マルチパス・ディスクを選択するためのディスク・スキャン順序の構成
最初にマルチパス・ディスクを選択するようにASMLIBを構成するには、次の手順を実行します。
この手順が完了すると、ASMLIBがディスクをスキャンするときに、最初に接頭辞文字列multipathを持つすべてのディスクがスキャンされ、それらのディスクは
/dev/mapper/multipathX
という値を使用してOracle ASMディスクとしてラベル付けされます。その後、接頭辞文字列sd
を持つすべてのディスクがスキャンされます。ただし、ASMLIBではこれらのディスクはすでに/dev/mapper/multipath
文字列値でラベル付けされているものとして認識するため、これらのディスクは無視されます。接頭辞文字列multipath
およびsd
をスキャンした後、Oracle ASMによりスキャン順に一致しないその他のディスクがスキャンされます。
ステップ2の例では、キーワードの
multipath
は、実際にmultipathsセクションの下の/etc/multipath.conf
で構成されたマルチパス・デバイスの別名です。デフォルトのデバイス名は、/dev/mapper/mpath*
の形式(または同様のパス)です。次に例を示します。multipaths {
multipath {
wwid 3600508b4000156d700012000000b0000
alias multipath
...
}
multipath {
...
alias mympath
...
}
...
}
親トピック: マルチパス・ディスク用のOracle ASMLIBの構成