110 DBMS_ODCI

DBMS_ODCIパッケージには、Data Cartridgeの使用に関連する単一ユーザー・ファンクションが含まれています。

この章では、次の項目について説明します。

110.1 DBMS_ODCIサブプログラムの要約

DBMS_ODCIパッケージには、1つのサブプログラム、ESTIMATE_CPU_UNITSファンクションがあります。

表110-1 DBMS_ODCIパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

ESTIMATE_CPU_UNITSファンクション

指定の期間(秒)に対応するCPU命令の概数(単位: 千)を戻します。

110.1.1 ESTIMATE_CPU_UNITSファンクション

このファンクションは、指定の期間(秒)に対応するCPU命令の概数(単位: 千)を戻します。この情報を使用すると、拡張可能オプティマイザのユーザー定義ファンクションとCPUコストとを関連付けることができます。

このファンクションは、ユーザー・ファンクションの経過時間を入力として使用し、その経過時間とマシンのプロセッサ速度を乗算してCPU単位を測定したのち、ユーザー・ファンクションに関連付けるCPUの概数を戻します。マルチプロセッサの場合、ESTIMATE_CPU_UNITSではプロセッサ1つ当たりの速度で計算されます。

構文

DBMS_ODCI.ESTIMATE_CPU_UNITS(
   elapsed_time     NUMBER) 
  RETURN NUMBER;

パラメータ

パラメータ 説明

elapsed_time

ファンクション実行にかかる秒単位の経過時間。

使用上のノート

CPUコストをユーザー定義ファンクションと関連付ける際に、ESTIMATE_CPU_UNITSによって返される千単位のCPU単位ではなく、完全な数のCPU単位を使用し、ESTIMATE_CPU_UNITSによって返される数に1,000を掛けます。