6.9 REFを使用したオブジェクトへの参照の作成

REF修飾子を使用してビューを作成し、オブジェクトへの参照を取得できます。

例6-7 REFを使用したオブジェクトの問合せ参照

-- Requires Ex. 6-2, Ex. 6-4, and Ex. 6-6
CREATE OR REPLACE VIEW emp_view OF emp_t WITH OBJECT IDENTIFIER(empno)
   AS SELECT e.empno, e.empname, e.salary, REF(d)
         FROM emp e, dept_view d
          WHERE e.deptno = d.deptno;

例6-7では、dept_viewemp表はdeptnoキーで結合されます。

例6-6のようにREF修飾子のかわりにMAKE_REF演算子を使用すると、循環参照を作成できるというメリットがあります。たとえば、従業員の部門への参照を持つ従業員のビューを作成する一方で、その部門に所属している従業員への参照のリストを持つ部門のビューを作成することができます。

合成オブジェクトの場合と同様、永続的に格納される参照をビュー列として選択し、これらを問合せで透過的に使用できます。ただし、ビュー・オブジェクトに対するオブジェクト参照を永続的に格納することはできません。