はCoDルールに準拠している必要があります。たとえば、すべてのコアが両方のデータベース・サーバー上でアクティブな1/4ラックX5-2(合計72のアクティブ・コア)があり、18のアクティブ・コアを持つ第3のデータベース・サーバーを追加する場合(合計90コア)、90のアクティブ・コアを、3つのデータベース・サーバーすべてに再配分できます(各データベース・サーバー上に30のアクティブ・コア)。それは、2つの以前のデータベース・サーバー上でアクティブ・コアを36から30に減らし、30のアクティブ・コアを持つ新規のデータベース・サーバーをインストールすることを意味します。1クラスタ内のデータベース・サーバーは、各々が同じまたはほぼ同等の計算容量を持つようにすることをお薦めします。
ヒント:
Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を実行してExadataシステムの初期構成を実行する場合、CoDを使用するかどうか、また、使用する場合は、システム上でアクティブにするコアの数を指定する必要があります。上述の例外事例を除いてインストール後にアクティブ・コアの数を減少させることはできないため、ライセンス付与計画を再検討して、ライセンスを付与するアクティブ・コアの数を、OEDAで確実に正しく指定することをお薦めします。
参照情報:
Capacity-On-Demandのコア・プロセッサ構成の詳細は、Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイドを参照してください。Capacity-on-demand機能を使用するには、Exadataシステムは、アクティブ・コアの数を検証できるように、認定された監視ツールを実行している必要があります。
監視ツールは、インストールから3か月以内にインストールする必要があります。この要件を満たすには、次のいずれかを実行します。
Oracle Platinum Servicesを利用するために必要なOracleテクニカル・サポート・サービスを購入し、これらのサービスに継続して加入します。
Oracle Configuration Managerをインストールし、継続的に接続モードで利用します。
Oracle Enterprise Managerをインストールし、継続的に接続モードまたは非接続モードで利用します。
Oracle Enterprise Managerを非接続モードで実行するために、ベース・インストールは、サーバー・システムから、アクティブ・コアの数など、適切な情報を収集します。アドオン・パックを購入する必要はありません。Oracle Enterprise Managerを使用するためのルールは、Oracle Trusted Partitionsに適用されるものと同じです。これが、非接続モードで可能な唯一の方法です。
関連トピック
ExadataではTrusted Partitioningの使用が許可されます。それにより、必要なOracle Processorライセンスの数を限定するOracle VM Serverの使用が許可されます。つまりこれは、VMで実行されるOracleソフトウェアについては、そのVMに割り当てられているコア数分のライセンスのみが必要になるという意味です(Capacity on Demandの最小コア数の要件を満たしていることを条件とする)。たとえば、X6-2 1/4ラック・データベース・サーバーで2つのデータベース・サーバーをそれぞれ8コアのVM、つまり合計16個のコアのライセンスを受けて実行しているとします(最小は14個)。両方のデータベースでOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)およびOracle Partitioningのオプションを実行しています。2つ目のデータベースではOracle Advanced Securityオプションも実行しています。2つ目のデータベース・サーバーについては、必要なライセンスとしてOracle Database Enterprise Edition、Oracle RACおよびOracle Partitioningの16コア(8プロセッサ・ライセンス)とOracle Advanced Securityオプションの8コア(4プロセッサ・ライセンス)が含まれている必要があります。
OracleのTrusted Partitioningポリシーには、Oracle Enterprise Managerの使用が必要です。
Trusted PartitionでのOracleプログラムのライセンス付与の目的では、次のことに注意してください。
2つの仮想CPU (vCPU)は1つの物理コアと同等としてカウントされます。
コア係数0.5のため、1つのOracleプログラム・プロセッサ・ライセンスで2つの物理コアを使用できます。
Oracle ExadataシステムでTrusted Partitionを使用するには、Oracle Exadata System Software 12.1.2.1.0以降を実行している必要があります。
次の表では、Oracle Exadataシステム向けOracle Trusted Partitionsのライセンス要件および例を示します。
Oracle Exadata System | Oracle Trusted Partitionライセンス要件 |
---|---|
X6以降 |
1/8ラックシステムでライセンス付与を受ける必要があるコアの最小数: 計算ノード当たり8個の物理コア その他の構成でライセンス付与を受ける必要があるコアの最小数: 計算ノード当たり14個の物理コア 例: Oracle Exadata Database Machine X6-2 1/4ラックには2つの計算ノードがあり、それぞれに2つの22コア・プロセッサがあり、計算ノードあたりのライセンス付与可能物理コアは合計で44個となります。 計算ノード当たり少なくとも7個のOracleソフトウェア・プロセッサ・ライセンス(現在のコア係数0.5に基づいた14個の物理コアと同等)の付与を受ける必要があります。1/4ラックには2つの計算ノードがあるため、少なくとも14個のOracleソフトウェア・プロセッサ・ライセンスの付与を受ける必要があるということになります。 28個のコアで、お客様は56個の仮想CPU (vCPU)を実行できます。 |
X2からX5 |
ライセンス付与を受ける必要があるコアの最小数: 物理コアの40% 例: Oracle Exadata Database Machine X5-2 1/4ラックには4つのプロセッサがあり、それぞれに18個のコアがあり、ライセンス付与可能物理コアは合計で72個となります。 少なくとも14個のOracleソフトウェア・プロセッサ・ライセンス(現在のコア係数0.5に基づいた28個の物理コアと同等)の付与を受ける必要があります。 28個のコアで、お客様は56個のvCPUを実行できます。 |