99 DBMS_MEMOPTIMIZE

DBMS_MEMOPTIMIZEパッケージは、memoptimizeプールのデータを管理するためのインタフェースを提供します。

この章のトピックは、次のとおりです:

99.1 DBMS_MEMOPTIMIZEの概要

DBMS_MEMOPTIMIZEパッケージは、memoptimizeプールのデータを管理するためのインタフェースを提供します。memoptimizeプールは、システム・グローバル領域(SGA)内のメモリー領域で、Memoptimized Rowstoreに関連する表データおよびハッシュ索引を格納します。

DBMS_MEMOPTIMIZEパッケージは、次の機能を提供します。

  • 特定の表に関連するデータをMemoptimized Rowstoreのハッシュ索引に移入します。

  • 特定の表に関連するMemoptimized Rowstoreのハッシュ索引からデータを削除します。

99.2 DBMS_MEMOPTIMIZEサブプログラムの要約

この表は、DBMS_MEMOPTIMIZEサブプログラムを示し、簡単に説明しています。

表99-1 DBMS_MEMOPTIMIZEパッケージのサブプログラム

プロシージャ 説明

DROP_OBJECTプロシージャ

表に関連するインメモリー・ハッシュ索引を削除します。

POPULATEプロシージャ

表データをインメモリー・ハッシュ索引に移入します。

99.2.1 DROP_OBJECTプロシージャ

このプロシージャは、表のインメモリー・ハッシュ索引を削除します。

構文

DBMS_MEMOPTIMIZE.DROP_OBJECT (
   schema_name        IN VARCHAR2,
   table_name         IN VARCHAR2,
   partition_name     IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表99-2 DROP_OBJECTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schema_name

スキーマの名前です。

table_name

インメモリー・ハッシュ索引からデータを削除する表の名前。

partition_name

インメモリー・ハッシュ索引からデータを削除する表パーティションの名前。

これはオプション・パラメータであり、デフォルト値はNULLです。

99.2.2 POPULATEプロシージャ

このプロシージャは、表のインメモリー・ハッシュ索引を移入します。

構文

DBMS_MEMOPTIMIZE.POPULATE (
   schema_name        IN VARCHAR2,
   table_name         IN VARCHAR2,
   partition_name     IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表99-3 POPULATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schema_name

スキーマの名前です。

table_name

インメモリー・ハッシュ索引にデータを格納する表の名前。

partition_name

インメモリー・ハッシュ索引にデータを格納する表パーティションの名前。

これはオプション・パラメータであり、デフォルト値はNULLです。