5 Workspace Managerの静的データ・ディクショナリ・ビュー
Workspace Managerは、バージョン対応表、作業領域、セーブポイント、ユーザー、権限、ロック、競合などに関する情報を保持する静的データ・ディクショナリ・ビューを作成およびメンテナンスします。
メタデータ・ビューは読込み専用です。メタデータ・ビューの情報は、Workspace Manager環境の管理および問題の診断に有効です。
また、各バージョン対応表には、次のビューも作成されます。
-
競合ビュー。各競合ビューの名前形式は<table_name>_CONFです。(「xxx_CONFビュー」を参照してください。)
-
差異ビュー。各差異ビューの名前形式は<table_name>_DIFF形式です。(「xxx_DIFFビュー」を参照してください。)
-
履歴ビュー(履歴の追跡が有効化されている場合)。各履歴ビューの名前形式は<table_name>_HISTです。(「xxx_HISTビュー」を参照してください。)
-
ロック・ビュー。各ロック・ビューの名前形式は<table_name>_LOCKです。(「xxx_LOCKビュー」を参照してください。)
-
複数作業領域ビュー。各複数作業領域ビューの名前形式は<table_name>_MWです。(「xxx_MWビュー」を参照してください。)
注:
プロシージャからALL_xxxまたはUSER_xxxビューを問い合せると、定義者の権限または現在アクティブな権限を持つデータベース・ユーザーの権限のどちらがプロシージャで使用されているのかに基づいて結果が戻されます。
CDB_xxxビュー
DBA_xxxビューごとにCDB_xxxビューが定義されます。マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のルートで、CDB_xxxビューを使用して、ルートおよびプラガブル・データベース(PDB)に含まれている表、表領域、ユーザー、権限、パラメータなどに関する情報を取得できます。
CDB_xxxビューは、コンテナ・データ・オブジェクトです。ルートに接続したユーザーがCDB_xxxビューを問い合せる場合、問合せ結果はそのビューに対するユーザーのCONTAINER_DATA属性によって異なります。ユーザーのCONTAINER_DATA属性を設定および変更するには、SQL文のALTER USERのCONTAINER_DATA句を使用します。
基礎となるDBA_xxxビューの所有者に関係なく、CDB_xxxビューの所有者はSYSです。
デフォルトでは、ルートに接続したユーザーにはルートに関連するデータのみが表示されます。
PDBでは、CDB_xxxビューに、対応するDBA_xxxビューを介して表示可能なオブジェクトのみが表示されます。
特定のDBA_xxxビューで見つかったすべての列に加えて、対応するCDB_xxxビューにはCON_ID列も含まれ、これにより、特定のCDB_*行が表しているデータがどのコンテナのものであるかが識別されます。CDB以外のコンテナにある場合、CON_ID列の値は0になります。
CDBビューは、ルート・コンテナからの問合せに対し、CDB内の別のコンテナからデータを返すことができます。これらのオブジェクトでは、暗黙的にルート・コンテナ(AL32UTF8)の文字セットにデータが変換され、ユーザーに結果が返されます。一部の文字セットには文字拡張(文字を表すためにより多くのバイト数を必要とする)があるため、AL32UTF8への変換時、特定のPDBからのデータがそのビューの列幅で格納できない場合、データが切り捨てられる可能性があります。
これらのビューで返されるデータは、問合せの発行時に特定のPDBがオープンされているかどうかによって異なります。特に、Oracle RAC環境では、これらのビューで返されるデータはセッションの接続先であるインスタンスによって異なる場合があります。
- ALL_MP_GRAPH_WORKSPACES
- ALL_MP_PARENT_WORKSPACES
- ALL_REMOVED_WORKSPACES
- ALL_VERSION_HVIEW
- ALL_WM_CONS_COLUMNS
- ALL_WM_CONSTRAINT_VIOLATIONS
- ALL_WM_CONSTRAINTS
- ALL_WM_IND_COLUMNS
- ALL_WM_IND_EXPRESSIONS
- ALL_WM_LOCKED_TABLES
- ALL_WM_MODIFIED_TABLES
- ALL_WM_POLICIES
- ALL_WM_RIC_INFO
- ALL_WM_TAB_TRIGGERS
- ALL_WM_VERSIONED_TABLES
- ALL_WM_VT_ERRORS
- ALL_WORKSPACE_PRIVS
- ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTS
- ALL_WORKSPACES
- DBA_REMOVED_WORKSPACES
- DBA_WM_SYS_PRIVS
- DBA_WM_VERSIONED_TABLES
- DBA_WM_VT_ERRORS
- DBA_WORKSPACE_PRIVS
- DBA_WORKSPACE_SAVEPOINTS
- DBA_WORKSPACE_SESSIONS
- DBA_WORKSPACES
- ROLE_WM_PRIVS
- USER_MP_GRAPH_WORKSPACES
- USER_MP_PARENT_WORKSPACES
- USER_REMOVED_WORKSPACES
- USER_WM_CONS_COLUMNS
- USER_WM_CONSTRAINTS
- USER_WM_IND_COLUMNS
- USER_WM_IND_EXPRESSIONS
- USER_WM_LOCKED_TABLES
- USER_WM_MODIFIED_TABLES
- USER_WM_POLICIES
- USER_WM_PRIVS
- USER_WM_RIC_INFO
- USER_WM_TAB_TRIGGERS
- USER_WM_VERSIONED_TABLES
- USER_WM_VT_ERRORS
- USER_WORKSPACE_PRIVS
- USER_WORKSPACE_SAVEPOINTS
- USER_WORKSPACES
- WM_COMPRESS_BATCH_SIZES
- WM_COMPRESSIBLE_TABLES
- WM_EVENTS_INFO
- WM_INSTALLATION
- xxx_CONFビュー
- xxx_DIFFビュー
- xxx_HISTビュー
- xxx_LOCKビュー
- xxx_MWビュー
5.1 ALL_MP_GRAPH_WORKSPACES
ALL_MP_GRAPH_WORKSPACESには、現行のユーザーがリーフ作業領域にアクセスできる、複数の親を持つグラフ作業領域(「複数の親を持つ作業領域」を参照)に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_MP_GRAPH_WORKSPACESには、現行のユーザーがリーフ作業領域の所有者である、複数の親を持つグラフ作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
複数の親を持つリーフ作業領域の名前。 |
|
|
|
複数の親を持つグラフ作業領域の名前。 |
|
|
複数の親を持つグラフ内で、複数の親を持つグラフ作業領域がリーフ作業領域である場合は |
5.2 ALL_MP_PARENT_WORKSPACES
ALL_MP_PARENT_WORKSPACESには、現行のユーザーがアクセスできる、複数の親を持つ作業領域(「複数の親を持つ作業領域」を参照)の親作業領域に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_MP_PARENT_WORKSPACESには、現行のユーザーが所有者である、複数の親を持つ作業領域の親作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
複数の親を持つリーフ作業領域の名前。 |
|
|
|
親作業領域の名前。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
複数の親を持つリーフ作業領域が、連続的にリフレッシュされる作業領域の場合は |
|
|
|
|
5.3 ALL_REMOVED_WORKSPACES
ALL_REMOVED_WORKSPACESには、Workspace Managerシステム・パラメータKEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してRemoveWorkspace操作中またはMergeWorkspace操作中(remove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定)に削除されており、現行のユーザーがアクセス権を持つ作業領域に関する情報が含まれています。(このシステム・パラメータの詳細は、「Workspace Managerのシステム・パラメータ」を参照してください。)
関連ビュー
-
USER_REMOVED_WORKSPACESには、Workspace Managerシステム・パラメータ
KEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してRemoveWorkspace操作中またはMergeWorkspace操作中(remove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定)に削除されており、現行のユーザーが所有している作業領域に関する情報が含まれています。 -
DBA_REMOVED_WORKSPACESには、Workspace Managerシステム・パラメータ
KEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してRemoveWorkspace操作中またはMergeWorkspace操作中(remove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定)に削除された作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
削除された作業領域を所有するユーザーの名前。 |
|
|
|
削除された作業領域の名前。 |
|
|
|
|
削除された作業領域のID。 |
|
|
削除された作業領域の親作業領域の名前。 |
|
|
|
削除された作業領域の親作業領域のID。 |
|
|
|
削除された作業領域が作成された日時。 |
|
|
|
削除された作業領域が削除された日時。 |
|
|
|
削除された作業領域に関する説明。 |
|
|
|
複数の親を持つグラフのルート作業領域のID。作業領域が複数の親を持つグラフの一部でない場合はNULL。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、「複数の親を持つ作業領域」を参照してください。) |
|
|
|
|
5.4 ALL_VERSION_HVIEW
ALL_VERSION_HVIEW
には、バージョン階層に関する情報が含まれています。このビューを使用して、Workspace Managerはxxx_HISTビュー(「xxx_HISTビュー」を参照)に対する問合せを実行します。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
5.5 ALL_WM_CONS_COLUMNS
ALL_WM_CONS_COLUMNSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意制約の列に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_CONS_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の列に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
制約を所有するユーザーの名前。 |
|
|
|
制約の名前。 |
|
|
|
制約が定義されているバージョン対応表の名前。 |
|
|
|
制約定義の列。 |
|
|
|
制約の列の位置。 |
5.6 ALL_WM_CONSTRAINT_VIOLATIONS
ALL_WM_CONSTRAINT_VIOLATIONSには、MergeWorkspace、MergeTable、RefreshWorkspace、RefreshTable、CommitDDL、AddAsParentWorkspace、RemoveAsParentWorkspaceおよびPurgeTableの各プロシージャの実行時に発生した一意制約、外部キー制約およびチェック制約の違反エラーに関する情報が含まれています。
このビューにデータが移入されるのは、セッションで前述のいずれかのプロシージャが実行されたが、制約違反が原因で失敗した後のみです。いずれかのプロシージャが実行され、制約チェックが正常に実行されるかセッションが切断されると、ビューのデータは消去されます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
違反の番号を表す識別子 |
|
|
制約違反に関連する最初の表の名前 |
|
|
|
最初の表の違反行を示すために使用できる主キーの述語 |
|
|
|
制約違反に関連する最初の表内の行のバージョン |
|
|
|
制約違反に関連する2番目の表の名前 |
|
|
|
2番目の表の違反行を示すために使用できる主キーの述語 |
|
|
|
制約違反に関連する2番目の表内の行のバージョン |
5.7 ALL_WM_CONSTRAINTS
ALL_WM_CONSTRAINTSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。UNIQUE
制約、PRIMARY KEY
制約およびCHECK
制約に関する情報が表示されます。
関連ビュー
-
USER_WM_CONSTRAINTSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
制約を所有するユーザーの名前。( |
|
|
制約の名前。 |
|
|
|
次のいずれかの値: |
|
|
|
制約が定義されている表の名前。 |
|
|
|
制約をチェックする条件。 |
|
|
|
|
|
|
|
制約の規定に使用される索引の所有者。 |
|
|
|
制約の規定に使用される索引の名前。 |
|
|
|
|
5.8 ALL_WM_IND_COLUMNS
ALL_WM_IND_COLUMNSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_IND_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
索引を所有するユーザーの名前。 |
|
|
|
索引の名前。 |
|
|
|
索引が定義されているバージョン対応表の所有者のユーザー名。 |
|
|
|
索引が定義されているバージョン対応表の名前。 |
|
|
|
索引が定義されている列。 |
|
|
|
索引の列の位置。 |
|
|
|
列の長さ。 |
|
|
|
|
5.9 ALL_WM_IND_EXPRESSIONS
ALL_WM_IND_EXPRESSIONSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意ファンクション索引のファンクション式に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_IND_EXPRESSIONSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意ファンクション索引のファンクション式に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
索引を所有するユーザーの名前。 |
|
|
|
索引の名前。 |
|
|
|
索引が定義されているバージョン対応表の所有者のユーザー名。 |
|
|
|
索引が定義されているバージョン対応表の名前。 |
|
|
|
索引が定義されているファンクション式のテスト。 |
|
|
|
索引の式の位置。 |
5.10 ALL_WM_LOCKED_TABLES
ALL_WM_LOCKED_TABLESには、現行のユーザーがアクセスできるバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_LOCKED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。
列 データ型 NULL 説明 TABLE_OWNER
VARCHAR2(128)
表を所有するユーザーの名前。
TABLE_NAME
VARCHAR2(128)
表の名前。
LOCK_MODE
VARCHAR2(19)
ロックの種類。
EXCLUSIVE
またはSHARED
になります。LOCK_OWNER
VARCHAR2(4000)
ロックを所有するユーザーの名前。
LOCKING_STATE
VARCHAR2(4000)
ロックが適用された作業領域。
5.11 ALL_WM_MODIFIED_TABLES
ALL_WM_MODIFIED_TABLESには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限またはUPDATE
権限の1つ以上を持つバージョン対応表のうち、変更されたすべてのバージョン対応表に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_MODIFIED_TABLESには、現行のユーザーが所有する、変更されたバージョン対応表に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
バージョン対応表の名前。 |
|
|
|
|
変更された作業領域。 |
|
|
最新の変更に対応付けられたセーブポイントの名前。作業領域にセーブポイントが存在しない場合、 |
5.12 ALL_WM_POLICIES
ALL_WM_POLICIESには、現行のユーザーがアクセスできるすべてのバージョン対応表または関連ビューで定義されているOracle Virtual Private Database(VPD)セキュリティ・ポリシーに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_POLICIESビューの列と同じです(『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください)。
Workspace Managerはこの情報を使用してVPDサポートを提供します(詳細は、「Virtual Private Databaseの考慮事項」を参照してください)。
関連ビュー
-
USER_WM_POLICIESには、現行のユーザーが所有するすべてのバージョン対応表および関連ビューで定義されているOracle Virtual Private Database(VPD)セキュリティ・ポリシーに関する情報が含まれています。
5.13 ALL_WM_RIC_INFO
ALL_WM_RIC_INFOには、現行のユーザーがアクセスできるバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。Workspace Managerは、この情報を使用して参照整合性をサポートします(詳細は、「参照整合性のサポート」を参照してください)。
関連ビュー
-
USER_WM_RIC_INFOには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
参照整合性制約が設定されている子表の所有者。 |
|
|
参照整合性制約が設定されている子表の名前。 |
|
|
|
参照整合性制約が設定されている親表の所有者。 |
|
|
|
参照整合性制約が設定されている親表の名前。 |
|
|
|
|
参照整合性制約の名前。 |
|
|
参照整合性制約が設定されている子表の外部キー列のリスト。 |
|
|
|
参照整合性制約が設定されている親表の外部キー列のリスト。 |
|
|
|
参照整合性制約が設定されている親表に対して定義されている一意制約の名前。 |
|
|
|
ルールは、親表で削除を実行するときに適用されます。 |
|
|
|
|
5.14 ALL_WM_TAB_TRIGGERS
ALL_WM_TAB_TRIGGERSには、現行のユーザーが作成して所有するバージョン対応表に対して定義されたトリガーに関する情報が含まれています。現行のユーザーがCREATE ANY TRIGGER
権限を持つ場合、すべてのバージョン対応表に対するトリガーの情報が表示されます。
関連ビュー
-
USER_WM_TAB_TRIGGERSには、現行のユーザーが所有する、バージョン対応表に対して設定されたトリガーに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
トリガーの所有者(スキーマ)。 |
|
|
|
トリガーの名前。 |
|
|
トリガーが定義されている表の所有者(スキーマ)。 |
|
|
|
トリガーが定義されている表の名前。 |
|
|
|
トリガーの種類。この表の後に示すコードのいずれかです。 |
|
|
|
|
|
|
|
トリガーを実行するには、この句がトリガー本体( |
|
|
|
トリガーに関する説明。トリガーを再作成する必要がある場合に有効です。 |
|
|
|
トリガーで実行される文。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
TRIGGER_TYPE
は次のいずれかの値を取ります。
-
BIR
: 各行への挿入の前 -
AIR
: 各行への挿入の後 -
BUR
: 各行の更新の前 -
AUR
: 各行の更新の後 -
BDR
: 各行の削除の前 -
ADR
: 各行の削除の後 -
BIS
: 各文への挿入の前 -
AIS
: 各文への挿入の後 -
BUS
: 各文の更新の前 -
AUS
: 各文の更新の後 -
BDS
: 各文の削除の前 -
ADS
: 各文の削除の後
5.15 ALL_WM_VERSIONED_TABLES
ALL_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限またはUPDATE
権限を1つ以上持つ、すべてのバージョン対応表に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表に関する情報が含まれています。
-
DBA_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーが所有するすべてのバージョン対応表に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
バージョン対応表の名前。 |
|
|
|
表の所有者(スキーマ)。 |
|
|
表の状態。この表の後に示す値のいずれかです。 |
|
|
|
表の履歴オプション: |
|
|
|
(今回のリリースでは使用しません。) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
表で有効期間が有効な場合は |
STATE
は次のいずれかの値を取ります。
-
ADD_VT
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをADD_VALID_TIME
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
AVTDDL
: AlterVersionedTableプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
BDDL
: 表に対してBeginDDLプロシージャが実行中である。 -
BL_F_BEGIN
: CommitBulkLoadingプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
BL_P_BEGIN
: BeginBulkLoadingプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
BL_P_END
: 表はバルク・ロード・セッションでアクティブです。 -
BL_R_BEGIN
: RollbackBulkLoadingプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
CDDL
: 表に対してCommitDDLプロシージャが実行中である。 -
D_HIST_COLS
: バージョン対応表の列をダウングレードしています。 -
DDL
: 表がDDLセッションでアクティブである。 -
DV
: 表がバージョン非対応処理中である。 -
EV
: 表がバージョン対応処理中である。 -
IDDL
: Initialize_After_Importプロシージャが表に対して実行されています。 -
LW_DISABLED
: 表が軽量バージョン非対応処理済である(内部操作)。 -
LWDV
:表が軽量バージョン非対応処理中である(内部操作)。 -
LWEV
:表が軽量バージョン対応処理中である(内部操作)。 -
ODDL
: GetOriginalDDLプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
RB_IND
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをREBUILD_INDEX
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
RN_CONS
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをRENAME_CONSTRAINT
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
RN_IND
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをRENAME_INDEX
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
SYNCVTV1
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをUSE_WM_PERIOD_FOR_VALIDTIME
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
SYNCVTV2
: AlterVersionedTableプロシージャ(alter_option
パラメータをUSE_SCALAR_TYPES_FOR_VALIDTIME
に設定)がこの表に対して実行されています。 -
TDDL
: Add_Topo_Geometry_LayerプロシージャまたはAdd_Topo_Geometry_Layerプロシージャがこの表に対して実行されています。 -
U_HIST_COLS
: バージョン対応表の列をアップグレードしています。 -
VERSIONED
: 表がバージョン対応済である。
5.16 ALL_WM_VT_ERRORS
ALL_WM_VT_ERRORSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_VT_ERRORSには、現行のユーザーが所有し、現行のユーザーが
SELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
表の所有者(スキーマ)。 |
|
|
|
バージョン対応表の名前。 |
|
|
表の状態。たとえば、 |
|
|
|
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中に正常に実行されなかったSQL文。 |
|
|
|
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中に正常に実行されなかったSQL文の状態に関する情報。 |
|
|
|
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中にSQL文が正常に実行されなかったために発生したエラー・メッセージ。 |
5.17 ALL_WORKSPACE_PRIVS
ALL_WORKSPACE_PRIVSには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WORKSPACE_PRIVSには、現行のユーザーが作成した作業領域内でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。
-
DBA_WORKSPACE_PRIVSには、すべての作業領域のWorkspace Manager権限に関する情報が含まれます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
権限が付与されたユーザーまたはロール。 |
|
|
|
作業領域の名前。 |
|
|
|
Workspace Managerの権限の名前。 |
|
|
|
権限を付与したユーザーまたはロール。 |
|
|
|
|
5.18 ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTS
ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域内のセーブポイントに関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、現行のユーザーが作成した作業領域内のセーブポイントに関する情報が含まれています。
-
DBA_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、すべての作業領域のセーブポイントに関する情報が含まれます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
セーブポイントの名前。明示的セーブポイントの名前はユーザーによって指定されます。暗黙的セーブポイントの名前はWorkspace Managerにより指定されます。 |
|
|
|
セーブポイントが作成された作業領域。 |
|
|
|
|
|
|
セーブポイントの作成順序における位置。 |
|
|
|
セーブポイントを作成したユーザーの名前。 |
|
|
|
セーブポイントが作成された日時。 |
|
|
|
セーブポイントに関する説明。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
作業領域内の指定されたセーブポイントのバージョン番号 |
5.19 ALL_WORKSPACES
ALL_WORKSPACESには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域に関する情報が含まれています。
このビューの列は、次の列を除いてDBA_WORKSPACESビューの列と同じです。
-
ALL_WORKSPACESにはDBA_WORKSPACESにない次の列が含まれています。CONTINUALLY_REFRESHED、WORKSPACE_LOCKMODEおよびWORKSPACE_LOCKMODE_OVERRIDE。
-
DBA_WORKSPACESには、ALL_WORKSPACESにない次の列が含まれています。SIDおよびSERIAL#。
関連ビュー
-
DBA_WORKSPACESには、すべての作業領域に関する情報が含まれています。このビューを使用できるのは、
WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。 -
USER_WORKSPACESには、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
作業領域の名前。 |
|
|
|
作業領域のID。 |
|
|
|
作業領域の親作業領域。 |
|
|
|
作業領域の作成時に親作業領域に作成された暗黙的セーブポイント。 |
|
|
|
作業領域を作成したユーザーの名前。 |
|
|
|
作業領域が作成された日時。 |
|
|
|
作業領域に関する説明。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ユーザーは作業領域を変更できます。NULL: 作業領域がアクセス制限されていないか、 |
|
|
|
作業領域へのアクセスを制限したユーザーの名前。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
複数の親を持つグラフのルート作業領域の名前。NULL: 複数の親を持つグラフの一部ではない場合。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、「複数の親を持つ作業領域」を参照してください。) |
5.20 DBA_REMOVED_WORKSPACES
DBA_REMOVED_WORKSPACES
には、Workspace Managerシステム・パラメータKEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してRemoveWorkspace操作中またはMergeWorkspace操作中(remove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定)に削除された作業領域に関する情報が含まれています。(このシステム・パラメータの詳細は、「Workspace Managerのシステム・パラメータ」を参照してください。)このビューの列は、ALL_REMOVED_WORKSPACESの列と同じです。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
5.21 DBA_WM_SYS_PRIVS
DBA_WM_SYS_PRIVSには、Workspace Managerのシステム・レベルの権限(名前に_ANY_WORKSPACEを含む権限、詳細は「Workspace Managerでの権限管理」を参照)を持つすべてのユーザーに関する情報が含まれます。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
システム・レベルの権限が付与されたユーザーまたはロール。 |
|
|
|
Workspace Managerのシステム・レベルの権限の名前。 |
|
|
|
システム・レベルの権限を付与したユーザーまたはロール。 |
|
|
|
|
5.22 DBA_WM_VERSIONED_TABLES
DBA_WM_VERSIONED_TABLESには、すべてのバージョン対応表に関する情報が含まれます。このビューの列は、ALL_WM_VERSIONED_TABLESの列と同じです。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
5.23 DBA_WM_VT_ERRORS
DBA_WM_VT_ERRORSには、DisableVersioning、CommitDDLまたはRecoverFromDroppedUserプロシージャを最後にコールした間に発生したエラーに関する情報が含まれます。このビューの列は、ALL_WM_VT_ERRORSの列と同じです。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
5.24 DBA_WORKSPACE_PRIVS
DBA_WORKSPACE_PRIVSには、すべての作業領域のWorkspace Manager権限に関する情報が含まれます。このビューの列は、ALL_WORKSPACE_PRIVSの列と同じです。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
5.25 DBA_WORKSPACE_SAVEPOINTS
DBA_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、すべての作業領域のセーブポイントに関する情報が含まれます。このビューの列は、ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTSの列と同じです。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
5.26 DBA_WORKSPACE_SESSIONS
DBA_WORKSPACE_SESSIONSには、すべてのユーザーおよび作業領域(LIVE
作業領域以外)に関する情報が含まれています。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。異なる作業領域内のユーザーの監視に有効です。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
ユーザー名。 |
|
|
|
|
ユーザーが現在入っている作業領域。 |
|
|
セッションID。 |
|
|
|
|
|
|
|
セッションによりバージョン対応表に対してGotoWorkspaceまたはDML操作が実行された場合は |
5.27 DBA_WORKSPACES
DBA_WORKSPACESには、削除が遅延された作業領域を含むすべての作業領域に関する情報が含まれています。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
このビューの列は、次の列を除いてALL_WORKSPACESビューの列と同じです。
-
ALL_WORKSPACESには、DBA_WORKSPACESにない列(CONTINUALLY_REFRESHED、WORKSPACE_LOCKMODEおよびWORKSPACE_LOCKMODE_OVERRIDE)が含まれています。
-
DBA_WORKSPACESには、ALL_WORKSPACESにない列(SID、SERIAL#およびINST_ID)が含まれています。
関連ビュー
-
ALL_WORKSPACESには、すべての作業領域に関する情報が含まれています。
-
USER_WORKSPACESには、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
作業領域の名前。 |
|
|
|
作業領域のID。 |
|
|
|
作業領域の親作業領域。 |
|
|
|
作業領域の作成時に親作業領域に作成された暗黙的セーブポイント。 |
|
|
|
作業領域を作成したユーザーの名前。 |
|
|
|
作業領域が作成された日時。 |
|
|
|
作業領域に関する説明。 |
|
|
|
|
|
|
|
値が |
|
|
|
ユーザーは作業領域を変更できます。NULL: 作業領域がアクセス制限されていないか、 |
|
|
|
関連付けられたセッションのOracleセッション識別子(SID)。 |
|
|
|
セッションに関連付けられたシリアル・ナンバー。 |
|
|
|
セッションに関連付けられているインスタンスID。 |
|
|
|
作業領域へのアクセスを制限したユーザーの名前。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
複数の親を持つグラフのルート作業領域の名前。NULL: 複数の親を持つグラフの一部ではない場合。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、「複数の親を持つ作業領域」を参照してください。) |
5.28 ROLE_WM_PRIVS
ROLE_WM_PRIVSには、現行のユーザーに付与されているすべてのロールの各作業領域での権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
USER_WM_PRIVSには、各作業領域での現行のユーザーの権限に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
ロールの名前。 |
|
|
|
作業領域の名前。 |
|
|
|
Workspace Managerの権限の名前。 |
|
|
|
|
5.29 USER_MP_GRAPH_WORKSPACES
USER_MP_GRAPH_WORKSPACESには、現行のユーザーがリーフ作業領域の所有者である、複数の親を持つグラフ作業領域(「複数の親を持つ作業領域」を参照)に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_MP_GRAPH_WORKSPACESの列と同じです。
5.30 USER_MP_PARENT_WORKSPACES
USER_MP_PARENT_WORKSPACESには、現行のユーザーが所有する、複数の親を持つ作業領域(「複数の親を持つ作業領域」を参照)の親作業領域に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_MP_PARENT_WORKSPACESの列と同じです。
5.31 USER_REMOVED_WORKSPACES
USER_REMOVED_WORKSPACES
には、Workspace Managerシステム・パラメータKEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してRemoveWorkspace操作中またはMergeWorkspace操作の実行中(remove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定)に削除されており、現行のユーザーが所有している作業領域に関する情報が含まれています。(このシステム・パラメータの詳細は、「Workspace Managerのシステム・パラメータ」を参照してください。)このビューの列は、ALL_REMOVED_WORKSPACESの列と同じです。
5.32 USER_WM_CONS_COLUMNS
USER_WM_CONS_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の列に関する情報が含まれています。このビューの列は、OWNER
列が含まれていること以外はALL_WM_CONS_COLUMNSの列と同じです。
5.33 USER_WM_CONSTRAINTS
USER_WM_CONSTRAINTSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。UNIQUE
制約、PRIMARY KEY
制約およびCHECK
制約に関する情報が表示されます。このビューの列は、OWNER
またはINDEX_OWNER
列が含まれていること以外は、ALL_WM_CONSTRAINTSの列と同じです。
5.34 USER_WM_IND_COLUMNS
USER_WM_IND_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。このビューの列は、OWNER
列が含まれていること以外はALL_WM_IND_COLUMNSの列と同じです。
5.35 USER_WM_IND_EXPRESSIONS
USER_WM_IND_EXPRESSIONSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_IND_EXPRESSIONSの列と同じですが、このビューにはOWNER
列は含まれません。
5.36 USER_WM_LOCKED_TABLES
USER_WM_LOCKED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_LOCKED_TABLESの列と同じです。
5.37 USER_WM_MODIFIED_TABLES
USER_WM_MODIFIED_TABLESには、現行のユーザーが所有する、変更されたバージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_MODIFIED_TABLESの列と同じです。
5.38 USER_WM_POLICIES
USER_WM_POLICIESには、現行のユーザーが所有するすべてのバージョン対応表および関連ビューで定義されているOracle Virtual Private Database(VPD)セキュリティ・ポリシーに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_POLICIESビューの列と同じですが、このビューにはOWNER列が含まれません。
Workspace Managerはこの情報を使用してVPDサポートを提供します(詳細は、「Virtual Private Databaseの考慮事項」を参照してください)。
5.39 USER_WM_PRIVS
USER_WM_PRIVSには、各作業領域での現行のユーザーの権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
-
ROLE_WM_PRIVSには、現行のユーザーに付与されているすべてのロールの各作業領域での権限に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
作業領域の名前。 |
|
|
|
Workspace Managerの権限の名前。 |
|
|
|
現行のユーザーに権限を付与したユーザーの名前。 |
|
|
|
|
5.40 USER_WM_RIC_INFO
USER_WM_RIC_INFOには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_RIC_INFOの列と同じです。
Workspace Managerは、この情報を使用して参照整合性をサポートします(詳細は、「参照整合性のサポート」を参照してください)。
5.41 USER_WM_TAB_TRIGGERS
USER_WM_TAB_TRIGGERSには、現行のユーザーが所有する、バージョン対応表に対して設定されたトリガーに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_TAB_TRIGGERSの列と同じですが、このビューにはTRIGGER_OWNER
列は含まれません。
5.42 USER_WM_VERSIONED_TABLES
USER_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_VERSIONED_TABLESの列と同じです。
5.43 USER_WM_VT_ERRORS
USER_WM_VT_ERRORSには、現行のユーザーが所有し、現行のユーザーがSELECT
、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WM_VT_ERRORSの列と同じです。
5.44 USER_WORKSPACE_PRIVS
USER_WORKSPACE_PRIVSには、現行のユーザーが作成した作業領域内でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WORKSPACE_PRIVSの列と同じです。
5.45 USER_WORKSPACE_SAVEPOINTS
USER_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、現行のユーザーが作成した作業領域内のセーブポイントに関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTSの列と同じです。
5.46 USER_WORKSPACES
USER_WORKSPACESには、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。このビューの列は、ALL_WORKSPACESの列と同じです。
5.47 WM_COMPRESS_BATCH_SIZES
WM_COMPRESS_BATCH_SIZESには、バージョン対応表の圧縮機能に関する情報が含まれています。このビューを使用できるのは、WM_ADMIN_ROLE
ロールまたはSELECT_CATALOG_ROLE
ロールを持つユーザーのみです。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
表を所有するユーザーの名前。 |
|
|
NOT NULL |
バージョン対応表の名前。 |
|
|
|
|
|
|
|
5.48 WM_COMPRESSIBLE_TABLES
WM_COMPRESSIBLE_TABLESには、作業領域内の2つのセーブポイント間で圧縮する必要のある(圧縮を実行する場合)バージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューに行を作成するには、SetCompressWorkspaceプロシージャを使用します。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
表を所有するユーザーの名前。 |
|
|
NOT NULL |
バージョン対応表の名前。 |
|
|
SetCompressWorkspaceプロシージャをコールした結果として設定された作業領域の名前。 |
|
|
VARCHAR2(256) |
圧縮範囲の最初のバージョンのセーブポイント。SetCompressWorkspaceプロシージャのコール時に |
|
|
VARCHAR2(256) |
圧縮範囲の最後のバージョンのセーブポイント。SetCompressWorkspaceプロシージャのコール時に |
5.49 WM_EVENTS_INFO
WM_EVENTS_INFOには、Workspace Managerイベントの取得に関する情報が含まれています。Workspace Managerイベントの詳細は、「Workspace Managerイベント」を参照してください。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
イベントの型名。 |
|
|
|
5.50 WM_INSTALLATION
WM_INSTALLATIONには、インストールされているWorkspace Managerのリリースに関する情報が含まれています。これには、Workspace Managerのバージョン番号(OWM_VERSION
)とWorkspace Managerシステム・パラメータが含まれます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
システム上のWorkspace Managerの現行リリースに関する情報項目またはシステム・パラメータの名前。(システム・パラメータの詳細は、「Workspace Managerのシステム・パラメータ」を参照してください。) |
|
|
|
|
5.51 xxx_CONFビュー
各バージョン対応表には1つの競合ビューがあります。各競合ビューの名前は<table_name>_CONF形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_CONF
という名前のメタデータ・ビューが存在します。
表5-1に、各競合ビューに含まれる列を示します。
表5-1 xxx_CONFビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
競合が存在する作業領域。 |
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
|
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、競合が検出された行のオーバーラップしている期間。 |
競合ビューからのSELECT操作では、SetConflictWorkspaceプロシージャを使用してセッションに作業領域競合のコンテキストを指定しないかぎり、GotoWorkspaceプロシージャで確立した作業領域競合のコンテキストを使用します。競合ビューから選択すると、表内で現行の作業領域コンテキストで変更された行を検索し、その値を親作業領域の対応する行と比較し、競合を識別します。現行作業領域の競合コンテキストがLIVE
作業領域の場合、表のすべての表が選択され競合は検出されません。
次の例では、現行の作業領域と親作業領域のEMPLOYEE
表で競合が発生している行のキー値およびすべての列値を示します。競合ビューは、以前のコールで確立されたGetWorkspaceプロシージャまたはSetConflictWorkspaceプロシージャへのコールを反映して、作業領域競合のコンテキスト(ここでは現行作業領域)を設定します。
SELECT * FROM EMPLOYEE_CONF;
EMPLOYEE
表の列がID
、NAME
およびCITY
で、次の値があるとします。
WM_WORKSPACE ID NAME CITY WM_DELETED NEWWORKSPACE 12 SMITH NASHUA NO DiffBase 12 SMITH NY NO LIVE 12 SMITH BOSTON NO
ID = 12
であるデータベースの行が、NEWWORKSPACE
作業領域およびLIVE
作業領域で変更されています。CITYの値が、NEWWORKSPACE
作業領域ではNASHUA
、LIVE
作業領域ではBOSTON
に変更されています。NEWWORKSPACE
作業領域をLIVE
作業領域にマージすると、この行に競合が発生します。アプリケーションは、適切な値を持つ作業領域を選択し、競合を解消する必要があります。
DiffBase
は、共通親作業領域(またはbase)を参照することに注意してください。SetDiffVersionsプロシージャの「使用上の注意」を参照してください。
次の例では、競合解消セッションを開始し、ResolveConflictsプロシージャをコールしてNEWWORKSPACE
作業領域から競合している行を削除し、親作業領域(LIVE
)の値を両方の作業領域に挿入します。その後、トランザクションをコミットして競合解消セッションを終了します。
DBMS_WM.BeginResolve ('NEWWORKSPACE'); DBMS_WM.ResolveConflicts ('NEWWORKSPACE', 'EMPLOYEE', 'ID = 12', 'PARENT'); COMMIT; DBMS_WM.CommitResolve ('NEWWORKSPACE');
競合の解消の詳細は、「マージまたはリフレッシュ操作前に行う競合の解消」を参照してください。
5.52 xxx_DIFFビュー
各バージョン対応表には1つの差異ビューがあります。各差異ビューの名前は、<table_name>_DIFF形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_DIFF
というメタデータ・ビューが存在します。SetDiffVersionsプロシージャを実行するたびに、1つ以上のxxx_DIFFビューに行が追加されます。
表5-2に、各差異ビューに含まれる列を示します。
表5-2 xxx_DIFFビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
先行する列の値を取るブランチ。(この表の後の説明を参照)。 |
|
|
変更を記述するコード。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、差異が検出された行のオーバーラップしている期間。 |
WM_DIFFVER
の値の形式は、次のいずれかです。
-
'<workspace1>, <savepoint1>'
-
'<workspace2>, <savepoint2>'
-
'DiffBase'
パラメータが2つあるSetDiffVersionsプロシージャを使用すると、savepoint1
またはsavepoint2
の値がLATEST
になります。
WM_CODE
に使用可能な値については、次のことに注意してください。
-
ある作業領域で値が変更されると、値が変更されていない作業領域の行に「
NC
」が表示されます。たとえば、「<workspace2>, <savepoint2>
」を指定して行を更新した場合、その行のコードは「U
」になりますが、「<workspace1>, <savepoint1>
」および「DiffBase
」がそれぞれで行を変更していない場合、これらの行のコードは「NC
」になります。 -
複数のブランチに行が挿入された場合、「
DiffBase
」に「NE
」が表示され、1つのブランチのみに行が挿入された場合、「DiffBase
」および1つのブランチに「NE
」が表示されます。
差異ビューに追加される行を示す例などの詳細は、「DBMS_WMパッケージ: リファレンス」のSetDiffVersionsプロシージャの説明を参照してください。
5.53 xxx_HISTビュー
EnableVersioningプロシージャのコールでhist
パラメータに指定した値に関係なく、バージョン対応表ごとに1つの履歴ビューがあります。各履歴ビューの名前は、<table_name>_HIST形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_HIST
というメタデータ・ビューが存在します。
履歴ビューを使用すると、バージョン対応表に対する変更を記録および監査できます。
表5-3に、各履歴ビューに含まれる列を示します。ただし、WM_CREATETIME列およびWM_RETIRETIME列が含まれるのは、EnableVersioningプロシージャのコールでhist
パラメータがVIEW_W_OVERWRITE
またはVIEW_WO_OVERWRITE
に設定された場合に限ります。
表5-3 xxx_HISTビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
行を含む作業領域の名前。 |
|
|
データが対応付けられている行のバージョン番号。 |
|
|
行を作成したユーザーの名前。 |
|
|
行に対して実行された変更操作のタイプ。 |
|
|
行が作成または更新された時刻。(この列が表示されるのは、EnableVersioningプロシージャのコールで |
|
|
行が削除または変更された時刻。(この列が表示されるのは、EnableVersioningプロシージャのコールで |
5.54 xxx_LOCKビュー
各バージョン対応表には1つのロック・ビューがあります。各競合ビューの名前は<table_name>_LOCK形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_LOCK
というメタデータ・ビューが存在します。(Workspace Managerのロックの詳細は、「Workspace Managerでのロック管理」を参照してください。)
表5-4に、各ロック・ビューに含まれる列を示します。
表5-4 xxx_LOCKビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
ロックの種類。 |
|
|
ロックを所有するユーザーの名前。 |
|
|
ロックされた作業領域の名前。 |
|
|
|
5.55 xxx_MWビュー
各バージョン対応表には1つの複数作業領域ビューがあります。各複数作業領域ビューの名前は、<table_name>_MW形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_MW
というメタデータ・ビューが存在します。SetMultiWorkspacesプロシージャ(「DBMS_WMパッケージ: リファレンス」を参照)を実行するたびに、1つ以上のxxx_MWビューに行が追加されます。
表5-5に、各複数作業領域ビューに含まれる列を示します。
表5-5 xxx_MWビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(「Workspace Managerの有効期間のサポート」を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
変更された行を含む作業領域。 |
|
|
行を参照できる作業領域のカンマ区切りのリスト。 |
|
|
変更を記述するコード。 |
<table_name>_MWビューを使用すると、(たとえば、他の作業領域との競合があるかどうかを確認するために)現行の作業領域を離れることなく他の作業領域の変更を参照できます。このビューの各行に表示されるデータは、ビューに行が挿入されて作業領域がマージされたような状態で表示されます。
また、<table_name>_DIFFビュー(「xxx_DIFFビュー」を参照)を使用して、現在の作業領域を開いた状態で別の作業領域の変更内容を確認できます。ただし、<table_name>_DIFFビューを使用できる作業領域は2つのみです。<table_name>_MWビューは任意の数の作業領域で使用できます。また、<table_name>_DIFFビューには削除済の行が表示されますが、<table_name>_MWビューには削除済の行は表示されません。
詳細と例については、「DBMS_WMパッケージ: リファレンス」のSetMultiWorkspacesプロシージャの説明を参照してください。