6.3 アプリケーションで使用されるオブジェクト・ビュー

オブジェクト・ビューの行にあるデータが複数の表から取り出される可能性もありますが、その場合もオブジェクト・ビューは1つの操作のみでネットワークを横断します。クライアント側のオブジェクト・キャッシュの中では、インスタンスはCまたはC++の構造体として、またはPL/SQLオブジェクト変数として現れます。このインスタンスを、他のすべてのシステム固有の構造体と同様に操作することもできます。

SQL文の中で、オブジェクト・ビューはオブジェクト表と同じ方法で参照できます。たとえば、オブジェクト・ビューが現れる可能性があるのは、SELECT構文のリスト、UPDATE-SET句またはWHERE句の中です。

また、オブジェクト・ビューにオブジェクト・ビューを定義することもできます。

オブジェクト表からオブジェクトに対して使用するものと同じOCIコールを使用して、クライアント側のオブジェクト・ビューのデータにアクセスできます。たとえば、REF確保するためにOCIObjectPin()を、また、オブジェクトをサーバーにフラッシュするためにOCIObjectFlush()を使用できます。オブジェクト・ビューのオブジェクトをデータベースに更新またはフラッシュすると、データベースでオブジェクト・ビューが更新されます。

関連項目:

OCIコールの詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。