11.12.1 失敗したインストールおよびアップグレードの完了

一部のノードにおいてインストールまたはアップグレードが失敗した後にノードをクラスタに追加する方法を理解します。

一部のノードでOracle Grid Infrastructureのインストールまたはアップグレードが失敗し、「無視」をクリックしてインストールを続行した場合、インストールまたはアップグレードはクラスタの一部のノードでのみ完了しています。失敗したノードをクラスタに追加するにはこの手順を実行します。
  1. 失敗したノードからOracle Grid Infrastructureソフトウェアを削除します。
    C:\>cd Grid_home\deinstall\deinstall -local
  2. Oracle Grid Infrastructureのインストール・ユーザーとして、Oracle Clusterwareをインストールしたノードから、crsctl delete nodeコマンドを使用してクラスタから失敗したノードを削除します。
    C:\>cd Grid_home\bin\crsctl delete node -n node_name

    ここで、node_nameは削除するノードです。

  3. Oracle Grid Infrastructureインストール・ウィザードを次のように実行します。
    C:\>cd Grid_home\gridSetup.bat

    インストール・ウィザードが開始されたら、クラスタにノードを追加するオプションを選択し、ウィザードの手順に従ってノードを追加します。

    addnodeスクリプトを実行し、クラスタに追加するノードを指定することによって、ノードを追加することもできます。
    C:\>cd Grid_home\addnode\addnode.bat
失敗したノードがクラスタに追加されます。