7.3 グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリについて
すべてのOracleスタンドアロン・クラスタには、グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR) (Management Database (MGMTDB)とも呼ばれます)が含まれています。
グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)は、各クラスタのGIMR用のプラガブル・データベース(PDB)を持つマルチテナント・データベースです。GIMRは、クラスタに関する次の情報を格納します。
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クラスタ状態モニターが収集するリアル・タイム・パフォーマンス・データ
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Cluster Health Advisorが収集するフォルト、診断およびメトリック・データ
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Oracle Clusterwareが収集する、すべてのリソースに関するクラスタ全体のイベント
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サービスのクオリティ管理(QoS)のCPUアーキテクチャ・データ
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高速ホーム・プロビジョニングに必要なメタデータ
Oracleスタンドアロン・クラスタは、GIMRをOracle ASMディスク・グループにローカルにホストし、このGIMRは単一プラガブル・データベース(PDB)を持つマルチテナント・データベースです。必要に応じて、2つの異なるOracle ASMディスク・グループ(Oracle Cluster Registry (OCR)および投票ファイルの格納用に1つとGIMR用に1つ)を構成することを選択できます。