204 DBMS_XMLQUERY

DBMS_XMLQUERYは、データベースからXMLTypeへの変換機能を提供します。

ノート:

Oracle Database 18.1リリースでは、DBMS_XMLQUERYパッケージの使用は推奨されていません。かわりにDBMS_XMLGENを使用してください。

DBMS_XMLQUERYパッケージは、より高度なテクノロジに置き換えられました。DBMS_XMLQUERYを使用して開発を開始しないことをお薦めしますが、下位互換性を維持する目的でDBMS_XMLQUERYを引き続きサポートしています。DBMS_XMLQUERYを使用している既存のアプリケーションは、引き続き機能します。

参照:

詳細は、DBMS_XMLGENを参照してください。

この章のトピックは、次のとおりです:

204.1 DBMS_XMLQUERYのセキュリティ・モデル

DBMS_XMLQUERYパッケージは、XDBが所有しているため、SYSまたはXDBによって作成される必要があります。EXECUTE権限は、PUBLICに付与されます。

このパッケージ内のサブプログラムは、現行のユーザーの権限を使用して実行されます。

204.2 DBMS_XMLQUERYの定数

DBMS_XMLQUERYパッケージには、パラメータ値の指定時に使用するいくつかの定数が含まれます。

次の表に、これらの定数の定義を示します。

表204-1 DBMS_XMLQUERYの定数

定数 説明

DB_ENCODING

DB文字エンコーディングの使用を示します。

DEFAULT_ROWSETTAG

結果セットから生成されたXMLを囲む要素のタグ名(ほとんどの場合、ルート・ノードのタグ名) -- ROWSET

DEFAULT_ERRORTAG

発生したエラーを囲むデフォルトのタグ -- ERROR

DEFAULT_ROWIDATTR

db.recordsに対応するXML要素のカーディナリティ属性のデフォルト名 -- NUM

DEFAULT_ROWTAG

db.recordsに対応する要素のデフォルト・タグ名 -- ROW

DEFAULT_DATE_FORMAT

デフォルトの日付マスク -- 'MM/dd/yyyy HH:mm:ss'

ALL_ROWS

出力にすべての行が必要であることを示します。

NONE

出力にXMLメタデータを含めない(DTDなどがない)ことを指定します。

DTD

DTDの生成が必要であることを指定します。

SCHEMA

XML Schemaの生成が必要であることを指定します。

LOWER_CASE

小文字のタグ名を使用します。

UPPER_CASE

大文字のタグ名を使用します。

204.3 タイプ

DBMS_XMLQUERYサブプログラムは、ctxTypeタイプを使用します。

表204-2 DBMS_XMLQUERYのタイプ

タイプ 説明

ctxType

問合せコンテキスト・ハンドルのタイプ。NEWCONTEXTの戻りタイプです。

204.4 DBMS_XMLQUERYサブプログラムの要約

この表は、DBMS_XMLQUERYサブプログラムを示し、簡単に説明しています。

表204-3 DBMS_XMLQUERYパッケージのサブプログラム

メソッド 説明

CLOSECONTEXT

特定の問合せコンテキストのクローズまたは割当て解除を行います。

GETDTD

DTDを生成します。

GETEXCEPTIONCONTENT

スローされた例外のエラー・コードおよびエラー・メッセージを戻します。

GETNUMROWSPROCESSED

問合せで処理された行の数を戻します。

GETVERSION

使用中のXSUのバージョンを出力します。

GETXML

XML文書を生成します。

NEWCONTEXT

問合せコンテキストを作成し、コンテキスト・ハンドルを戻します。

PROPAGATEORIGINALEXCEPTION

例外が発生してスローされる場合、OracleXMLSQLExceptionで例外をラップするのではなく、発生した例外自体をスローするようにXSUに指示します。

REMOVEXSLTPARAM

特定のトップレベルのスタイルシート・パラメータを削除します。

SETBINDVALUE

特定のバインド名の値を設定します。

SETCOLLIDATTRNAME

コレクション要素のセパレータ・タグのID属性名を設定します。

SETDATAHEADER

XMLデータ・ヘッダーを設定します。

SETDATEFORMAT

XML文書で生成された日付の書式を設定します。

SETENCODINGTAG

XML文書でのエンコーディング処理命令を設定します。

SETERRORTAG

XMLエラー・ドキュメントを囲むタグを設定します。

SETMAXROWS

XMLに変換される行の最大数を設定します。

SETMETAHEADER

XMLメタ・ヘッダーを設定します。

SETRAISEEXCEPTION

発生した例外をスローするようにXSUに指示します。

SETRAISENOROWSEXCEPTION

生成されたXML文書がなんらかの理由で空である場合、OracleXMLNoRowsExceptionをスローするかどうかをXSUに指示します。

SETROWIDATTRNAME

タグを囲む行のID属性名を設定します。

SETROWIDATTRVALUE

タグを囲む行のID属性に値を割り当てるスカラー列を指定します。

SETROWSETTAG

XMLデータセットを囲むタグを設定します。

SETROWTAG

XML要素を囲むタグを設定します。

SETSKIPROWS

スキップする行数を設定します。

SETSQLTOXMLNAMEESCAPING

XML識別子にマップされたSQLオブジェクト名が有効なXML識別子でない場合、XMLタグのエスケープをオンまたはオフにします。

SETSTYLESHEETHEADER

スタイルシートのヘッダーを設定します。

SETTAGCASE

生成されたXMLタグの大文字または小文字を指定します。

SETXSLT

生成されたXMLに適用されるスタイルシートを登録します。

SETXSLTPARAM

トップレベルのスタイルシート・パラメータの値を設定します。

USENULLATTRIBUTEINDICATOR

NULLを示すためにXML属性を使用するかどうかを指定します。

USETYPEFORCOLLELEMTAG

コレクション要素のタグ名としてコレクション要素のタイプ名を使用することをXSUに指示します。

204.4.1 CLOSECONTEXT

このプロシージャは、特定の問合せコンテキストのクローズまたは割当て解除を行います。

構文

PROCEDURE CLOSECONTEXT(
ctxHdl IN ctxType);

表204-4 CLOSECONTEXTプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

204.4.2 GETDTD

コンテキストの初期化に使用するSQL問合せに基づいてDTDを生成して戻します。指定できるオプションは、次の表のとおりです。

構文

コンテキストの初期化に使用するSQL問合せに基づいてDTDを生成するファンクション。

FUNCTION GETDTD(
  ctxHdl IN ctxType,
  withVer IN BOOLEAN := false)
RETURN CLOB;

コンテキストの初期化に使用するSQL問合せに基づいてDTDを生成するプロシージャ。XML文書の結果に対する出力CLOBを指定します。

PROCEDURE GETDTD(
  ctxHdl IN ctxType,
  xDoc IN CLOB,
  withVer IN BOOLEAN := false);

パラメータ

表204-5 GETDTDサブプログラムのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

withVer

(IN)

バージョン情報を生成するかどうか。生成する場合はTRUEを設定します。

xDoc

(IN)

生成されたXML文書の書込み先CLOB

204.4.3 GETEXCEPTIONCONTENT

GETEXCEPTIONCONTENTは、スローされた例外のSQLエラー・コードとエラー・メッセージを、プロシージャのOUTパラメータを使用して戻します。

このプロシージャでは、元の例外を独自の例外で隠すというJVMの機能を実行し、その結果、PL/SQLは元の例外の内容にアクセスできなくなります。

構文

PROCEDURE GETEXCEPTIONCONTENT(
  ctxHdl IN ctxType,
  errNo OUT NUMBER,
  errMsg OUT VARCHAR2);

パラメータ

表204-6 GETEXCEPTIONCONTENTプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

errNo

(OUT)

エラー番号。

errMsg

(OUT)

エラー・メッセージ。

204.4.4 GETNUMROWSPROCESSED

問合せで処理された行の数を戻します。

構文

FUNCTION GETNUMROWSPROCESSED(
ctxHdl IN ctxType)
RETURN NUMBER;

表204-7 GETNUMROWSPROCESSEDファンクションのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

204.4.5 GETVERSION

GETVERSIONプロシージャは、使用中のXSUのバージョンを印刷します。

構文

PROCEDURE GETVERSION();

204.4.6 GETXML

GETXMLは、新規コンテキストを作成して問合せを実行し、XMLを戻してコンテキストをクローズします。これは便利なファンクションです。コンテキストは、明示的にオープンまたはクローズする必要はありません。

構文

このファンクションは、文字列形式のSQL問合せを使用します。

FUNCTION GETXML(
  sqlQuery IN VARCHAR2,
  metaType IN NUMBER := NONE)
RETURN CLOB;

このファンクションは、CLOB形式のSQL問合せを使用します。

FUNCTION GETXML(
  sqlQuery IN CLOB,
  metaType IN NUMBER := NONE)
RETURN CLOB;

このファンクションは、コンテキストの初期化に使用するSQL問合せに基づいてXML文書を生成します。

FUNCTION GETXML(
  ctxHdl IN ctxType,
  metaType IN NUMBER := NONE)
RETURN CLOB;

このプロシージャは、コンテキストの初期化に使用するSQL問合せに基づいてXML文書を生成します。

PROCEDURE GETXML(
  ctxHdl IN ctxType,
  xDoc IN CLOB,
  metaType IN NUMBER := NONE);

パラメータ

表204-8 GETXMLプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

metaType

(IN)

XMLメタデータ・タイプ(NONEDTD、またはSCHEMA)。

sqlQuery

(IN)

SQL問合せ。

xDoc

(IN)

生成されたXML文書の書込み先CLOB

204.4.7 NEWCONTEXT

NEWCONTEXTは、保存コンテキストを作成し、コンテキスト・ハンドルを戻します。

構文

FUNCTION NEWCONTEXT(
  sqlQuery IN VARCHAR2)
RETURN ctxType;
FUNCTION NEWCONTEXT(
  sqlQuery IN CLOB)
RETURN ctxType;

パラメータ

表204-9 NEWCONTEXTファンクションのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

sqlQuery

(IN)

SQL問合せ。結果はXMLに変換する必要があります。

204.4.8 PROPAGATEORIGINALEXCEPTION

PROPAGATEORIGINALEXCEPTIONプロシージャは、発生した元の例外をすべてスローするか、OracleXMLSQLExceptionでラップするかを指定します。

構文

PROCEDURE PROPAGATEORIGINALEXCEPTION(
  ctxHdl IN ctxType,
  flag IN BOOLEAN);

パラメータ

表204-10 PROPAGATEORIGINALEXCEPTIONプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

元の例外を伝播するにはTRUEOracleXMLExceptionでラップするにはFALSEを設定します。

204.4.9 REMOVEXSLTPARAM

このプロシージャは、トップレベルのスタイルシート・パラメータの値を削除します。登録されているスタイルシートがない場合、このメソッドは操作できません。

構文

PROCEDURE REMOVEXSLTPARAM(
ctxHdl IN ctxType,
name IN VARCHAR2);

表204-11 REMOVEXSLTPARAMプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

name

(IN)

トップレベルのスタイルシート・パラメータの名前。

204.4.10 SETBINDVALUE

このプロシージャは、特定のバインド名の値を設定します。

構文

PROCEDURE SETBINDVALUE(
ctxHdl IN ctxType,
bindName IN VARCHAR2,
bindValue IN VARCHAR2);

表204-12 SETBINDVALUEプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

bindName

(IN)

バインド名。

bindValue

(IN)

バインド値。

204.4.11 SETCOLLIDATTRNAME

このプロシージャは、コレクション要素のセパレータ・タグのID属性名を設定します。

NULLまたは空の文字列をタグに渡すと、行のID属性が省略されます。

構文

PROCEDURE SETCOLLIDATTRNAME(
ctxHdl IN ctxType,
attrName IN VARCHAR2);

表204-13 SETCOLLIDATTRNAMEプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

attrName

(IN)

属性名。

204.4.12 SETDATAHEADER

このプロシージャは、XMLデータ・ヘッダーを設定します。

データ・ヘッダーとは、問合せにより生成されたXMLエンティティ(rowset)の始めに追加されるXMLエンティティです。これら2つのエンティティをdocTag引数で囲みます。最後に指定したデータ・ヘッダーが使用されます。headerパラメータにNULLを渡すと、データ・ヘッダーの設定が解除されます。

構文

PROCEDURE SETDATAHEADER(
ctxHdl IN ctxType,
header IN CLOB := null,
tag IN VARCHAR2 := null);

表204-14 SETDATAHEADERプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

header

(IN)

ヘッダー。

tag

(IN)

データ・ヘッダーおよび行セットを囲むタグ。

204.4.13 SETDATEFORMAT

このプロシージャは、XML文書で生成された日付の書式を設定します。

日付書式パターン(日付マスク)の構文は、java.text.SimpleDateFormatクラスの要件に従う必要があります。マスクをNULLまたは空の文字列に設定すると、デフォルトのマスクであるDEFAULT_DATE_FORMATが設定されます。

構文

PROCEDURE SETDATEFORMAT(
ctxHdl IN ctxType,
mask IN VARCHAR2);

表204-15 SETDATEFORMATプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

mask

(IN)

日付マスク。

204.4.14 SETENCODINGTAGプロシージャ

このプロシージャは、XML文書でのエンコーディング処理命令を設定します。

構文

PROCEDURE SETENCODINGTAG(
ctxHdl IN ctxType,
enc IN VARCHAR2 := DB_ENCODING);

表204-16 SETENCODINGTAGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

enc

(IN)

使用するエンコーディング。

204.4.15 SETERRORTAGプロシージャ

このプロシージャは、XMLエラー・ドキュメントを囲むタグを設定します。

構文

PROCEDURE SETERRORTAG(
ctxHdl IN ctxType,
tag IN VARCHAR2);

表204-17 SETERRORTAGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

tag

(IN)

タグ名。

204.4.16 SETMAXROWSプロシージャ

このプロシージャは、XMLに変換される行の最大数を設定します。デフォルトでは、最大数は設定されていません。

構文

PROCEDURE SETMAXROWS (
ctxHdl IN ctxType,
rows IN NUMBER);

表204-18 SETMAXROWSプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

rows

(IN)

生成する行の最大数。

204.4.17 SETMETAHEADERプロシージャ

このプロシージャは、XMLメタ・ヘッダーを設定します。

設定すると、このオブジェクトにより生成された各XML文書のメタデータ・パート(DTDまたはXMLSchema)の最初の部分にヘッダーが挿入されます。最後に指定したメタ・ヘッダーが使用されます。headerパラメータにNULLを渡すと、メタ・ヘッダーの設定が解除されます。

構文

PROCEDURE SETMETAHEADER(
ctxHdl IN ctxType, 
header IN CLOB := null);

表204-19 SETMETAHEADERプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

Header

(IN)

ヘッダー。

204.4.18 SETRAISEEXCEPTION

このプロシージャは、発生した例外をスローするかどうかを指定します。

このコールが行われない場合またはflag引数にFALSEが渡された場合は、XSUによってSQL例外が捕捉され、例外メッセージからXML文書が生成されます。

構文

PROCEDURE SETRAISEEXCEPTION(
ctxHdl IN ctxType,
flag IN BOOLEAN:=true);

表204-20 SETRAISEEXCEPTIONプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

発生した例外をスローするかどうか。する場合はTRUE、しない場合はFALSEを設定します。

204.4.19 SETRAISENOROWSEXCEPTION

このプロシージャは、生成されたXML文書が空だった場合にOracleXMLNoRowsExceptionをスローするかどうかを指定します。デフォルトでは、例外はスローされません。

構文

PROCEDURE SETRAISENOROWSEXCEPTION(
ctxHdl IN ctxType,
flag IN BOOLEAN:=false);

表204-21 SETRAISENOROWSEXCEPTIONプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

TRUEが設定された場合はOracleXMLNoRowsExceptionをスローします。

204.4.20 SETROWIDATTRNAME

このプロシージャは、タグを囲む行のID属性名を設定します。NULLまたは空の文字列をタグに渡すと、行のID属性が省略されます。

構文

PROCEDURE SETROWIDATTRNAME(
ctxHdl IN ctxType,
attrName IN VARCHAR2);

表204-22 SETROWIDATTRNAMEプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

attrName

(IN)

属性名。

204.4.21 SETROWIDATTRVALUE

このプロシージャは、タグを囲む行のID属性に値を割り当てるスカラー列を指定します。

colNameNULLまたは空の文字列を渡すと、行のID属性に行のカウント値(0、1、2など)が割り当てられます。

構文

PROCEDURE SETROWIDATTRVALUE(
ctxHdl IN ctxType,
colName IN VARCHAR2);

表204-23 SETROWIDATTRVALUEプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

colName

(IN)

値が行のID属性に割り当てられる列。

204.4.22 SETROWSETTAG

このプロシージャは、XMLデータセットを囲むタグを設定します。

構文

PROCEDURE SETROWSETTAG(
ctxHdl IN ctxType,
tag IN VARCHAR2);

表204-24 SETROWSETTAGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

tag

(IN)

タグ名。

204.4.23 SETROWTAG

このプロシージャは、db.recordに対応するXML要素を囲むタグを設定します。

構文

PROCEDURE SETROWTAG(
ctxHdl IN ctxType,
tag IN VARCHAR2);

表204-25 SETROWTAGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

tag

(IN)

タグ名。

204.4.24 SETSKIPROWS

SETSKIPROWSは、スキップする行数を設定します。デフォルトでは、スキップされる行はありません。

構文

PROCEDURE SETSKIPROWS(
ctxHdl IN ctxType,
rows IN NUMBER);

表204-26 SETSKIPROWSプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

rows

(IN)

スキップする行の最大数。

204.4.25 SETSQLTOXMLNAMEESCAPING

このプロシージャは、XML識別子にマップされたSQLオブジェクト名が有効なXML識別子でない場合、XMLタグのエスケープをオンまたはオフにします。

構文

PROCEDURE SETSQLTOXMLNAMEESCAPING(
ctxHdl IN ctxType,
flag IN BOOLEAN := true);

表204-27 SETSQLTOXMLNAMEESCAPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

エスケープをオンにするかどうか。する場合はTRUE、しない場合はFALSEを設定します。

204.4.26 SETSTYLESHEETHEADER

SETSTYLESHEETHEADERは、生成されたXML文書のスタイルシートのヘッダー(スタイルシート処理命令)を設定します。

uri引数にNULLを渡すと、スタイルシート・ヘッダーおよびスタイルシート・タイプの設定が解除されます。

構文

PROCEDURE SETSTYLESHEETHEADER(
ctxHdl IN ctxType,
uri IN VARCHAR2,
type IN VARCHAR2 := 'text/xsl');

表204-28 SETSTYLESHEETHEADERプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

uri

(IN)

スタイルシートのURI。

type

(IN)

スタイルシート・タイプ。デフォルトは、text/xslです。

204.4.27 SETTAGCASE

SETTAGCASEは、生成されたXMLタグの大文字または小文字を指定します。

構文

PROCEDURE SETTAGCASE(
ctxHdl IN ctxType,
tCase IN NUMBER);

表204-29 SETTAGCASEプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

tCase

(IN)

タグに大文字と小文字のどちらを使用するか。

  • 0は元の文字をそのまま使用します。

  • 1は小文字を使用します。

  • 2は大文字を使用します。

204.4.28 SETXSLT

SETXSLTは、生成されたXMLに適用されるスタイルシートを登録します。スタイルシートがすでに登録されている場合は、新しいものに置換されます。uri引数にNULLを渡すか、stylesheet引数にNULLまたは空の文字列を渡すと、スタイルシート・ヘッダーおよびスタイルシート・タイプの設定が解除されます。

構文

スタイルシートを登録解除するには、URIにNULLを渡します。

PROCEDURE SETXSLT(
  ctxHdl IN ctxType,
  uri IN VARCHAR2,
  ref IN VARCHAR2 := null);

スタイルシートを登録解除するには、スタイルシートにNULLまたは空の文字列を渡します。

PROCEDURE SETXSLT(
  ctxHdl IN ctxType,
  stylesheet CLOB,
  ref IN VARCHAR2 := null);

パラメータ

表204-30 SETXSLTプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

uri

(IN)

スタイルシートのURI。

stylesheet

(IN)

スタイルシート。

ref

(IN)

エンティティに含めたりインポートする他、外部エンティティのURL。

204.4.29 SETXSLTPARAM

SETXSLTPARAMは、トップレベルのスタイルシート・パラメータの値を設定します。

パラメータ値には、有効なXPath式を指定します(このため、文字列リテラル値は明示的に引用されることが必要です)。登録されているスタイルシートがない場合、このメソッドは操作できません。

構文

PROCEDURE SETXSLTPARAM(
ctxHdl IN ctxType,
name IN VARCHAR2,
value IN VARCHAR2);

表204-31 SETXSLTPARAMプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

name

(IN)

トップレベルのスタイルシート・パラメータの名前。

value

(IN)

スタイルシート・パラメータに割り当てられる値。

204.4.30 USENULLATTRIBUTEINDICATOR

このプロシージャは、NULLであることを示すために、XML属性を使用するか、XML文書で特定のエンティティを省略するかどうかを指定します。

構文

PROCEDURE SETNULLATTRIBUTEINDICATOR(
ctxHdl IN ctxType, 
flag IN BOOLEAN);

表204-32 USENULLATTRIBUTEINDICATORプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

TRUEの場合、属性がNULLに設定されます。FALSEの場合、XML文書では省略されます。

204.4.31 USETYPEFORCOLLELEMTAG

このプロシージャは、コレクション要素のタイプ名をその要素のタグ名として使用するかどうかを指定します。

デフォルトでは、コレクション要素のタグ名は、コレクションのタグ名の後に_itemを付けた名前です。

構文

PROCEDURE USETYPEFORCOLLELEMTAG(
ctxHdl IN ctxType,
flag IN BOOLEAN := true);

表204-33 USETYPEFORCOLLELEMTAGプロシージャのパラメータ

パラメータ IN / OUT 説明

ctxHdl

(IN)

コンテキスト・ハンドル。

flag

(IN)

タイプ名の使用をオンにするかどうか。