78 DBMS_HM
この章では、ヘルス・チェック管理のための定数およびプロシージャ宣言について説明します。状態モニターは、DBMS_HM
パッケージを介してチェック・ストアの実行およびレポートの取得を行う機能を提供します。
この章のトピックは、次のとおりです:
参照:
状態モニターの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
78.2 DBMS_HMサブプログラムの要約
この表は、DBMS_CONNECTION_POOL
サブプログラムを示し、簡単に説明しています。
表78-1 DBMS_HMパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
指定したチェッカの実行に関するレポートを戻します。 |
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指定したチェッカを特定の引数を指定して実行します。 |
78.2.1 GET_RUN_REPORTファンクション
このファンクションは、指定したチェッカの実行に関するレポートを戻します。
構文
DBMS_HM.GET_RUN_REPORT ( run_name IN VARCHAR2, type IN VARCHAR2 := 'TEXT', level IN VARCHAR2 := 'BASIC',) RETURN CLOB;
パラメータ
表78-2 GET_RUN_REPORTファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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チェックの実行名。 |
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レポート形式タイプ。設定可能な値は、 |
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レポートの詳細で、設定可能な値は、 |
78.2.2 RUN_CHECKプロシージャ
このプロシージャは、指定したチェッカを特定の引数を指定して実行します。
実行名、必要な入力および実行タイムアウトの最大値を指定できます。実行レポートはデータベースに永続的に保持されます。
構文
DBMS_HM.RUN_CHECK ( check_name IN VARCHAR2, run_name IN VARCHAR2 := NULL, timeout IN NUMBER := NULL, input_params IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表78-3 RUN_CHECKプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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起動するチェックの名前。チェックの名前およびそれらのパラメータは、 |
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外部ユーザーがこのチェックの実行を一意に識別できる名前。 |
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このチェッカを実行できる最大許容時間(秒)。指定した実行時間が経過すると、HMによって実行が中断されます。 |
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入力文字列。特殊文字;で区切られた名前と値のペアで構成されます。 たとえば、データ・ブロックの整合性チェックの起動には、次のタイプの入力パラメータを使用できます。 'BLC_DF_NUM=1;BLC_BL_NUM=23456' 入力パラメータ すべてのチェックには、そのチェックに関連付けられている明確に定義された入力セットがあります。これらの入力パラメータ、そのタイプ、デフォルト値および説明は、 たとえば、次の問合せを実行すると、データ・ブロックの整合性チェックのパラメータ、それらのデフォルト値および説明のリストが取得されます。 SELECT a.* FROM v$hm_check_param a, v$hm_check b WHERE a.check_id = b.id AND b.name = 'Data Block Integrity Check'; |