5.5 Intelligent Platform Management Interface(IPMI)の有効化
Intelligent Platform Management Interface(IPMI)は、コンピュータのハードウェアおよびファームウェアへの共通インタフェースを提供し、システム管理者はそのインタフェースを使用して、システム状態の監視およびシステムの管理を実行できます。
Oracle ClusterwareにIPMIを統合して、障害分離をサポートしたりクラスタの整合性を確保することができます。インストール中にノード・ターミネーション・プロトコル(IPMIなど)を選択することで、IPMIでノード・ターミネーションを構成できます。また、IPMIは、crsctl
コマンドを使用してインストール後に構成することもできます。
- IPMIを有効化するための要件
IPMI (Intelligent Platform Management Interface)を使用してクラスタ・ノードを管理できるようにするには、次のハードウェアおよびソフトウェアの要件を確認します。 - IPMI管理ネットワークの構成
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)または静的IPアドレスにBMC (Baseboard Management Controller)を構成できます。 - IPMIドライバの構成
Oracle ClusterwareがBMCと通信するには、システムの再起動時にIPMIドライバが使用できるように、IPMIドライバが各ノードに永続的にインストールされている必要があります。
関連項目:
インストール後にIPMIの構成を行う方法の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください