11.7.3 アップグレード強制後のアクセス不可能ノードの追加

クラスタの強制的なアップグレードの後に、アクセス不可能なノードをクラスタに追加できます。

以前のリリースでは、アクセスできないノードを削除する必要がありましたが、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)からは、クラスタのforceアップグレード・コマンドの完了後にそのようなノードをクラスタに統合できます。
このオプションを使用するには、Oracle Grid Infrastructure 18cソフトウェアがノードにインストールされている必要があります。
  1. クラスタに追加するノードで管理者ユーザーとしてログインします。
  2. ディレクトリをOracle Grid Infrastructure 18cのGrid_homeディレクトリに変更します。

    次に例を示します。

    C:\> cd C:\app\18.0.0\grid
  3. 次のコマンドを実行します。ここでupgraded_nodeは、正常にアップグレードされたクラスタ・ノードの1つです。
    C:\..\grid\> rootcrs.bat -join -existingnode upgraded_node