異機種間サービス構成情報

異機種間サービス・コンポーネントは、汎用コードで構成されており、様々なOracle以外のシステムで機能するように構成する必要があります。

構成情報は、各ゲートウェイのドライバ・モジュールに格納されます。この情報はゲートウェイへの接続が確立された直後にOracleデータベース・サーバーにアップロードされます。構成情報には次のものが含まれています。

データ・ディクショナリ変換ビュー

データ・ディクショナリ変換は、Oracle以外のデータ・ディクショナリ表のビューです。

これらのビューにより、異機種間サービスでは、Oracleデータ・ディクショナリ表への参照を、Oracle以外のシステムのデータ・ディクショナリから等価の情報を取得可能な問合せに変換できます。

異機種間サービス初期化パラメータ

異機種間サービスの初期化パラメータには、次に示すように2つの機能があります。

  • ゲートウェイを詳細にチューニングし、ゲートウェイおよび異機種間サービス・コンポーネントのパフォーマンスとメモリー使用率を最適化する手段をユーザーに提供します。

  • ユーザーはゲートウェイ(および異機種間サービス)に対して、Oracle以外のシステムの構成(Oracle以外のシステムで使用される言語など)を通知できます。初期化パラメータは、Oracle以外のシステムの構成可能なプロパティに関する情報を異機種間サービスに提供します。

V$HS_PARAMETERビューを問い合せると、セッションの異機種間サービスの初期化パラメータを確認できます。初期化パラメータをゲートウェイ初期化ファイル内で設定できます。

機能

機能は異機種間サービスに対して、Oracle以外のシステムの制限事項(サポートされているSQL文のタイプなど)と、Oracleのデータ型とSQL式からOracle以外のシステムのデータ型および式へのマッピング方法を指示します。

機能は、異機種間サービスに対して、Oracle以外のシステムの構成不可のプロパティを指示します。機能は変更できません。