ディスク・スキャン順序について
ORACLEASM_SCANORDER変数は、最初にスキャンされるディスクを指定します。
ASMLIB構成ファイルはパス/etc/sysconfig/oracleasm
にあります。これは、コマンド/etc/init.d/oracleasm configure
で指定したすべての起動時構成が含まれます。このコマンドでスキャン順序を構成することはできません。
構成ファイルには多くの構成変数が含まれます。ORACLEASM_SCANEXCLUDE変数は、無視されるディスクを指定します。
スペース区切り接頭辞文字列を使用して、ORACLEASM_SCANORDERの値を構成します。接頭辞文字列は、ディスクのタイプに関連付けられている一般的な文字列です。たとえば、接頭辞文字列sd
を使用すると、この文字列は/dev/sda
、/dev/sdb
、/dev/sdc
などを含むすべてのSCSIデバイスと一致します。globでないことに注意してください。これらはワイルドカードを使用しません。単に接頭辞です。また、パスは接頭辞の一部ではないことに注意してください。たとえば、/dev/パス
は、パス/dev/sd*
に含まれるSCSIディスクの接頭辞の一部ではありません。
Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxバージョン5では、スキャン時にカーネルはデバイスを/dev/mapper/XXX
エントリとみなします。デフォルトでは、デバイスのファイル・ネーミング・スキームudevによって、わかりやすさを考慮して/dev/mapper/XXX
という名前が作成されます。ORACLEASM_SCANORDERを使用するすべての構成では、/dev/mapper/XXX
エントリを使用する必要があります。
親トピック: マルチパス・ディスク用のOracle ASMLIBの構成